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腹を括る

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シリコンバレー滞在9日目。

USに滞在中、オン(平日)・オフ(週末)ともにそれなりに忙しく楽しく過ごしている。

ただ、オン=仕事の量がここ数日で急に増えてきて、それに伴い、時間的に忙しいのはもちろん、気持ち的にも何かに追われている感がいつも頭のどこかにあって、ストレスになってきている。

普段は自分の仕事量やストレスをある程度コントロールできているのだけど、時々そのコントロールの限界に近くなることがあり、そうなってしまうと何だか気分が冴えなくなってしまう。そんなときは意識して自分自身を盛り上げる必要があったりもするのだけど、そういうのも疲れてしまうので、僕にとって一番効くのが「腹を括る」ということ。

というか、腹を括るしかないのだよね。「忙しい」だの「ストレスがたまる」だのと、何を言おうとも、会社が自分に求めていること、そしてそれに対して自分がコミットすべきことというのに変わりはないわけで、そこはもう雇われて給料もらって仕事している以上、腹を括ってやるしかない。

と、当たり前のことを考えつつ、同じ腹を括るにしても、自分自身が楽しめること、つまりやっていても時間や色々なところからのプレッシャーに対してストレスを感じる必要のない仕事をやるほうがいいよなあ、と強く思い始めている今日この頃なのである。今と同じ、あるいは今以上に忙しくてやることが増えたとしても、そこからストレスを感じなければ、それは楽しめているということ。そんな仕事をやりたいものだ。そろそろ、そういう仕事を本気で考えてもいいのかもしれない。自分のためにも、家族のためにも。

最近のバラエティ番組のくだらなさは救いようがない

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うちではいわゆるゴールデンタイムにTVをつけていることが、ほとんどなくなってしまった。

TVで見るものはニュースやスポーツ中継ばかり。ただ、ごく稀に気になるTVドラマがあったりもする(今年はNHK大河ドラマの龍馬伝を欠かさず見ている)。それ以外はほとんど見ない。時々「人志松本のすべらない話」や「ガキの使い」や「アメトーク」を見たりするくらい。

いわゆるゴールデンタイム(夜7時〜10時あたり)にやっているTV番組はくだらなすぎて全く見る気がしないし、BGM的に垂れ流すこともしない。うるさいから。気が向いたときにNHKをつけたりもするけど、ニュースを見たら、あとはTVを消してしまうか、古畑任三郎のDVDを流すか、という感じ。

最近のTV番組、特にバラエティ番組は本当に質が低いなあ、と思う。どれもこれも似たようなもので、何かこう、お笑い芸人やらタレントやらが集まって、何だかガヤガヤやってる。こんな同じように訳が分からなくて面白くもなくてくだらない番組をやるくらいだったら、もっとスポーツの生中継をやってくれよ、と心から思う。

TV番組の質、特にバラエティ番組の質が本当に低いなあ、と思い始めたのは、年を取ったからなのか、それともどの世代の人も同様に感じている人がいるのかは、よく分からない。ただ、ドリフやひょうきん族のような往年の王道お笑いバラエティ番組をリアルタイムで楽しんでいた世代の一員としては、今のバラエティ番組の低俗さに本当に嫌気がさしてしまう。まあ、ドリフもひょうきん族も低俗といえば低俗だったけど、楽しい低俗だった。今のバラエティ番組の低俗さは何と言うか嫌気がさす低俗さなんだな、うん。まあ、見なきゃいいだけの話だし、実際見ないからいいんだけどさ。

根や幹の部分を太く深く

進化しているように見えるのは、
枝葉の部分が多い。
もっと根や幹の部分のことについては、
昔の人達から学ぶことばかりだという気がする。
『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 1月28日の言葉

