Author Archives: masaru

Flickrが全面リニューアルしたけど、既存Proユーザーは更新し続ければ容量無制限のまま(のはずだ)

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Flickrが全面リニューアルされましたね。

In the beginning, Flickr innovated the way people share and discover photos. Today, we are shifting the photo-sharing landscape again. We’re releasing a Flickr that’s more spectacular, much bigger, and one you can take anywhere.

A better, brighter Flickr « Flickr Blog

無料版でも1TBという大容量のストレージが使えるようになった、けど広告が表示されたりするので、広告フリーの有料プラン($49.99/年)や、ストレージを2TBにする有料プラン($499.99)が用意されているみたい。

What’s the difference between a Free, Ad Free, and Doublr account?

There are three kinds of accounts to choose from at Flickr, and all of them are awesome in their own way.

Free:
1 Terabyte of photo and video storage
Upload photos of up to 200MB per photo
Upload 1080p HD videos of up to 1GB each
Video playback of up to 3 minutes each
Upload and download in full original quality

Ad Free:
$49.99 per year
All the benefits of a free account
No ads in your browsing experience

Doublr:
$499.99 per year
2 Terabytes of photo and video space
All the benefits of a free account

Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

【追記】
よくよく考えたら、全面リニューアル前も、無料版でもストレージ容量は無制限でしたね。無制限とProの容量的な違いは、無料版は月に100MBまでしかアップロードできない(総容量は無制限)、Proは無制限にアップロードできるというものでした。それが今回、無料版も月のアップロード容量制限はなくなり、総容量は1TBになった、ということみたいです。
※「無料版も月のアップロード容量制限はなくなり」というのは明確にそう書かれている部分がまだ見つけれてないのだけど、多分そうなっているはず。

What used to be offered with a Pro account?

Flickr Pro is no longer available for purchase, but many of the Pro-only features are now part of free Flickr accounts.

Here is what you used to get with Pro:

Unlimited photo uploads (50MB per photo)
Unlimited video uploads (90 seconds max, 500MB per video)
The ability to show HD Video
Unlimited storage
Unlimited bandwidth
Archiving of high-resolution original images
The ability to replace a photo
Post any of your photos or videos in up to 60 group pools
View count and referrer statistics
Limitation of maximum image size available to others
Ad-free browsing and sharing

Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

↑では、「Flickr Pro is no longer available for purchase, but many of the Pro-only features are now part of free Flickr accounts.」(Flickr Proはもう購入出来なくなっているが、多くのPro-only機能は「free Flickr accounts」の一部(part of)となっている)と書かれているのだけど、『多くのPro-only機能(many of the Pro-only features)』と書かれているのがなんかこうモヤモヤする、というか。

What do I now have with a free Flickr account?

Starting on 5/20/2013, members with free accounts on Flickr will have:

1 Terabyte of space
Upload and download in full original quality. Up to 200MB per image
Ability to create “Collections”
Post any of your photos or videos in up to 60 group pools

Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

↑でも、明確に「月のアップロード容量制限はなし」という文言があるわけではないけど、まあ総容量に制限(1TB)があるので、月のアップロード容量が制限される、ということもないかな、やっぱり。

↑↑↑ 追記ここまで ↑↑↑

こうなると、これまでの有料プラン「Flickr Pro」を使っていた既存Proユーザーはどうなるのかな、というのが気になるところなので、Flickrのページを色々と探って調べてみた。

結論から言うと、「Flickr Pro」を使っていた人はこれまで通り、容量無制限、アドフリー、スタッツをProアカウントを更新している限り(期限切れにならない限り)は使える模様。

Screenshot 5 21 13 11 14 AM

Dear masaru, as a Pro member continue to enjoy the benefits of unlimited space, an ad free experience and stats.

Flickr: Spectacular things are happening at Flickr!

