ダイヤモンド社 (2005/08/20)
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「ポイントはね、人間もゴーイング・コンサーンだと気がついたってことなんだよ」(P.55)
来月で三十路を迎えるheydayですが:-)
まだぎりぎり20代なので、読んでみました。
(いや別に何歳でも読んでいいんでしょうけども)
3人の20代の若者に、著者をモデルとした40代のコンサルタントが、
20代で鍛えるべき仕事筋や、成功・生き方についてアドバイスをしていく、
という小説仕立ての本です。
各章の最後にまとめが載っているので、
まずはそこをざっと見て、小説部分はまだほとんど読んでいません。
まとめで気になった部分を探して、ディッピングを少々。
それだけでも、著者の山本さんの主張は理解できると思います。
以下の三つの病が若者に蔓延していると山本さんは主張します。
「生き急ぎ症候群」
「成功呪縛病」
「戦略偏執症」
そして、「生き急ぎ症候群」のくだりで、以下のように述べています。
『成功者とは永遠に成長を目指し挑戦し続ける人』(P.54)
「生き急ぐな」と。
そして、冒頭の「ゴーイングコンサーン」と続きます。
「アーリーリタイヤ」みたいな言葉がはやったりしていることに、
警報を鳴らしているのでしょうね。
急いで成功することを目標にしても意味がない、挑戦し続けろ、と。
この考え方には共感します。
「Life is always challenge.」
以前転職を考えているときに、シンガポール人の同僚からそう言われ、
転職を決意したことがあります。
Life is always challenge.
この言葉、何かを始めようとかって悩んでるときに唱えると、
背中を押してくれます。
そんでもって、仕事筋。
「極端力」「努力力」「学習力」「受容力」。
これら四つの要素を全て合わせた苦労力(苦労に立ち向かえる力)を鍛えること。
それが「仕事力」を鍛えることだ、と。
この中で、「受容力」が今の自分には必要かも、って思いました。
「受容力」とは、
極端に集中し、努力し、学習力を身につけ、
そして、自分の力ではどうにもできないことは受け入れる、
達観する力(P.208)
つまり、「結果を気にすんな」ってこと。
行動して努力した結果は、淡々と受け入れましょう、と。
タンタンと、ね。
これって結構大事。
やっぱり努力したあとの結果って気にしちゃうので。どうしても。
「受容力」、つけていきたいですね。
それ以外の「仕事筋」や、キャリアアップについての考え方等、
参考になる部分がたくさんあります。
全体的に著者の山本さんの主張は理解しましたが、
小説仕立ての本文からは、マインド的な部分が伝わると思うので、
今度全体通して読んでみます。
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書評頂きどうもありがとうございました。
●土井…