Monthly Archives: August 2006

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール by 野口嘉則

鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール
野口 嘉則
総合法令出版 (2006/05/10)

「人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気付かせてくれるために起こります。
 そして、あなたに解決できない問題は決して起きません。
 あなたに起きている問題は、あなたに解決する力があり、そしてその解決を通じて大切なことを学べるから起こるのです」(P.90)

「幸せ成功力コーチ」の野口嘉則氏が書いているブログ『幸せ成功力を日増しに高めるEQコーチング!』で紹介され、「読んだ人の9割が涙した」という『鏡の法則』という記事があります。その記事は、こちらから読むことができます。本著はその記事全文に解説を加えたものです。
鏡の法則というのは、「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」(P.68)という法則です。言い換えると、「自分の心の波長にピッタリな出来事が起きる」ということ。これは、『鏡の法則』を実際に読むと、どういうことかもう少し分かります。泣けるかどうかは別として、読んだことがないかたは一度読んでみてもよいかと思います。
本著では、『鏡の法則』の解説以外にも、「ゆるすための8つのステップ」というものが紹介されています。ここではそのステップの詳細紹介は省きますが、「ゆるすということ」の大切さを学ぶことができます。
冒頭で紹介した言葉は、ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』でも書かれている、「人生で起こる『結果』の『原因』は必ず人間の心の奥底にある」という法則に通じるものがあります。自分に起きている問題で解決できない問題はない、と言われると逃げ道がなくなり、その問題に対する責任も重大になりますが、どんな問題も「自分の心が原因している」というのは、恐らく真実だと思います。良くも悪くも今起きていることの原因は全て自分にあることを意識していきたいと思うのです。

メッセンジャー2.0号キャンペーン!

今や僕の情報収集生活には欠かせないツールとなった、サーバーインストール型RSSリーダー「FreshReader」と、メールでブックマークツール「あとで読む」。
快適なRSSリーダーをお探しなら – FreshReader
「あとで読む」っつって読まない、そんなあなたへ
これらを提供しているサイトフィードさんから新たに会議型メッセンジャー:フレッシュミーティングがリリースされています。いつも通り、百式の田口さんが速攻レビューしています。手抜きなようですが、そちらでの紹介がパーフェクトなので、詳細機能はそちらを参考にしていただければと。

待望の「フレッシュミーティング」、速攻レビュー!
導入することで社内のコミュニケーション向上と「言った言わない」水掛け論の排除、等々、様々な効果が期待できそうです。ただ、残念ながら今のところ、僕のいる会社で導入するのは難しそうなので、まずはこのブログやFreshReaderでも利用しているレンタルサーバーにインストールして、友達や彼女と利用してみたいと思います。
いつもだったら、実際に使用してからブログに書くのですが、今回はこのキャンペーンに参加したいがために、見切り発車で紹介しています。

メッセンジャー2.0号プレゼントキャンペーン
メッセンジャー2.0・・・。なんて素敵な響きでしょう。
相棒を裏切るわけじゃありませんが・・・、当たったら嬉しいなあ。
【関連エントリー】
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僕の相棒を紹介します

ハートブレーク

うちの弟は中学生のとき、英語のテストで、
「early this morning(今朝早く)」を
日本語にしなさい、という問題に、
「エリー、おはよう」と答えていた。
『言いまつがい』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月17日の言葉

あんまり関係ないけど、この間オフィスで交わした会話が個人的に面白かったので、紹介。
Richard:「Have you had a lunch?」
僕:「Yes, I had some.」
Richard:「You heartbreak??」
僕:「…」
これ、僕の発音が悪くて、Richardが「had some」と「Heratbreak」を聞き間違えたのかな、と思っていたんだけど、mixi日記にこの会話を書いたら、マイミク仲間から、
Richard:「飯食った?」
僕:「ちょっとだけ…」
Richard:「失恋デモしたのか?」
っていうRichardの冗談だったんじゃないか?ってコメントされて、それもそうかもしれん、って思ったりもした。けど、あのときのRichardの「You heartbreak?」って言ったときの表情があまりに真剣だったので、聞きまつがいなのか冗談なのか、未だにワカラナイまま過ごしている。
Richard、あれは聞きまつがいか?冗談だったのか?
今更、聞けないしな・・・。謎のままにしておこう。