Proユーザーが↑のページ(http://www.flickr.com/pro/)にある「Learn more」をクリックすると、以下のページでProのままにするか、Freeにスイッチするか選べるので、これまで通り容量無制限で使いたい場合は、「Keep Pro」を押しておく、と。

» Flickr: Pro Benefits

Screenshot 5 21 13 10 51 AM

※ただ↑のページで「Keep Pro」を押してから、また↑のページにアクセスしても同じ画面が出て、また「Keep Pro」を押せるので、このページでのアクションで何かアカウントのステータスが変わっているのかどうかはよく分からないのだけど。

下記のヘルプページにも情報が載っていた。

What happens if my Pro Account expires?

Since May 20, 2013, Pro accounts can no longer be purchased. You can enjoy unlimited storage as long as your Pro account is active. If your Pro account expires, it will revert to a free account with a storage limit of 1 Terabyte.

If you need more storage or would like to go ad-free, you can upgrade your account to one of our paid account types.

Flickr: Help: Free Accounts, Upgrading and Gifts

2013年5月20日(つまり日本時間の今日2013年5月21日)から、既存のProアカウントは購入できなくなっているけど、Proアカウントがアクティブな限りは、これまで通り容量無制限をEnjoyできる、と。もし期限切れになったら、1TBのストレージ付きのFreeアカウントになる、と。

そして、既存Proユーザーが新有料プランへのアップグレードページにアクセスすると、下記のように表示されて、新有料プランは購入出来なくなっていた。

» Flickr: Upgrade Page

Screenshot 5 21 13 11 08 AM

▲「Ad Free is not available for purchase by Flickr Pro users.」「Doublr is not available for purchase by Flickr Pro users.」とそれぞれ小さく書いてある。

というわけで

今回のリニューアルが、ユーザーにとっていいものなのかそうでないのか、というのはそれぞれ色々だとは思うのだけど、「容量無制限」ではなくなる、というのはかなりインパクトが大きい気がする。

既存Proユーザーであれば、更新し続ける限りはこれまで通り「容量無制限」のまま使えるようなので、既存Proユーザーはリニューアルし続けるのが良いのでは、と思います。僕は更新し続けます。Flickr側がスタンスを変えない限りは。FlickrのHelp Forumでは、[Official topic]として、価格据え置き($47.99/2年)で更新し続けることができる、と記載されているので大丈夫かな、と思いますが。

With these changes comes the news that we will no longer be offering Pro accounts on Flickr. All those with one-time Pro will retain their benefits until their subscription expires. Recurring Pro members currently have the opportunity to continue renewing their subscriptions. Until we communicate otherwise, your subscription will continue at the price you started with (and not higher). All current Pro members will receive a message in their primary email accounts with more details.

Flickr: The Help Forum: [Official topic] New account limits and paid options

詳細はProメンバー宛にメールが送られてくるみたいなので、そこでもう一回詳細確認してみなきゃ、だ。

【追記】

Flickrからのメールですが、日本時間2013/5/21の朝に届いてて、そこに既存Proユーザーアカウントがどうなるか、ってことが書いてありました。

As a Pro Member, your subscription remains the same. You’ll enjoy unlimited space for your photos and videos, detailed stats and an ad-free experience. However, you can switch to a Free account before August 20, 2013.

Thanks! Flickr

[意訳]
Proメンバーであるあなたのサブスクリプションはこれまでと同様です。容量無制限の写真とビデオ、詳細なスタッツ、そして広告なしでFlickrをお楽しみいただけます。また、Freeアカウントにスイッチすることもできます(2013年8月20日まで)。

See also

» Welcome to Flickr!
» A better, brighter Flickr « Flickr Blog

» My Flickr Photostream

ほぼ日メリル – 黄金夕焼け

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SIGMA DP2 Merrill, F8.0, 1/250s, ISO:100

