Category Archives: RICOH GRD

Sunset Big Ben #ricohgr

GR004994.jpg

9月に、イスラエルとイギリスに、いずれも短期間出張に行っていて、その時に撮った写真やら、滞在記やらをまだこのブログに書いてなかった。

ここんとこ、めっきり更新頻度が減ってきているので、軽いエントリーでもいいから、徐々にブログ更新のスペースをまた上げていこうかな、と思ったりしちゃってる、ハロウィンの夜。

というわけで、本エントリー内の写真は、イギリス出張中にロンドンに行って、ちょうど夕暮れ時にBig Ben界隈にいたので撮った写真。いい雰囲気だ。

GR004997.jpg

「GR 体感&トークライブ」備忘録 その3 / 「僕がGRについて知っている2, 3のことがら ~僕がGRを好きになった理由~」(内田ユキオ氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

今回は3回目。1, 2回目は↓。

» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏) | hey hey heydays*
» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その2 / 「GRサイドストーリー」(野口智弘氏) | hey hey heydays*

僕がGRについて知っている2, 3のことがら ~僕がGRを好きになった理由~(内田ユキオ氏)

2013-05-11 17.42.29

内田先生がGRを好きになった理由を、内田先生がハワイで撮影してきた作例をまじえながら、5位からランキング形式で話されていたので、この備忘録でも5位から順に書いていくことにする。

といっても、作例と内田先生の話に夢中であまりメモれてなかったので、各順位でどういった話をされたか、までは書けなくて、ちょっと内容が薄いのと、ところどころ内容が正確じゃないかもしれないので、その辺りはご容赦ください…。あくまで個人的な備忘録ってことで。

GRを好きになった理由 – 第5位

カメラを持っていることで、
なにかを犠牲にしなくていい
気軽さ

「見たものはすべて写真に残したい、それが28mm」。両方の目に入ったものをすべてそのまま写真に残せる、残したい、という思いに答えてくれるのがGR。

GRを好きになった理由 – 第4位

クリエイティブな思考を
刺激する
多彩なエフェクト

「ハイコントラスト白黒」は森山大道っぽく撮れる。

「ブリーチバイパス」が特に好きで、未来都市っぽくなる、優しいトーンだけど雰囲気がある。映画「セブン」「マイノリティレポート」でも効果的に使われていた。

「レトロ」はトイカメラっぽく。

「クロスプロセス」はビビット、かつ色彩豊か。

そして、GRはフォーマットも自在。簡単な操作でアスペクト比を「1:1」や「3:2」に変えたりできる。

プロファイルが素直でデータが扱いやすい、なのでプリントしてみるとよいと思う。

GRを好きになった理由 – 第3位

応用範囲が広くて
心の動きに従いやすい

花火の写真をフォーカスを外して撮るにはどうしたらいいか、そうだフルプレスするとフォーカスが2.5m固定になるので、それで撮ればいい、ということで雰囲気のあるアウトフォーカスな写真が撮れた。

多重露出も面白い。

しきい値ギリギリの露出補正、広いダイナミックレンジ、ローパスレスでエッジのきいた質感、素早い起動と速射性、再現性の高いモニタ、といったところが使いやすいポイント。

GRを好きになった理由 – 第2位

時と場所を選ばない
携帯性

GRにはポケットだけあればいい。

GRを好きになった理由 – 第1位

手ぶらよりも軽快で
発見が多くなる

カメラを持っていると、敏感になる、そして発見が多くなる。

木の葉の写真の作例の紹介で、「木の葉はそれぞれが全部光を浴びたいから、バラバラになっている」という話を思い出しつつ撮影した、そういう発見がある。

感想

GRを使えば、撮ろうと思えばかりっとした写真も撮れるところを、内田先生はGRをすごく自由に使っていて、そうやって撮影された作例はどれも素晴らしかった。

SIGMA DP Merrillを買ってから、その最高の解像度を楽しむために、どうも「しっかりときりっとした写真」ばかりを撮ろうとしてしまっていたフシがあるので、エフェクトやアスペクト比、アングル等々、もっと自由に思うがままに撮るというのも楽しんでいきたいなあ、と思ったりした。

そういった写真は、スマートフォンを使っても撮影できるけど、スマートフォンだと今度は逆に色々なこと(特にエフェクトとか)が出来すぎてしまう部分もあるかな、と。なので、GRに搭載されているエフェクトやアスペクト比をその場で感じるままにいじってJPEGで撮影する、そして後からいじらない、という内田先生の撮影スタイルが楽しそうだなあ、と思ったのだった。

