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お盆について

何かのかたちで区切りをつけないと、
いつまで別れを惜しんでいればいいのかわからないから、
花を飾ったり、香を焚いたり、服装を変えたり、歌を歌ったり、
特別な言葉を唱えたりして、
「ここまでにしておきましょう」と、するわけだ、たぶん。
区切りとか、儀式とかって、実は大事なんです。
『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月13日の言葉

お盆の時期だ。世間ではお盆休み(=夏休み)の会社も多いのでは。
そういえば、会社で出張に来ている外人さんに「何で日本はこの時期休むの?」って聞かれて、曖昧な答え(先祖と会える時期だから、みたいな)しか出来ず、自分の生まれた国のことをちゃんと説明できないなんて、何か情けないな、って思ったりした。
そんなわけで、我ながらけしからん日本人だなと反省しつつ、お盆について調べてみる。

お盆とは – はてな
■盂蘭盆のこと。
夏に行われる先祖を供養する仏事。盆。また、その日付を中心とした数日間を、夏季休業期間に当てている企業・医療機関が多い。
会社が著しく弛緩する時期。半ズボンで出社する社員さえいるし、早く帰ったくらいでは、なにも言われない。出勤時間帯の電車は著しくすいているが、その車中は「なんで俺ら(わたしら)会社行ってんだろ…」という、バッドな空気が流れている。

バッドな空気・・・。確かに。
いや、そういうことじゃなくて、もっとこう由来的なものを詳しく知りたい、という場合は、はてなの「お盆とは」をさらに読むか、Wikipediaを読んでみてください。
お盆 – Wikipedia
ちなみにお盆の正式名称は「盂蘭盆会」。語源は、梵語(サンスクリット語)らしい。
今回のように、自分の生まれた国のことをあまり知らない、というのは、外人さんと話したりしてると、よく感じる。外のことを知る前に、もっと自分の国のことを知らねば。

好きだからこその

「水族館をたのしむために雑巾を持っていけ」というのは、
水族館にくわしいカメラマンの中村庸夫さんからお聞きしたことでした。
寒い海に棲んでいる魚の展示水槽では、アクリルの表面が曇ってしまうので、
それを持参の雑巾で拭きながら観るといい、というわけです。
ほんとに好きな人っていうのは、一般の人が思いつきもしないような
工夫をしてるんですね。
『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 8月7日の言葉

何かを本当に好きな人が普通にやっていることが、それが特に好きじゃない人にとっては、驚きだったりすることっていうのはよくある。
たとえば、僕の場合、毎日往復一時間の自転車通勤(ここのところサボってるけど(汗))。会社どうやって行ってるの?って話になったとき、自転車って答えると、は?って言われることも結構ある。片道10Km、30分の自転車通勤なんてのは僕にとってはいたって普通で、むしろ寄り道してもうちょい距離を伸ばそうなんて思っているくらいなのだが、それをしない人・自転車好きじゃない人にとっては、大変だね~って話になる。もちろんやってる本人は好きでやってるので、大変なんて思ったことは一度もないわけで。
逆のたとえとして、ゴルフ好きな人が朝ものすごい早い時間から出かけて半日近くもプレーする、なんていうのを聞いたりすると、別にゴルフに興味がない僕なんかは、朝早くから大変だ、なんて思ったりする。けど、言うまでもなくゴルフ好きな人にとっては、朝早くからプレーするのが喜びだったりするんだろうから、大変なんて思ったことはないはず(多分)。
好きな人にとっては、普通なこと、むしろそこに喜びを感じていること、そういうことって他にもたくさんあるんだろうなあ。そんなふうな「好きだからこそ持てる感覚」っていうのを、もっと知ってみたい。

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