1ヶ月ほど前に撮った、黄金色の夕焼け。

SDIM0312.jpg
SIGMA DP2 Merrill, F8.0, 1/250s, ISO:100

その日は雨が結構降っていつつ、夕焼けが美しい、という不思議な黄昏時だったので、買ったばかりのDP2 Merrillで、家のベランダから何度もシャッターを押した。

SDIM0304.jpg
SIGMA DP2 Merrill, F8.0, 1/200s, ISO:100

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ほぼ日メリル – バス車内

SDIM0527.jpg
SIGMA DP2 Merrill, F2.8, 1/160s, ISO:100, +0.3EV

バス車内で、ノーファインダーで数枚撮ったうちの一枚。

メリルを使っているとどうもちょっと力が入ってしまい、写真というか撮影に気合いが入りすぎてしまうところが僕の場合あったりするので、こういう力を抜いた写真も、もっと撮っていきたいなあ、と。

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富士通の2013夏モデル「ARROWS NX F-06E」を体感してきた

富士通さんの2013年夏モデル内覧会にお誘いいただき、「ARROWS NX F-06E」と「Disney Mobile on docomo F-07E」を触ってきました。

どちらもかなり力が入って拘りが随所で見られるモデルでした。このエントリーではハイスペックモデル「ARROWS NX F-06E」で個人的にぐっときたポイントを、3つほどまとめてみます。

ARROWS NX F-06E

全部入りフルスペックの「ARROWS NX F-06E」。

キャッチフレーズは:

5.2インチ大画面&3020mAh大容量バッテリー
使いやすさも極めたARROWSの頂点

携帯電話(F-06E) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通

大画面、外観

2013-05-16 20.36.45.jpg

5.2インチという大画面なので、僕はそこそこ指は長いほうかなと思うのですが、画面の上のほうには親指が届かないので片手操作は難しい感じです。ただ、今回「スライドディスプレイ」という機能が搭載されていて、画面右下の下向き矢印をタッチすると、画面全体が半分下にずれて画面上部も操作できるようになるので、これは地味だけど個人的にはかなりポイント高いです。闇雲に画面を大きくするだけではなくて、こういう使いやすさにも気を配っているというところにぐっときます。

※スライドディスプレイの動きはsakakiさんのエントリーで実際に試した写真が載っています。
» 6月中旬発売予定のARROWS NX(F-06E)を一足先にさわってきた – これからゆっくり考L

2013-05-16 20.36.40.jpg 2013-05-16 20.36.54.jpg

外観的にぐっときたところとして、側面がアルミになっていることによる質感の良さ。見た目も持った感じもいいです。それと「ダイヤモンドタフコート」という塗装がされていて、キズに強い、というのもポイントかな、と。

あと、個人的に好きなのが側面から背面に向けてちょっとR(アール)が入っているところ。以前レビューさせていただいた「ARROWS V F-04E」のときも感じたことですが(参照)、これによってかなり持ちやすさが良くなるので、こういうところをちゃんとデザインしているところがいつもグッジョブ!って思います。

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卓上ホルダ、シアターモード

今回の卓上ホルダは、横置きタイプ。これまでのモデルのは縦置きで充電中はホームボタンが隠れてしまって操作できないという部分もあって使い勝手的には微妙だったのですが、今回横置きタイプになったことで、かなり使えるものになっていると思います。

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そして、卓上ホルダに端末を横置きすると、「シアターモード」が使えるようになります。「シアターモード」で表示させるアイコンやアプリはカスタマイズ可能です。

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大画面だからこそ、こうやって横置きしながらYouTube観たり、色々と操作したり、ということをしたいので、こういう横置き専用モードがあるのは嬉しいです。

あと、卓上ホルダに空いている穴は、端末をセットしたときに端末のスピーカー部分にはまって、音が増幅されるようになっています。これもいいですね。

カメラ

(写真を撮り忘れたのだけど)カメラ機能もより洗練されていると感じました。これまであったエフェクト機能とかは外して、純粋にそしてより快適に奇麗に写真を撮れるようした、ということでした。会場で実際に数枚撮ってみましたが、レスポンスもいいし写りもよくて使いやすいカメラになってると思います。

ちなみに各種エフェクトは純正の「ギャラリー」アプリで、Instagram的な感じで後からエフェクトをつけることができるようになってました。ただ、そのエフェクトのなかに、これまでの富士通携帯・スマートフォンで搭載されていて個人的には一番のお気に入りだった「ダークエフェクト」がなかったのが、ショックというか切ない。