※内田先生はRAW現像が嫌いで、撮影は全てJPEG、ある被写体や光景をいくつかのエフェクトで撮っておく、とかそういったこともしないで、ほとんどが一発撮り、とのこと。

まとめ

これにてトークライブの備忘録は終了。3つのトークを聞いて、たくさんの作例を見て、その場で実機も触って、GRが欲しくなってしまったのは言うまでもない。わけだけど、GRも欲しくなったけど、やっぱりGRD IVも気になるし、むしろ今はどちらかというとGRD IVのほうがGRよりも欲しくなってきちゃったりしている。限定ホワイトモデルがまだ買えるところがあるみたいなので、それも気になるしなあ。うーん。

いずれにしても、やっぱりGRはいい、ということを再認識した週末だった。Merrillもお気に入りだけど、GRもいい。

Continue reading

「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

GRの新しい世界(赤城耕一氏)

2013-05-11 15.38.49-1.jpg

「GRの5つの主な特徴」として以下5点を軸に話されていた。

  1. GR 史上最高のレンズ性能
  2. APS-Cサイズ撮像素子搭載で世界最小
  3. 快速レスポンス
  4. より多彩な表現力と快適な操作性を備えている
  5. カスタマイズサービス

用意されたスライドには、実際に赤城先生がGRで撮影した作例も挟まれていて、GR LENSの良さや、APS-Cとなったセンサーサイズ、新しくなった画像処理エンジン、ローパスレス、といったような、GRD IVからGRとなって進化した部分が非常によく分かる内容だった。

それと時折GRとGRD IVはそれぞれに良さがあるので、買い替えではなく買い増しして、両方使った方がいい、ということも話されていた。

両者の分かりやすい違いとしては、センサーサイズ(GR = APS-C、GRD IV = 1/1.7)や、F値(GR = F2.8、GRD IV = F1.9)、最短撮影距離(GR = 10cm、GRD IV = 1cm)といった部分もあるけど、赤城先生がトークの最後で強調していた実焦点距離の違い、というのが実のところ特に大きな違いで注目すべきところ。

GR、GRD IVともに35mm換算値で28mmの焦点距離ではあるが、GRD IVの撮像素子は1/1.7型で実焦点距離は6.0mm、撮像素子がAPS-CサイズとなったGRの実焦点距離は18.3mm。実焦点距離が長い方が被写界深度が浅くなるので、APS-CサイズとなったGRのほうがより背景がボケることになるが、パンフォーカス(画面全体にピントが合っている)的な写真を撮るには、実焦点距離が短く被写界深度が浅いGRD IVのほうが向いている。

「センサーサイズが大きい = よくボケる」という言い方がされることもあるとは思うのだけど、実際のところはセンサーサイズの違いそのものがボケ具合に影響しているわけではなくて、35mm換算値で同じ焦点距離を出すには、センサーサイズが小さい方が実焦点距離が短くなり、大きい方が実焦点距離が長くなる、なので、35mm換算値で同じ焦点距離でもセンサーサイズが大きくなるにつれ、実焦点距離も長くなる = よくボケる、ということなわけで。

この辺りの話ってあまり意識したことがなかったのだけど、GRD IVからGRの進化のなかでも、赤城先生が強調していた「センサーサイズが1/1.7(GRD IV)からAPS-C(GR)に大型化」され、それに伴い「レンズの実焦点距離が6.0mm(GRD IV)から18.3mm(GR)に長くなった」というのはやはり非常に大きな変化だなあ、と改めて感じたのだった。

そして、こういった変化を踏まえたうえで、GRのほうがGRD IVより良い、という話ではなく、赤城先生曰く、それぞれに良さがあるので、両方使ったほうがいい、と。

そして、このトークを聞いたあとにGRD IVもやっぱりいいよなあ、価格も3万円台になって買いやすくなってるし、SIGMA DP1 MerrillでもGRでもなく、GRD IVを広角側スナップ兼何でも撮れる(=じゃじゃ馬なSIGMA DP Merrillだとうまく撮れそうにない場面でもちゃんと撮れる)常用カメラとして使う、というのも全然ありだな、と思ったりしてしまった。1/1.7型CCDの撮像素子を搭載したGR DIGITALとして最後のモデルとなったGRD IV、なんか所有欲にかられてしまうのは僕だけか。そうか。

Continue reading