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8月15日

この8月15日を忘れずにいることが、
とても大事なことのように思います。
来年も再来年も、ずっと先の年まで、
日本が加わった最後の戦争が終わった日として、
8月15日があればいいと思います。
『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月15日の言葉

8月15日という日は、僕達日本人にとって特別な日であることは、間違いないわけで。
そして、この日に対する思いもそれぞれなわけで。
それでいいんだと思う。忘れさえしなければ。

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朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ by 高井伸夫

朝10時までに仕事は片づける―モーニング・マネジメントのすすめ
高井 伸夫
かんき出版 (2002/12)
売り上げランキング: 56,187

 これからの時代は人を頼って生きるのではなく、自分を鍛え、自分なりの目標を持ち、その目標達成のために前向きに生きることです。
 昔、ギリシャの賢人が弟子から、
「人生最高の楽しみとは何か」
 と聞かれて、
「目標を作って、その達成のために生きることだ」
 と答えています。
 二十一世紀が自力更生、自己責任といわれ始めたことは、期せずしてギリシャの賢人が「人生最高の楽しみ」と教えてくれた人生を歩むお膳立てが整ってきたということです。(P.193)

パワーモーニンガーになるための手引書です。
※パワーモーニンガー = パワーモーニングを実践する人。
※パワーモーニング = 仕事の生産性を高め、一日の段取り設計を行うために重要な位置付けをもつ朝の時間帯。
僕も、基本的には5時に起きて、インプット・アウトプットの時間に当てようとしているんだけど、なかなか完全なパワーもーニンガーになりきれないでいます。出来るときはできるけど、出来ないときは本当にできない。そのギャップには我ながらあきれるところで、何とか本物のパワーモーニンガーとなるべく、この本を手に取りました。
「早起きの三つの得」として、「時間が増える」「頭がクリアになる」「健康と長寿が手に入れやすくなる」、と著者が書かれている通り、早起きするといいことが多いです。悪いことはひとつもない、と言っても言いすぎではないでしょう。何より気持ちがいい。そして出勤前の時間に余裕が持てる。また、勉強したりブログ書いたりして、一日の始めからそういう何かをやり遂げると、その一日にハリが出ます。
そういう「得」を経験して分かっていながら、なぜ起きれないことがあるのか。その答えはある程度自分のなかで出てはいたのだけど、本書を読んで改めて思い知りました。それが冒頭で紹介した文につながるわけですが、つまり「何のために早起きするのか?」ということをもっとちゃんと考えるべきなのです。それは「目標を達成するため」「なりたい自分になりたい」ために他ならないわけで、ただ「朝は気持ちいい」とか「電車が空いてる」とか、そういう動機だけだと、元々夜型生活が学生のころから染み付いている身体と脳を作り変えるには足りないんです。もちろん、こういう動機はきっかけとしてはいいとは思いますが、それだけだと長続きしないのでは、と個人的には。
何のために早起きするのか?
この質問に明確に答えることが出来るようになれば、ほとんど努力しなくても、早起きすることなんてそれこそ朝飯前になると思います。
本著では、睡眠についてや、早起きするための具体的な方法等も少しだけ紹介されていますが、どちらかというと、「なぜ早起きするのか?」という仕事人としての心構え的なものが多く紹介されています。個人的には、まさにその部分が知りたかったので、とても参考になりました。仕事に対する熱い考え方がたくさん紹介されているので身が引き締まります。
これからは何のために早起きするのか?を常に意識しながら、早起き生活を続けていきたいと思います。

あなたは恥ずかしがりやですか?

