「なんとなく毎日が過ぎるのを待っている人生ではなく、自分のやりたいことがあって、そのために過ごしている人生でありたい」
「自分のやりたいことを仕事にしなかったら、人生の多くを使う仕事の時間は、毎日つまらない、本当にやりたいことをお我慢する時間になる。自分のやりたいことを仕事にすることで100%自分のやりたいことをできる人生にしたい」
「僕は、人生をお金に変えるマシーンでもないが、お金がないとやりたいこともできない」
この三つの連立方程式を解く答えを見つけた。
次のことを達成すればいいのだ。つまり、
「やりたいことがあって、それが人生になって、それでお金が稼げるようになる」(P.30)
SNSのGREEを楽天社員時代に個人で一人で作り、サービスの広がりを受け、株式会社化した、田中良和氏の自伝。
ひとつことに集中すること、人との出会い・つながり、仕事の進め方、会社経営、等々、著者の経験・考え方を通して、非常に学びの多い本です。
冒頭の言葉もそのひとつ。
当たり前のこと、かもしれませんが、ほとんどの人はそれが出来ていないんじゃないか、と思います。
著者がそこに辿りつくまでの猛烈な努力を読むと、
それがいかに大変なことか、伝わってきます。