まとめ

大画面、大容量バッテリー以外にも防水・防塵、指紋認証・プライバシーモード等のセキュリティー機能、HCE(ヒューマンセントリックエンジン)等々、富士通のフルスペックスマートフォン定番の機能は全て入っていて、かつ今回はフルセグも見れたり、Wi-Fiでテレビに画面を出力できるMiracastに対応していたり、と新機能も充実しています。ボディのデザインも洗練されていて、端末としての安定性を向上させるためにCPUも変更するという抜本的な部分でもリニューアルされている、ということで、安心して使えるとても魅力的な機種かなと思います。

ただ、大画面になったことで端末のサイズがそれなりに大きくなっているので、そこは好みが分かれるような気もします。画面はもう少し小さくてもよくて端末サイズももすこしこじんまりしてるほうが好み、という人もいるかと思うので。この辺りは、実際にドコモショップで端末を触ってみるのがよいと思います。画面は大きいけど、かなりスリムなので全体としてそこまでボリュームがあるという感じはしないかな、とも思います。

» 携帯電話(F-06E) – FMWORLD.NET(個人) : 富士通

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「GR 体感&トークライブ」備忘録 その3 / 「僕がGRについて知っている2, 3のことがら ~僕がGRを好きになった理由~」(内田ユキオ氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

今回は3回目。1, 2回目は↓。

» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏) | hey hey heydays*
» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その2 / 「GRサイドストーリー」(野口智弘氏) | hey hey heydays*

僕がGRについて知っている2, 3のことがら ~僕がGRを好きになった理由~(内田ユキオ氏)

2013-05-11 17.42.29

内田先生がGRを好きになった理由を、内田先生がハワイで撮影してきた作例をまじえながら、5位からランキング形式で話されていたので、この備忘録でも5位から順に書いていくことにする。

といっても、作例と内田先生の話に夢中であまりメモれてなかったので、各順位でどういった話をされたか、までは書けなくて、ちょっと内容が薄いのと、ところどころ内容が正確じゃないかもしれないので、その辺りはご容赦ください…。あくまで個人的な備忘録ってことで。

GRを好きになった理由 – 第5位

カメラを持っていることで、
なにかを犠牲にしなくていい
気軽さ

「見たものはすべて写真に残したい、それが28mm」。両方の目に入ったものをすべてそのまま写真に残せる、残したい、という思いに答えてくれるのがGR。

GRを好きになった理由 – 第4位

クリエイティブな思考を
刺激する
多彩なエフェクト

「ハイコントラスト白黒」は森山大道っぽく撮れる。

「ブリーチバイパス」が特に好きで、未来都市っぽくなる、優しいトーンだけど雰囲気がある。映画「セブン」「マイノリティレポート」でも効果的に使われていた。

「レトロ」はトイカメラっぽく。

「クロスプロセス」はビビット、かつ色彩豊か。

そして、GRはフォーマットも自在。簡単な操作でアスペクト比を「1:1」や「3:2」に変えたりできる。

プロファイルが素直でデータが扱いやすい、なのでプリントしてみるとよいと思う。

GRを好きになった理由 – 第3位

応用範囲が広くて
心の動きに従いやすい

花火の写真をフォーカスを外して撮るにはどうしたらいいか、そうだフルプレスするとフォーカスが2.5m固定になるので、それで撮ればいい、ということで雰囲気のあるアウトフォーカスな写真が撮れた。

多重露出も面白い。

しきい値ギリギリの露出補正、広いダイナミックレンジ、ローパスレスでエッジのきいた質感、素早い起動と速射性、再現性の高いモニタ、といったところが使いやすいポイント。

