Tag Archives: 岩田聡

悩んで動いて、また悩んで

考えてもしょうがないことに悩むんですよ、人って。
悩んで解決するなら悩めばいいですけど、
悩んでも解決しないし、悩んでも得るものがないものを、
人間って考えてしまうんですよね。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 8月29日の言葉

そうなんだよなあ。
悩んだってしょうがない、ってことを人間はよく知っているし、悩んで解決するわけない、ってことも知っている。それでも悩んでしまう。考えてしまう。そして、悩みを解決する方法も人間はよく知っている。それは、動くこと。頭の中で悶々考えていても何も変わらないけど、その悶々を少しでも行動に移していくことで、悩みはクリアになっていく。
それに、動くこと、というのは、悩みを忘れることにも効く。悶々思い悩んでいても仕方ないことを分かっているのであれば、直接その悩みの解決につながる行動じゃなくても、とにかく動くこと。運動してもいいし、読書してもいいし、遊び出かけてもいいし、とにかく、その悩み以外のことに頭と身体を使うこと。そういう動きのなかで色々な発見があったりして、思い悩んでいたことがとても小さなことに思えたりすることも、あったりなかったり。
そんでもって悩むときは思いっきり悩む。腹括って思いっきり考える。常日頃、何となく頭に引っかかっていて悶々しながら過ごすよりも、普段はほかの事を思いっきりやって、そして寝る前とかに座禅組んで思いっきり考える。どうせ悩むならそうやって思いっきり向き合うといい。
なんてことを思いながらも、僕自身、普段から悶々しちゃってそれが取れないときもしょっちゅう。人間の頭ん中は、そんな簡単にメリハリつけることは出来ないようになってるのかもしれない。けど、あえてそのメリハリを自分のものにしようと挑戦し続ける今日この頃。

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ひた走る前にすること

長年やってわかったことは、
何が得意で何が不得意かを知ることと、
得意なことに向けてひた走ることなんです。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 8月12日の言葉

自分のことは自分で思っているよりも分かっていないもので。
今やっていることは得意なことなのか、ニガテなのか。好きなのか、イヤイヤなのか。
本当は好きでやってるって思っていることが、心の奥の本音では、イヤイヤだった、なんてことがあるのかもしれない。これ苦手なんだよなあ、なんて言いながら、ちゃちゃっとやってしまえることもあったりするかも。
自分が何が好きでキライなのか。何が得意でニガテなのか。建前じゃなくて、本音で。本音でそういうのが分かってくると、もっと楽しくなってくるはず。
毎日自問自答する時間をしっかり持って、自分自身を勘違いしないようにしていかねば。
「ひた走る」のはそれからでも遅くない。というか、それを知らないと、全然違う方向にひた走っちゃったりしてしまうかも。それはそれでいいのかもしれないけど。その先に何か発見があるかもしれないし。

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最後まで

コミュニケーションが成立しているときは、
どちらかが相手の理解と共感を得るために、
どこかでじょうずに
妥協をしているはずなんですよ。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 7月27日の言葉

それを妥協と言うのかどうかは分からないけれど、僕の場合、「相手の話を最後までよく聞く」というのを特に意識している。特に「最後まで」という部分。
話を聞いている途中で自分の考えと違うと思ったとしても、そこで口を挟まず最後まで話を聞き、その上で自分の意見を言うことにしている。そうしないと、相手の言いたいことを完全に理解しないまま自分の言い分だけを相手に押し付けるような形にもなってしまう。これでは、コミュニケーションは成立しずらくなってしまう、と思う。
こういう僕の考えとは全く逆に、こちらの言い分を最後まで聞かずに話し途中で自分の意見を言い出す人も周りに何人かいる。こういう人と話すときはちょっと疲れるし、結局相手だけが話すような形になってしまい、会話にならずじまいだったりする。あんまりいい気分ではないし、また話そうという気になれなかったりもする。相手にそんな風には思われたくないし思わせたくないものです。
そんなわけで、これからも人の話は「最後まで」よく聞くよう心がけていこうと思うのです。

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まわりの人がよろこぶような仕事

自分の価値体系の中には、
「まわりの人がよろこぶ」とか、
「まわりの人がしあわせそうな顔をする」
ということが、すごい上位にあるんですよ。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 6月13日の言葉

こんな価値体系を持っている社長がいる任天堂から、今これだけヒットしているニンテンドーDS Liteが生まれたというのは、すごく象徴的な気がする。
以前いた会社で、小売業のPOSシステムを開発する仕事をしていたことがあるのだが、そのときに特に、そして常に意識していたのが、「このシステムは誰のためのモノか」ということだった。それは当然、そのPOSシステムを導入しているお店で商品を購入してくれるお客さんと、そのお客さんに現場で対面するスタッフのためのモノ。売り上げや在庫の管理機能のようなあって当たり前の機能をいかに効率よく分かりやすく、というのももちろん大切なことだが、システムを作るときの根元にあるべき心構えとしては、やはり「対お客様」。そういう意識で作っていたシステムがオンラインになって、そのシステムを通して初めての売上があがったときの、何ともいえない感情は、今でもよく覚えている。
大きな会社になればなるほど、現場(商品やサービスがお客さんの手に渡るところ)から遠くなればなるほど、今、自分のやっている仕事は何のためか、どこを向いて仕事をしているのか、だれに喜んでもらうために目の前の仕事をしているのか、忘れてしまいがちかなと思う。岩田社長のような考え方を持つ社長がいる企業であれば、全員にそういう理念のようなものが行き届いているような気がする。
働くなら、そんな社長の元で働きたい。そして、自分が会社を作るとしたら、そういう思いを忘れずにしたい、そう思う。

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結果としてそう言われるなら

「自分がだれかと仕事をしたら
 『次もあいつと仕事がしたい』
 と言わせよう」
というのがモットーだったんです。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 5月28日の言葉

あんまりこういうことを意識して仕事をしたことはない、僕の場合。ただそう言われて嬉しくないわけはないので。というか、かなり嬉しい。今勤めている会社に入ったキッカケも、以前に一緒に働いていた仲間に誘われてのコトで、そういうのはやっぱり嬉しいし、ありがたいことだな、と思う。ただ、これからもそれ自体を意識して仕事をするってことはないんだろうな、と個人的には思う。何となくだけど、それを意識して仕事するのはどうなんだろ?って思うとこもあるので。ホント何となくだけど。

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