Tag Archives: Idea

考えるということ – 「思考の整理学」

前から気になっていた本著を今日ふと立ち寄った本屋で目に入ったので買って読み始めた。

まだ半分程度までしか読んでいないが、かなり面白い。詰め込み式教育の人間を「グライダー」、創造的人間を「飛行機」として、詰め込み式教育で育った「優秀な」人間というのは、実は自分で飛ぶことのできない「グライダー」だと説いている。そして自分でエンジンを持ち飛ぶことのできる「飛行機」な人間は創造的で、ときに学校教育等では異な扱いを受けると。

読み進むにつれて、「考えるということ」が一体どういうことなのか、再考させられる。本当に人間として優秀な人間というのは、ただ詰め込まれた知識からただ問題を解くことができる人間ではなく、問題が何なのかを自分で見つけ出し解決することができる、という。前者が「グライダー」、後者が「飛行機」というわけだ。日本の教育を受けてきた人は、どちらかというと「グライダー」的な人が多いのではないだろうか。僕自身もどちらかというと「グライダー」タイプなような気がするので、出来るだけ自分のエンジンで飛べるように日々意識して考えて、行動していきたいものだ。

本著では、上記のような話から、「忘れること」による思考・アイデアの熟成や、「つんどく法」なる読書法も紹介されていて、非常に興味深い。定期的に再読したいと思える、僕にとっては久々の名著だ。

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣 by 原尻淳一 小山龍介

IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
原尻 淳一 小山 龍介
東洋経済新報社 (2006/07/14)

アイデアを生み出すための、様々なテクニックや考え方が紹介されています。
【目次】
1. 情報ハック – メモとノート
2. 時間管理ハック – 習慣と隠し味
3. 整理ハック – 物語とデータベース
4. 五感ハック – モードとスタイル
5. 思考ハック – 出会いと別れ
6. 発想ハック – 方法と視点
7. 意思決定ハック – プライオリティとセレンディピティ
88個紹介されているハックの中で、今回は以下のハックに注目。
十五分以上かかる作業は、すべてスケジュールへ組み込む (IDEA HACKS! #15)
ToDoリストは好んで使う方ですが(というかそれがないと仕事にハリがでない)、「○○の資料をまとめる」的な時間がかかるもの、あるいはいくつかのアクションが必要なものってToDoリストに残りっぱなしだったりします。このように時間がかかるものはスケジュールに組み込んでしまえ、というハックです。GTDでも、「二つ以上のアクションが必要な場合、プロジェクトとして管理しろ」ということを言っていますが、それと同じような感じかなと。別のハックで「スケジュールはパソコンで管理する(IDEA HACKS! #12)」というのも紹介されていますが、パソコンで管理することでこういった細かな作業をスケジュールに組み込むことも可能になります。
では、ToDoリストにはどんなものをいれるのか、それはGTDでも言われている「Next Action」をいれていくわけです。つまり「超具体的」にブレークされたアクション。「資料を作成する」ではなく、「パワーポイントを立ち上げる」とか、そういうレベルで。「次に起こす具体的な行動リスト」としてToDoリストを活用すると、それをやっている自分をイメージできて、すぐに取り掛かれますし、いくつかのアクションが必要で時間がかかるものをプロジェクトとしてスケジュールに取り込んでおくことで、先延ばしを避けることができます。
とはいえ、事はそんなにスムーズには進まないのが、また面白いところなので、そういうときのために「柔らかいスケジュール(IDEA HACKS! #14)」として、何もしない時間を用意しておくことが大切です。余分な時間をあらかじめ取っておくことで気持ちに余裕が生まれます。柔らかく設定しておいたスケジュールで時間が余っても、これもあらかじめ作ってある「次に起こす具体的な行動リスト」の中から、すぐに出来そうなものをやっていけばよいので、時間はムダにはなりません。
このような時間管理ハック以外にも、
・ケータイのストラップにペンをつける (IDEA HACKS! #1)
・アイデアは名刺入れに忍ばせる (IDEA HACKS! #2)
・仕事を始めるための儀式を決める (IDEA HACKS! #44)
・アイデアはアナログで考える (IDEA HACKS! #49)
・パワーポイントで「ひとりアイデア・ブレスト (IDEA HACKS! #58)
・マトリックスのかけ算 (IDEA HACKS! #68)
・あなたの仕事は8割が無駄? (IDEA HACKS! #81)
辺りが面白いです。
また、本著の最後のほうで紹介されている、
・セレンディピティ・ポケット (IDEA HACKS! #86)
・人生のプライオリティ メメント・モリ(死を想え) (IDEA HACKS! #87)
あたりは、さらに奥が深いので、別エントリーで書いてみたいと思います。
いずれにしても、たくさん紹介されているこういったハックを有効活用するには、「何のために、それを活用するのか?」という問いに明確に答えれるようにしておくことが重要だと個人的には思います。「面白そうだから」というのも、もちろんアリだとは思いますが。ただ、そのテクニックだけを追求しちゃっているような本末転倒な事態だけは避けたいところです。>自分

閃きを生み出すには

百時間かけて考えていたとしても、
ほんとに考えてひらめいている時って、
たった、数分ですよ。
<日本マクドナルド社長・原田永幸さんが
 『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 1月16日の言葉

僕が以前いた会社で新システムを導入したときは、よくトラブルに対面した。
散々試行錯誤して、じーっくり考えて考えて、それでも問題の所在が見当たらず、解決策が見つからない。そんなとき、ちょっと気分転換して深呼吸してリラックスすると、ふと答えが稲妻が走ったように見つかる、なんてことがよくあった。
じーっくり考えたからこそ、リラックスしたあとに、その答えが閃いた。そう思っている。
百時間でも考えることが出来る人、そういう人が、その「たった、数分」を生み出すことができるのかも。

Continue reading

3割バッターを目指すよりも、毎日1000回素振り

「販売目標にこだわる営業は、野球で言えば、監督が全選手に『3割バッターになれ』と命令しているようなもの。そんな非現実的なやり方を続けるより、『毎日1000回素振りしろ』という指示を全員に徹底するほうがよっぽど効果的だと思った」(ユニ・チャームペットケア 二神社長) (P.73)
訪問ノルマで”全員野球” – 日経ビジネス 2005年11月28日号

販売ノルマからくる悪循環により値引きが常態化し、2001年3月期から2年連続赤字に転落していたユニ・チャームペットケアに、経営建て直しのために2001年2月に送り込まれた二神社長は、販売ノルマを撤廃してしまいます。

Continue reading

何のために?

「何のために?」ー。
アイデアが浮かばない時、この一言を繰り返せば、魔法のように答えがわき出る。
ブレイクスルー思考 – 日経ビジネス アソシエ 09.06号 – 5つの「発想法」より

トヨタ式の「なぜ?」を5回繰り返し、「過去の問題」を掘り起こして解決法を見いだす発想とは真逆の発想が『ブレイクスルー思考』。ブレイクスルー思考では、「何のために?」と目的を問うことで「未来のあるべき姿」をとらえ、そこから答えを導き出します。
ちょっと自分でも試してみたのですが、「魔法のように」ってのはおおげさじゃないですね。何かを決断するときに、この魔法の言葉を繰り返すと答えが引き出せます。何かを悩んでいるとき、答えは既に自分の中にあることがほとんどなので、この言葉は、その答えを素早く間違いなく引き出すのを助けてくれます。

Continue reading