GRを好きになった理由 – 第2位

時と場所を選ばない
携帯性

GRにはポケットだけあればいい。

GRを好きになった理由 – 第1位

手ぶらよりも軽快で
発見が多くなる

カメラを持っていると、敏感になる、そして発見が多くなる。

木の葉の写真の作例の紹介で、「木の葉はそれぞれが全部光を浴びたいから、バラバラになっている」という話を思い出しつつ撮影した、そういう発見がある。

感想

GRを使えば、撮ろうと思えばかりっとした写真も撮れるところを、内田先生はGRをすごく自由に使っていて、そうやって撮影された作例はどれも素晴らしかった。

SIGMA DP Merrillを買ってから、その最高の解像度を楽しむために、どうも「しっかりときりっとした写真」ばかりを撮ろうとしてしまっていたフシがあるので、エフェクトやアスペクト比、アングル等々、もっと自由に思うがままに撮るというのも楽しんでいきたいなあ、と思ったりした。

そういった写真は、スマートフォンを使っても撮影できるけど、スマートフォンだと今度は逆に色々なこと(特にエフェクトとか)が出来すぎてしまう部分もあるかな、と。なので、GRに搭載されているエフェクトやアスペクト比をその場で感じるままにいじってJPEGで撮影する、そして後からいじらない、という内田先生の撮影スタイルが楽しそうだなあ、と思ったのだった。

※内田先生はRAW現像が嫌いで、撮影は全てJPEG、ある被写体や光景をいくつかのエフェクトで撮っておく、とかそういったこともしないで、ほとんどが一発撮り、とのこと。

まとめ

これにてトークライブの備忘録は終了。3つのトークを聞いて、たくさんの作例を見て、その場で実機も触って、GRが欲しくなってしまったのは言うまでもない。わけだけど、GRも欲しくなったけど、やっぱりGRD IVも気になるし、むしろ今はどちらかというとGRD IVのほうがGRよりも欲しくなってきちゃったりしている。限定ホワイトモデルがまだ買えるところがあるみたいなので、それも気になるしなあ。うーん。

いずれにしても、やっぱりGRはいい、ということを再認識した週末だった。Merrillもお気に入りだけど、GRもいい。

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「GR 体感&トークライブ」備忘録 その2 / 「GRサイドストーリー」(野口智弘氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

今回は2回目。1回目は↓。

» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏) | hey hey heydays*

GRサイドストーリー(野口智弘氏)

2013-05-11 15.40.07

ペンタックスリコーマーケティング統括部 野口智弘氏による、GR開発の裏話/内輪話。

トピックは下記の10個。

  1. ネーミング
  2. ボディサイズ
  3. レンズ
  4. ローパスレス
  5. デザイン
  6. レスポンス
  7. ハイキー
  8. スマホ転送
  9. カタログ
  10. コンセプト

どれも興味深い内容ばかりだったのだけど、個人的に特にぐっときたポイントをいくつか。

ネーミング

開発当初から「GR」にすることは決めていた、今後のモデルのネーミングはまだ決めていないけど、現行のiPadのように世代が変わってもネーミングは同じ、ということになるかもしれない、とのこと。当初から「GR」に決めていた、ということからも今回のGRに対するペンタックスリコーの強い思いを感じた。

それと、実は「PHOTOGRAPHER」という単語の真ん中に「GR」がいる、そこにも「GR」の意味がある、とのこと。「GR」が「PHOTOGRAPHER」の真ん中にいる、というのは後から指摘されて気付いた、ということらしいけど、何だかそこに「GR」がある、というのはすごくしっくりくるし、「GR」ってまさにそういうカメラだよなあ、なんてことを思ったりもした。

ボディサイズ

これはもう色々なところで言及されているとは思うけど、今回のGRのボディサイズは、フィルムカメラの「GR1」と全く同じ寸法となっている。野口氏曰く、やろうと思えば開発陣はもっとボディを小さくすることも出来たと思うが、このサイズにこだわった、とのこと。GRというブランドに本当にこだわって大事にしているということを強く感じた。

実サイズとしては、GRD IVよりも少し大きくなってはいるのだけど、それでも十分ポケットサイズだし、やみくもにサイズを小さくすることを追い求めずに、意味のあるサイズにこだわった、というところに、個人的にはものすごくぐっときた。

