昨晩、世に言うTVの「ゴールデンタイム」(19~22時くらい?)に、一個前のエントリーで紹介したぶらんこ乗りを読みました。
想像を膨らませ物語を楽しみながら、じっくり読んで、約二時間で読了。とても有意義な時間を過ごしたな、と感じています。
僕は最近、特に「ゴールデンタイム」にはTVを観ません(正月にやっていた古畑任三郎ファイナルは観ましたけども)。以前は特に観たいチャンネルがなくても、とりあえずTVをつけてやっている番組をボーっと観て時間が過ぎてく、ということをしていたのですが、そうやって過ごした後に空虚感みたいなものを覚えることがよくありました。いい番組に出会って観てよかった!って思うことも、たまにはありましたが。
TVをボーっと観て過ごしたあとに感じる空虚感と、想像力を働かせながら楽しんだ読書のあとに感じる充実感。あるメディアを楽しむという部分で、ある意味同じ二時間を過ごしているのに、感じ方が180度違う。その理由として、受身か積極的か、という違いも大きいとは思いますが、もうひとつ大きな理由として「想像力」があるんじゃないかな、と思ったりしました。
物語を読むとき自然に想像力を働かせていると思います。登場人物の姿や声、風景等、とても多彩な場面を想像して、頭の中にその物語の世界が出来上がる。物語からの想像によって自分自身で作り上げた世界で、その物語が展開していく。TVや映画のように、読書ほどの想像力を必要としないメディアに較べて、「物語を読む」という行為は本当に贅沢で楽しいものなんだな、と改めて実感。
とはいえ、映画は昔から大好きなので、これからもたくさんの映画を観るつもりです。これはやめられません。ただ、二時間という時間を楽しむメディアとして、「本」もたくさん読んでいきたいなと思ったのでした。
TVは・・・、やっぱりあんまり魅力を感じない、かなあ。古畑任三郎のような上質なドラマならいくらでも観たいんですけどね・・・。最近はニュースの情報源も、ラジオかネットになってるし。