-あなたは恥ずかしがりやですか?
わたしは恥ずかしがりやだ      82.4%
わたしは恥ずかしがりやではない   17.6%
『日本人の思い』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月14日の言葉

僕は恥ずかしがりやだ。
ただ、そうは言ってらんない場面も生きてりゃたくさんあるので、恥はかきすて!って腹括って思い切ることもできる。人間、腹括れば大概のことは出来るもんだ。

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お盆について

何かのかたちで区切りをつけないと、
いつまで別れを惜しんでいればいいのかわからないから、
花を飾ったり、香を焚いたり、服装を変えたり、歌を歌ったり、
特別な言葉を唱えたりして、
「ここまでにしておきましょう」と、するわけだ、たぶん。
区切りとか、儀式とかって、実は大事なんです。
『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月13日の言葉

お盆の時期だ。世間ではお盆休み(=夏休み)の会社も多いのでは。
そういえば、会社で出張に来ている外人さんに「何で日本はこの時期休むの?」って聞かれて、曖昧な答え(先祖と会える時期だから、みたいな)しか出来ず、自分の生まれた国のことをちゃんと説明できないなんて、何か情けないな、って思ったりした。
そんなわけで、我ながらけしからん日本人だなと反省しつつ、お盆について調べてみる。

お盆とは – はてな
■盂蘭盆のこと。
夏に行われる先祖を供養する仏事。盆。また、その日付を中心とした数日間を、夏季休業期間に当てている企業・医療機関が多い。
会社が著しく弛緩する時期。半ズボンで出社する社員さえいるし、早く帰ったくらいでは、なにも言われない。出勤時間帯の電車は著しくすいているが、その車中は「なんで俺ら(わたしら)会社行ってんだろ…」という、バッドな空気が流れている。

バッドな空気・・・。確かに。
いや、そういうことじゃなくて、もっとこう由来的なものを詳しく知りたい、という場合は、はてなの「お盆とは」をさらに読むか、Wikipediaを読んでみてください。
お盆 – Wikipedia
ちなみにお盆の正式名称は「盂蘭盆会」。語源は、梵語(サンスクリット語)らしい。
今回のように、自分の生まれた国のことをあまり知らない、というのは、外人さんと話したりしてると、よく感じる。外のことを知る前に、もっと自分の国のことを知らねば。

20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則 by 熊谷正寿

20代で始める「夢設計図」-必ず“スピード成功”する5つの原則
熊谷 正寿
大和書房 (2005/04/20)
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「時間がない」と嘆いている時間がもったいないと考え、何か別のもっと生産的な行動に時間を振り分けることのほうがずっと大切です。私は、
「最大限の時間を夢・目標を実現するために使う」
 ことをモットーとしています。
 そのために、時間のムダを徹底的に省くよう心がけています。
「1日1分の節約が、年間約6時間以上もの時間を生み出す」
 という観点から、何も生み出さない時間を最小限にする工夫を惜しまないのが信条です。(P.188)

夢手帳・熊谷式(クマガイスタイル)』の熊谷氏による20代向けの成功ノウハウ本です。熊谷氏の時間の使い方は驚異的なほど徹底的にムダを省いている、というのを何かで見聞し、その部分を特に知りたくて読みました。
冒頭で引用させていただいた部分の「1日1分の節約が、年間約6時間以上もの時間を生み出す」という観点から、熊谷氏の時間に対する思い入れの強さに少し触れた気がします。また、このくだりで、時間をつくるために「カットすべき5つの時間」というのが紹介されていますが、それがまた徹底されています。これらの時間をカットできれば、確かに時間はいくらでも作りだせます。
【カットすべき5つの時間】
1. 探し物をする時間
2. 何も考えずにボーっとしている時間
3. 過去を悔やみ、将来を憂えて、くよくよと過ごす時間
4. 集中力散漫で過ごす時間
5. 長い前置きの時間
こういった熊谷氏の時間に対する考え方を読んでいて思うのは、やはり何よりも明確な「夢設計図」を持っている必要があるということです。冒頭の言葉にもあるとおり、「最大限の時間を夢・目標を実現するために使う」のであって、時間をいかに有効活用するか、だけを考えて実践しようとしても、多分何も得れるものはないのでしょう。実践できたとしても長続きしないような気がします。何のために時間を有効活用したいのか?というのを改めて考えさせられました。
メモの大切さ等も本著では紹介されていて参考になる部分が多いのですが、やはり考えるべきは、「何のために?」というところだと思います。それは言うまでもなく「夢設計図」を完成させるため、です。時間有効活用やメモ、読書等は確かに大切なことですが、何のためにそれをするのか?したいのか?という問いに明確に答えることが出来ないようであれば、あまり意味のないものとなってしまうと個人的には思います。
そんなわけで、今回は時間有効活用やメモ、読書の大切さ等、「やり方」の部分を中心的に読んだので、本著の最初の方で紹介されている「夢設計図を作ろう」という辺りはまだちゃんと読んでいません。ですが、キモとなるのは「ビジョン」や「夢設計図」なんだなと改めて思ったので、別の機会にじっくり読んでみたいと思います。今まで、「手帳本」的な色合いが強いのかな、と勝手に食わず嫌いしていた、ベストセラー『一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法』と合わせて。