レンズ

周辺にいっても画質が落ちずシャープ、歪曲もない、ということで、今回搭載されているGR LENSはこれまでよりもさらに良くなっているということ。赤城先生のトークでも色々なデータからもレンズの良さが分かる、ということを話されていた。これだけのレンズがこれだけのコンパクトサイズに収まっていて、しかもAPS-Cにセンサーサイズも大きくなっていて、ともうほんと今回のGRは隙のない、高品質なモデルになっているなあ、とここでも改めて思った。

ローパスレス

ローパスフィルターレス、とすることも、開発当初から決めていた、とのこと。ただ、モアレが出ることの懸念から、外して本当に大丈夫か、という議論はあった、そのため、念のためローパスフィルターを入れられるような機構になっている、とのこと。

ローパスレスとしたことでモアレが出るかどうか、という点についても赤城先生のトークでも触れられていて、あえてモアレが出そうな被写体を選んで撮影してみて、まったくモアレがでない、ということもないがほぼ出ない、ということで、作例をみても特に気にならなかったので、問題ないのだと思う。ただ、これは今後発売されて色々な使われ方をしていくなかで見えてくるものもあるかな、と思うので、個人的には注視していきたいと思った。

デザイン

GRのデザインは、フィルムカメラの「R1」(1994年発売)がベースになっているとのこと。

また細かい部分でいうと、前モデル(GRD IV)からの違いとして背面液晶と周りのふちの段差をなくしているので、ゴミがたまりづらく、掃除もしやすくなっている。これは実機を確認してみたけど、確かに段差がなくフラットになっていて拭き掃除しやすそうだった。

レスポンス

全体的に高速レスポンスとなっているなかで、撮影後の収納時間も速くなっていて、ここもこだわった、とのこと。ポケットやバッグに入れておいて撮りたいときにさっと取り出し、撮り終わったらさっとしまう、というスナップ撮影時の一連の動作も意識したうえでのこだわり、だと思うので、そういうところにこだわるというのもぐっときたポイント。

ハイキー

いくつかあるエフェクトのうちのひとつ「ハイキー」。トーンカーブをいじって画を作り出している。この「ハイキー」エフェクトは、あるカメラ雑誌の編集長からの提案で、こういう話から機能を搭載することもある、とのこと。

GRには他にもエフェクトが搭載されていて、個人的には特に「ブリーチバイパス」「ハイコントラスト白黒」あたりのエフェクトを使って色々と撮影してみたいな、と。

スマホ連携

GRはEye-Fiに対応していて、撮影した写真の再生時に側面のボタンから、ワンプッシュでその写真をスマホに送ることができるようになっている。個人的にはあまり使わない機能かなあ。

カタログ

カタログ内の写真は写真家の繰上和美氏が撮影している。カタログ表紙の手が、繰上さん自身の手。カタログ内の文章は、ライターやPR会社によるものではなく、GRの開発メンバーが考えた、とのこと。

GRのカタログを会場でもらってきたのだけど、カタログ自体が写真集と言っていいくらい格好よくて、GRの開発メンバーが考えた、という文章も、それを知ってから読むとまた熱いものが伝わってくる。少しでもGRが気になるなら、いやそうでなくても、写真好きならこのカタログは一度は見てみるべき。

コンセプト

「GRが守り続けるコンセプト」として、以下のコンセプトがスペシャルサイトの「GR STORY」で紹介されている。

変わらないコンセプト
最強のSnap Shooter

本質的な価値へのこだわり
高画質と携帯性の両立

優れた道具の追求
良いフィードバック
使い込むほどに手放せない

GR|PENTAX RICOH IMAGING

野口氏のトークは、このスペシャルサイト「GR STORY」をぜひ見てください、というコメントで締められた。

スペシャルサイトは、前にも何度か見ているのだけど、今回このエントリーを書きながら、改めて見てみた。GRとは何か、というところから、製品へのこだわりや込められた思いが、熱い。個人的には特に、「GRであるための5つのポリシー」にぐっときた。

カタログスペックだけの数字競争はしない
メーカーにとって「世界一」という言葉は甘い誘惑。しかし、それ自体に意味はないと私たちは考えます。仕様に表せない細部を大切に考えます。

