Tag Archives: Book

「できる人」の時間の使い方 by 箱田忠昭

西洋のことわざに、
「Today is the first day of the rest of your life (今日は残された人生の最初の日である)」
というのがあります。(P.45)

お金と違って、時間は取り戻せない – 「時は命なり」。著者の箱田先生はそうおっしゃいます。本著では、そんな何者にも替え難い「時間」をいかに無駄にせず有効に使うか、その考え方・方法を紹介しています。

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イチロー思考 by 児玉光雄

イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫
児玉 光雄
東邦出版 (2004/12)
売り上げランキング: 11,508

77のイチロー語録からそのプロ意識・発想を分析して、仕事や自己啓発、生き方等の学びを紹介している本著。イチローのイチローたる所以が非常に良く分かります。全ての言葉が役に立ちますが、その中でも今回特に響いたのが以下の三つです。
量をこなせばだれもが天才に近づける

「僕を天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。
 毎日血のにじむような練習を繰り返してきたから、
 いまの僕があると思っています。
 僕は天才ではありません。」
(解説より抜粋)
 やるべきことに徹底的に打ち込んでみよう。たとえそれがうまくいかなくてもあらたな改善を加えて繰り返そう。その繰り返しがあなたに偉大な仕事をさせてくれる。
(P.87)

成功するには、やるべきことをコツコツと継続すること。遠回りのようでも、それが一番の近道だ - 「継続は力なり」。イチローはそう言います。これはイチローだけではなく、成功している人や天才と呼ばれている人が口を揃えて言っていることですね。今、ここで、僕達がしていること。それが将来の自分を形作っています。深いこだわり・高い意識を持って、今やるべきことを精一杯継続してやることで自分の「根」がどんどん深くなります。それを実践してきたイチローの「根」はどこまでも深いと思いますが、僕達でも「根」を深くすることができます。この言葉にはそんな風に勇気づけられます。
何事も楽観主義で臨もう

「空振りとか三振だとかに一喜一憂はしないということが大事です。
 そこで、打てない、もう駄目だと思ってしまったら、
 次の打席には立てないですよ。
 たとえ、3打席、4打席駄目であろうと、
 『次』につなげる打席にしなければ、打ち取られてしまうでしょう。
 三振しても、打ち取られても、
 そのピッチャーを打つための『なにか』を得られればいいわけで、
 僕は打席ごとに勝った負けたと騒がないように心がけています。」
(解説より抜粋)
楽観主義者は「・・・できる」という言葉で締めくくる。一方悲観主義者は「・・・できない」という言葉を頻繁に口にする。思考が行動をコントロールするのだから、「・・・できる」という言葉で締めくくることを口癖にしてしまおう。それだけであなたは簡単に楽観主義者の仲間入りができる。
(P.87)

失敗に一喜一憂しないこと。失敗が続いたとしても、そこから何かしら学ぶことがあるものです。「そのやり方がダメだったってことが分かった」だけでも何かを得たことになる、発明王エジソンもそんなようなことを言っていたと思います。どんなことからも学んでやろうという意識があれば、失敗なんてのは存在しないんですね。全ては捉え方次第。うまくいかなかったときに落ち込まないで、「ああ、このやり方・選択は外れってことか。よっしゃ分かった。けど何で外れだったんだろう??」「どうしてうまくいかなかったんだろう??」と楽観的に前向きな反省をすることから、「学び」を得ることができるようになると思います。そうして得た「学び」は次に必ず繋がっていきます。
客観的になればどんな状況でも平常心を保てる

「94年から96年までの自分が見えていない経験からは、
 『客観的に自分を見なければいけない』という結論に達したんですね。
 自分はいま、ここにいる。でも、自分のナナメ上にもう一人自分がいて、
 その目で自分がしっかりと地に足が着いているかどうか、
 ちゃんと見ていなければいけない。そう思ったんです。」
(解説より抜粋)
 すきま時間を活用して、積極的に自分を客観的に観察するイメージトレーニングを趣味にしてしまおう。それが潜在能力を発揮する大きな武器になる。
(P.157)