何か、分かる気がする。
「進化する」ってどういうことなんだろう。
乱暴に言えば、「進化する」っていうのは「便利になる」っていうことと、
限りなく同意に近いのかもしれない。
んん、それだけじゃないな。
「進化する」=「人間がこの地球で過ごしやすくなる」又は「人間が地球を制圧していくこと」。
そういうことかもしれない。
「根や幹の部分」ってどういうことなんだろうって考えた。
自然を大切にしたり、自然と共生する尊さを知っていたり、
相手を、自分以外の存在を思いやったり。
または、真剣に生きたり。
そういう本来人間が持っている深い部分、まさに人間の根幹をなす部分のこと。
そういうことかもしれない。
確かに昔の人は、そういう「根幹」が今よりもっともっと太くて深かったんじゃないかな、と思う。
歴史上の人物じゃなくても、普通の人も太い「根幹」を持っていたんじゃなかな、と思う。
今という時代を生きる僕の根幹は、昔の人に比べたら、確かに頼りない。
そんな頼りない根と幹に「進化」(便利)という枝葉ばかりが広がっている。
そのうち、広がりすぎた枝葉に僕の根幹は栄養を取られすぎて、
もっともっともろくなって、大切なことを忘れてしまうかもしれない。
だけど、今を生きる僕らの根幹も心がけ次第でいくらでも太く深くなる、
ってことを僕は知っている。
そのために、昔の人や自然や宇宙から、多くのことを学んでいきたい。
そんなことを考えた。

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ビーズをつなごう

昨日は、フォトリーディング同期でコーチングの勉強をされているAさんと、コーチングの打合せを兼ねて飲んできました。
コーチングとはこういうもんだよ、ということを教えていただき、今後のスケジュール等を相談したあとに、飲みながら色々とお話をしました。お話というか、既にコーチングのセッションが始まっているかのように、Aさんに色々と質問をしていただいて僕が答えていたのですが、その割と短い時間の中で、今の自分の考えていることややるべきことが、かなり浮き彫りになりました。質問力って本当に凄いなと再認識。
Aさん曰く、「答えはほとんどあなた自身の中から出ているんですよ」とのこと。確かにそうかもしれません。何となく普段考えていることが質問によって具体的で明確になった、という感じです。的確な質問によってそれを導き出してくれたAさんに感謝です。
そんな昨日の話のなかで、Aさんが言ってくれたことで、凄く気が楽になったものがありました。

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二時間の楽しみ方

昨晩、世に言うTVの「ゴールデンタイム」(19~22時くらい?)に、一個前のエントリーで紹介したぶらんこ乗りを読みました。
想像を膨らませ物語を楽しみながら、じっくり読んで、約二時間で読了。とても有意義な時間を過ごしたな、と感じています。
僕は最近、特に「ゴールデンタイム」にはTVを観ません(正月にやっていた古畑任三郎ファイナルは観ましたけども)。以前は特に観たいチャンネルがなくても、とりあえずTVをつけてやっている番組をボーっと観て時間が過ぎてく、ということをしていたのですが、そうやって過ごした後に空虚感みたいなものを覚えることがよくありました。いい番組に出会って観てよかった!って思うことも、たまにはありましたが。
TVをボーっと観て過ごしたあとに感じる空虚感と、想像力を働かせながら楽しんだ読書のあとに感じる充実感。あるメディアを楽しむという部分で、ある意味同じ二時間を過ごしているのに、感じ方が180度違う。その理由として、受身か積極的か、という違いも大きいとは思いますが、もうひとつ大きな理由として「想像力」があるんじゃないかな、と思ったりしました。

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どんな仕事もおもしろおかしく

 この世の中、つまらないと思ったらつまらないことだらけですよ。
でも、どんなことでも、どんな仕事でも、おもしろおかしいものに変えてしまう知恵とガッツが人間にはありますよね。
そういうチャレンジ精神を内在している人間の能力は計り知れないし、本当にいとおしいなって思うんです。
(P.1)
堀場雅夫 – 「人間って素晴らしい、仕事はおもしろおかしく」 - 日経ビジネス2005.12.26-2006.1.2 新年合併号

「人間って素晴らしい、その人間が人生の大半の時間を過ごす会社がつまらない場所であってはいけない」という堀場製作所最高顧問の堀場雅夫氏は、社是を「おもしろおかしく」にしてしまったそうです。役員に猛反対されたそうですが、社長退任祝いで通してもらったとのこと。
社員を人間として尊敬し、愛しているからこそ言える言葉だと思います。働くなら、こういう考え方を持った社長・会社で働きたいものですね。
そして、会社にそれを望むだけではなく、自分自身の人生も「おもしろおかしく」過ごしていきたいものです。