流行りの機能というだけで搭載しない
安易にトレンドを追いかけません。「GRらしいか?」。それのみを基準に、
いつも自問しながら、新しい価値を創り出していきたいからです。

目立たせるだけのデザインはしない
機能に裏づけられた形こそ、長く使える道具として残っていくもの。
デザインを感じない、まるでそれが前からそこにあったかのように感じられるものを目指して。

安易なモデルチェンジはしない
いかに長く使ってもらうかを第一に考えていきたい。
私たちは、買っていただいたお客様ひとりひとりをいつまでも大切にします。

いつも挑戦し提案する姿勢を失わない
GRを打ち破るのはGR。常に新しい提案を試みていきたいと思っています。
ユーザーの期待を超えること。それもGRの役割であると考えています。

GR|PENTAX RICOH IMAGING

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SIGMA DP Merrill関連ニュース / カメラグランプリ2013 カメラ記者クラブ賞受賞 + キャッシュバックプログラム期間延長

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SIGMA DP3 Merrill, F2.8, 1/60s, ISO:200, Monochrome

SIGMA DP Merrillユーザーとしては嬉しいニュースが。

DP Merrillが「カメラグランプリ2013 記者クラブ賞」を受賞。おめでとうございます!

SIGMA DP1 Merrill、DP2 Merrill、DP3 Merrill
同社のフラッグシップ・デジタル一眼レフ機、SD1 MerrillのFOVEON×3センサー(約4600万画素相当)をコンパクトなボディに搭載、各機とも専用設計のレンズとの組み合わせにより、中判カメラに匹敵するかのような高精細画質を実現した。いわゆる「高級コンパクト」が各社から数多く登場した年であったが、焦点距離の違う3つの単焦点レンズによる画角ごとの最適化と画質の追求という、他社に類を見ない孤高の命題に挑んだ点を評価し、“シリーズ”として「カメラグランプリ2013 記者クラブ賞」に決定した。

SIGMA 35 mm F1.4 DG HSMとDP Merrillシリーズがカメラグランプリ2013部門賞を受賞|株式会社シグマ

選考理由にある「焦点距離の違う3つの単焦点レンズによる画角ごとの最適化と画質の追求という、他社に類を見ない孤高の命題に挑んだ点を評価」というのが、Merrillユーザーの僕もまさにそこがMerrillに惚れ込んでいる理由のひとつなので、なんだか嬉しいもので。

そして、この「カメラグランプリ2013 記者クラブ賞」受賞を記念して、「SD/DPスペシャルキャッシュバックプログラム」を当初6/2までだったのを、7/31までに、約2ヶ月弱延長した、とのこと。

 この度、株式会社シグマ(代表取締役社長:山木和人)のコンパクトデジタルカメラSIGMA DP1 Merrill、DP2 Merrill、DP3 Merrillがカメラグランプリ2013の部門賞「カメラ記者クラブ賞」を受賞致しました。この賞の受賞を記念し、現在実施中の「SD/DPスペシャルキャッシュバックプログラム」の期間を2013年7月31日(水)まで延長致します。

「SD/DPユーザー様スペシャルキャッシュバックプログラム」期間延長のお知らせ|株式会社シグマ

僕はすでにDP2 Merrillを買ったそのすぐ後に、DP3 Merrillを買っていてそこでキャッシュバック済み。DP1 Merrillをキャッシュバック使って買うかどうかは…、んん、まだ悩み中。

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「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

GRの新しい世界(赤城耕一氏)

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「GRの5つの主な特徴」として以下5点を軸に話されていた。

  1. GR 史上最高のレンズ性能
  2. APS-Cサイズ撮像素子搭載で世界最小
  3. 快速レスポンス
  4. より多彩な表現力と快適な操作性を備えている
  5. カスタマイズサービス

用意されたスライドには、実際に赤城先生がGRで撮影した作例も挟まれていて、GR LENSの良さや、APS-Cとなったセンサーサイズ、新しくなった画像処理エンジン、ローパスレス、といったような、GRD IVからGRとなって進化した部分が非常によく分かる内容だった。