今、自分のしていることや考えていることを客観的に観察すること。これは「継続すること」と同様大切なことだと個人的に思います。「方向は正しいか」「人と比較していないか」「楽しんでるか」・・・。こういった質問を自分に投げかけることで、好不調の「波」が小さくなっていくのでは、と思います。ただ闇雲に行動していると、ふとしたきっかけでそれが途切れたときに、ズドンと落ちてしまい、なかなか這い上がってこれません。僕自身、そういったことを経験したりしました。また、自分を観察することはモチベーションの維持にもつながると思います。一過性のやる気ではなく、客観的に自分を観察しながら平常心を保ち「地に足のついた」やる気を継続していく。ここが継続できる人とできない人の一つの分かれ目な気もします。
今回は上記三つの言葉が特に響きましたが、違うタイミングで読んだらまた違う言葉が響きそうです。どの言葉も「イチローイズム」なので参考になるのですが、全部を一気には消化するよりも、今の自分にとって響く言葉を捉えてそれについて思いっきり考えるほうが有効だと個人的には思います。それを何度も繰り返せば良いのです。それこそ楽観的に

図解 フィンランド・メソッド入門 by 北川達夫

図解 フィンランド・メソッド入門
北川 達夫 フィンランドメソッド普及会
経済界 (2005/10)

「ミクシ?(どうして?)」
 フィンランドの小学校で、いちばんよく聞く言葉がこれです。生徒が発言すると、先生が即座に「ミクシ?(どうして?)」と聞くのです。(P.38)

世界各国の15歳の子どもを対象に実施している国際統一テストの読解力テストで二回連続一位のフィンランドの教育は、子どものグローバル・コミュニケーション力を養うのに非常に適したものとなっているようです。

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カリスマ体育教師の常勝教育 by 原田隆史

カリスマ体育教師の常勝教育
原田 隆史
日経BP社 (2003/10/16)
売り上げランキング: 3,864

「お前の敵は誰か?」
「私です」
「よっしゃそうや。自分と戦うんや。裏表なくさぼったらいかんのやで。そのことの積み重ねが日本一になるんや」
 そういうと生徒はニッコリします。(P.162)

すごい本に出会ってしまいました。

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リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間 by 高野登

 さて、会社をスタートさせた一九八四年、W・B・ジョンソンのもとに集まった五人のホテリエ達は、
「リッツ・カールトンはお客様や従業員にとってどんな存在であるべきなのか。そのために私たちは何をすべきなのか」
 ということを徹底的に話し合いました。そしてその結果を一枚の紙にまとめあげました。
 その内容こそがクレドです。つまりクレドとはリッツ・カールトンの理念や使命、サービス哲学を凝縮した不変の価値観であり、時流や地域性に左右される性質のものではないのです。(P.45)
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間

リッツ・カールトンの提供するホスピタリティの原点が詰まっているのが、このクレド=信条・理念、です。

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読書力 by 斎藤孝

 満足できない、ただ難解なだけの内容空疎な文章なのか、わからないながらも内容が高度に詰まっている、「満足できるわからなさ」という種類の文章なのか。これを見極めることが読書力向上にとっての鍵になる。(P.106)
読書力

読書力向上のためには、「わからなさを溜めておく」ことが大切。

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出会いを生かせば、ブワッと道は開ける! by 中村文昭

出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!
中村 文昭
PHP研究所 (2005/10/25)

 悩みの上手な乗り越え方として、僕の友人のことを紹介します。彼は悩んだとき、「よくあること、よくあること」と唱えて、気持ちを軽くしています。また、「修行、修行」と言って心の原動力にしています。もう一つつけ加えるなら、「ネタ作り、ネタ作り」です。逃げるより立ち向かうこと。そんなときこう言って、気持ちを楽にしてみるのもいいかもしれません。(P.60)

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろの著者、中村さんの新刊です。題名にある「出会い」以外にも、ブワッと道を開くために生かせる考え方やヒントが様々なエピソードを踏まえながら紹介されています。

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富を手にする「ただひとつ」の法則 by ウォレス・D・ワトルズ

富を手にする「ただひとつ」の法則
ウォレス・D・ワトルズ 宇治田 郁江
フォレスト出版 (2005/07/22)
売り上げランキング: 1,549

 思考された形は≪始原物質≫に伝えられ、現実の形となって創り出されます。
 人間は思考の中心であり、ものを考え出すことのできる存在です。
 人間の手でつくり出される形はみな、もともとは頭の中で考えられたものでした。人間が思考してはじめて、ものを現実の形にできるのです。(P.34)

『思考の現実化』という成功法則ではよく言われることですが、それがなぜなのかというのを≪始原物質≫の存在に焦点を当てることから、「科学的」で「確実」な「豊かになる法則」が本著では説かれています。

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