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ベストをつくすということ

何にでもベストをつくせば
負けても嬉しいんだよ。
<岡本太郎さんの言葉
 『TAROのひとこと』より>
ほぼ日手帳2006 – 2月25日の言葉

金メダルを取った荒川静香が、
「メダルは狙わず、自分の演技ができれば・・・」
というようなことをインタビューで言っていた。
得点にならないイナバウアーを演技に取り入れてまで、
自分の演技にこだわって、金メダルを取ってしまった彼女。
本当に楽しそうに演技をして、
終わったあとの満足そうな顔を見ていると、
金メダルを取ったことよりも、
最高の舞台で自分の演技をしきったことのほうが、
彼女にとっては意味のあることなのかも、
って思ったりした。
かたや、何かの番組で、パンチ佐藤か誰かが、
「スルツカヤがジャンプしたときに、『ドンッ』って言ったら、
 転倒したんですよ!」
って誇らしげに話していた。
しかも、散々繰り返させる取材で疲れきっているであろう
荒川静香本人に対して。
彼女は明らかに困った表情をしていた。
彼女にとっては、スルツカヤが転倒しようが何しようが、
自分の演技ができれば、それで良かったのだから。
実際、彼女は他の選手の演技は見ていなかったと、
インタビューで言っていたし。
明らかに、「自分の演技」にこだわって、
その結果金メダルを取った彼女に対して、
あまりにも失礼な発言。
いい加減にしてほしい、と、TVを見ていて、
久しぶりに腹立だしい思いをした。
ベストを尽くすっていうのは、
イコール、自分自身と真っ向勝負すること、だと思う。
その結果、他人との争いの結果としての勝敗っていうのは、
ベストを尽くした人間にとっては、あまり意味のないことなのかもしれない。

「お前の敵は誰か?」
「私です」
「よっしゃそうや。自分と戦うんや。裏表なくさぼったらいかんのやで。そのことの積み重ねが日本一になるんや」
 そういうと生徒はニッコリします。(P.162)
 
カリスマ体育教師の常勝教育

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カリスマ体育教師の常勝教育 by 原田隆史

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原田 隆史
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「お前の敵は誰か?」
「私です」
「よっしゃそうや。自分と戦うんや。裏表なくさぼったらいかんのやで。そのことの積み重ねが日本一になるんや」
 そういうと生徒はニッコリします。(P.162)

すごい本に出会ってしまいました。

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