それと時折GRとGRD IVはそれぞれに良さがあるので、買い替えではなく買い増しして、両方使った方がいい、ということも話されていた。

両者の分かりやすい違いとしては、センサーサイズ(GR = APS-C、GRD IV = 1/1.7)や、F値(GR = F2.8、GRD IV = F1.9)、最短撮影距離(GR = 10cm、GRD IV = 1cm)といった部分もあるけど、赤城先生がトークの最後で強調していた実焦点距離の違い、というのが実のところ特に大きな違いで注目すべきところ。

GR、GRD IVともに35mm換算値で28mmの焦点距離ではあるが、GRD IVの撮像素子は1/1.7型で実焦点距離は6.0mm、撮像素子がAPS-CサイズとなったGRの実焦点距離は18.3mm。実焦点距離が長い方が被写界深度が浅くなるので、APS-CサイズとなったGRのほうがより背景がボケることになるが、パンフォーカス(画面全体にピントが合っている)的な写真を撮るには、実焦点距離が短く被写界深度が浅いGRD IVのほうが向いている。

「センサーサイズが大きい = よくボケる」という言い方がされることもあるとは思うのだけど、実際のところはセンサーサイズの違いそのものがボケ具合に影響しているわけではなくて、35mm換算値で同じ焦点距離を出すには、センサーサイズが小さい方が実焦点距離が短くなり、大きい方が実焦点距離が長くなる、なので、35mm換算値で同じ焦点距離でもセンサーサイズが大きくなるにつれ、実焦点距離も長くなる = よくボケる、ということなわけで。

この辺りの話ってあまり意識したことがなかったのだけど、GRD IVからGRの進化のなかでも、赤城先生が強調していた「センサーサイズが1/1.7(GRD IV)からAPS-C(GR)に大型化」され、それに伴い「レンズの実焦点距離が6.0mm(GRD IV)から18.3mm(GR)に長くなった」というのはやはり非常に大きな変化だなあ、と改めて感じたのだった。

そして、こういった変化を踏まえたうえで、GRのほうがGRD IVより良い、という話ではなく、赤城先生曰く、それぞれに良さがあるので、両方使ったほうがいい、と。

そして、このトークを聞いたあとにGRD IVもやっぱりいいよなあ、価格も3万円台になって買いやすくなってるし、SIGMA DP1 MerrillでもGRでもなく、GRD IVを広角側スナップ兼何でも撮れる(=じゃじゃ馬なSIGMA DP Merrillだとうまく撮れそうにない場面でもちゃんと撮れる)常用カメラとして使う、というのも全然ありだな、と思ったりしてしまった。1/1.7型CCDの撮像素子を搭載したGR DIGITALとして最後のモデルとなったGRD IV、なんか所有欲にかられてしまうのは僕だけか。そうか。

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ほぼ日メリル – キャラメルハニーパンケーキ

SDIM1215.jpg
SIGMA DP2 Merrill, F3.5, 1/80s, ISO:200, +0.7EV

今日のほぼ日メリル写真はどれにしようかな、と選んでるときにこの写真を見てしまった夜11時過ぎ。

デニーズのキャラメルハニーパンケーキ。随分と美味く撮れたなあ、と。うまかったなあ。ほんと、うまかったなあ。

ああ、こんな時間に甘いものが食べたくなってしまって、いかんともしがたい。

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ほぼ日メリル – 「かっぱ橋道具街」散策写真からの一枚

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SIGMA DP3 Merrill, F4.5, 1/800s, ISO:200

ゴールデンウィーク中の合羽橋散歩で撮った一枚。Merrillらしい空気感が撮れたなあ、と自己満足。あとやっぱり逆光写真が面白い。

街そのものの雰囲気ももちろん、料理道具や食器、陶器、などなども多くて、合羽橋のフォトウォークはなかなか楽しい。写真を撮らなくても、楽しい街だけどね、もちろん。うちもこの日は食器買ったり、キッチン用品買ったりして楽しんだ。

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