一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
熊谷正寿
かんき出版 (2004/03/24)
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こころのモヤモヤを解き放つ 魔法の質問 by マツダミヒロ

こころのモヤモヤを解き放つ 魔法の質問
マツダ ミヒロ
サンマーク出版 (2006/06/21)

こころのエンジンに火をつける 魔法の質問』の著者、「質問プロデューサー」マツダミヒロ氏の2作目の著書です。マツダ氏曰く「前作の前に書きたかった本でもあります」。こころのエンジンに火をつける前に、じめじめしたこころのモヤモヤを解放するための質問が紹介されています。
前作『こころのエンジンに火をつける 魔法の質問』もそうですが、質問づくしな本なので、その質問に答えることで価値があがる本だと思います。ページ数もそんなに多くなく、ただ読むだけだと恐らく30分程度しかかからないかと思います。最初はそれでももちろん構わないかと思いますが、芯をつく質問ばかりなので、読んだ後に「回答タイム」をしっかりともうけたいものです。
僕の場合、その「回答タイム」もあまり大袈裟に考えずに、ひとつの質問に一分以内に答えようってくらいの気持ちで、一気に答えていきました。悶々する暇もなく一気に。そうすると一時間もかからないし、何より自分の本音により近い回答が得られたなと思っています。あんまり深く考えずに答える、というのは、むしろ本音(潜在意識といってもいいのかも)に近づくことになるんだな、というのはちょっとした発見でした。
あまり時間もかからない割に効果が大きい「回答タイム」。月に一回棚卸の意味でもその時間を確保しようかなと思ったりしました。
さて、せっかくなので、今回とくに個人的に響いた質問を紹介しようと思います。

嫌な部分を直していく、というよりも、
嫌な部分を捨ててしまう感覚で、
生きてみよう。
まさにこれは、
一皮むけるイメージだ。
直すと思うと大変だが、
捨てると思えば思い切れる部分もあるのだ。(P.76)

そして、『あなたは自分のどんなところを捨てたいですか?』という質問が続きます。嫌なところを捨てる=一皮むける、というイメージ。直さなきゃ、って思うことを捨ててしまう。このイメージいいです。そう、自分の嫌なところは捨ててしまって、脱皮していけばよいのです。
というわけで、今の自分から脱皮してさらに成長していきたいと思う人にはお勧めの実践本です。読む機会があったら、是非「回答タイム」を作ってみてください。何かが変わります。それが薄皮一枚だったとしても脱皮は脱皮です。

ひた走る前にすること

長年やってわかったことは、
何が得意で何が不得意かを知ることと、
得意なことに向けてひた走ることなんです。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 8月12日の言葉

自分のことは自分で思っているよりも分かっていないもので。
今やっていることは得意なことなのか、ニガテなのか。好きなのか、イヤイヤなのか。
本当は好きでやってるって思っていることが、心の奥の本音では、イヤイヤだった、なんてことがあるのかもしれない。これ苦手なんだよなあ、なんて言いながら、ちゃちゃっとやってしまえることもあったりするかも。
自分が何が好きでキライなのか。何が得意でニガテなのか。建前じゃなくて、本音で。本音でそういうのが分かってくると、もっと楽しくなってくるはず。
毎日自問自答する時間をしっかり持って、自分自身を勘違いしないようにしていかねば。
「ひた走る」のはそれからでも遅くない。というか、それを知らないと、全然違う方向にひた走っちゃったりしてしまうかも。それはそれでいいのかもしれないけど。その先に何か発見があるかもしれないし。

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