Category Archives: Book

辞書というか言葉への熱い気持ちが熱い – 『舟を編む』

これまで読んだ小説のなかでベスト3に入っていてこれからもその位置は変わることはないだろうと思っている『風が強く吹いている』の著者三浦しをんによる、辞書編纂、そして言葉そのものへの情熱を綴った本作を先日読んだので、感想など。

舟を編む
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まず、本作はとても読みやすいかな、と。章ごとに、時間や展開が変わるとともに、メインとなるキャラクターが変わるので、つながる物語の短編集を読んでいる、というイメージというか何というか。

そして、登場人物達の辞書編纂への熱い思い、言葉に対する深すぎるこだわりが読んでてぐっとくる。『風が強く吹いている』でもそうだったけど、登場人物の対象へのこだわりや熱い思いというのが全体的に漂っていて、そういうのが何とも個人的には読んでてたまらない、というか、泣ける。

辞書編纂そのものに関する読み物としては、もっと深い内容の作品もあるとは思うのだけど、ある一つのことを長い年月かけてやり遂げる、という一つの物語として楽しんだ。読んでいて、これは映画向きというか、映画になったら面白いだろうなあ、と思っていたのだけど、読み終わった後に調べてみたら、もう映画化が決まっていた。

» 映画『舟を編む』公式サイト | 2013年4月13日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー

発表されているキャストを見て、なるほどなあ、と。個人的には原作のイメージにフィットしているのでは、と。というわけで、映画版も期待、です。

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» 走るの好きか? – 『風が強く吹いている』 | hey hey heydays*
» 観終わった後、走りたくなってしかたない – 『風が強く吹いている』(映画) | hey hey heydays*

こびとに会いたいなら『こびとビート』を歌って踊るといいみたい

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iPad 2から流れる『こびとビート』に群がる、我が家に住むこびと達(*)。

(*)うちの嫁さんのコレクション達です。

こびとビート [DVD]
» こびとビート [DVD]

この『こびとビート』を流して踊ると、こびとが寄ってくるっていうのが最新のこびと研究では分かっているそうです。

大体、↓な感じで踊ります。

もっと詳しく踊りを覚えたい人は、↓のレッスンを見てみるといいですよ。(結構長いけど)

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こびとづかん (cub label)
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みんなのこびと (cub label)
みんなのこびと (cub label)

こびと大百科―びっくり観察フィールドガイド
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こびと観察入門〈1〉捕まえ方から飼い方まで
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スティーブ・ジョブス / Steve Jobs

スティーブ・ジョブス本、予約注文した。

もちろん、原文(英語)と日本語訳版、両方ね。

Steve Jobs
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スティーブ・ジョブズ I
» スティーブ・ジョブズ I

スティーブ・ジョブズ II
» スティーブ・ジョブズ II

にしても、日本語訳版はどうして二冊に分けられてるんだろうなー。単純に日本語に翻訳して分量が増えたからなのかなー。きっとそうなんだろうなー。

いま読んでる本 – 「伊坂幸太郎」二冊

海外出張するときは、大抵の場合、行きの空港で小説を1, 2冊買って、機内や出張中に読んだりしている。

そんで、今週のサンフランシスコ出張でもやっぱり買った。「伊坂幸太郎」本を二冊。前から気になってた作品。

フィッシュストーリー
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チルドレン
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なんかサクサクと読めてて、面白いだね。

スマートフォン、はじめの一歩 – 『できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術』

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僕も参加させていただいた、スマートフォン会議ケータイ会議8のメンバーで、レビュー中は色々とお世話になったカイ士伝のカイさんの著書『できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術 (できるポケット+)』を読みました。

スマートフォン(Android)は最初にスムーズに使い始めることができると、もっと面白く便利に使っていけるようになるんだと思います。逆に言うと、最初につまずくと使いづらい印象ができてしまい、なかなかその面白さや便利さに気づけなかったりするんだと思うんです。なので、カイさんがブログで書いていた本著で注力した部分というのは、スマートフォンを使いこなしていくための第一歩としてすごく重要だな、と個人的には思うわけです。

Androidの使いこなしというのは本当に深い世界で、本気でマスターするならAndroidだけではなくGoogleの各種サービスも徹底的に触れなければいけないのですが、さすがに文量的にもそこまで踏み込むことはできないので、代表的な機能やサービスに特化し、Androidを使いこなす方法のあくまで一例としての紹介に集中しました。この本で紹介しているアプリやサービス、機能以外にもまだまだAndroidの面白い使い方はたくさんあるのですが、そういう使いこなしに目覚めるお手伝いをできたら嬉しいなあというのが書き上げて思う次第です。

【ご報告】初めて本を書きました – カイ士伝

本著では、「◯◯したい」「△△しよう」というように、「スマートフォンでは何ができてそれをどうやるのか?」ということが、たくさんの画面キャプチャと一緒に丁寧に紹介されています。どの項もすごく分かりやすい内容だけど、個人的に特に親切な内容になっているなーと感じるのが、「操作の説明」だけじゃなくて「操作後の状態」がどうなっているか、というのも説明されている部分。操作の説明だけだどその操作が正しくできたのかということが分かりづらかったりもするので。

AndroidスマートフォンでGoogleサービスと連携して何ができるか、ということから、アプリを使ってできること、PCとの連携、セキュリティ関連等々まで幅広く紹介されていて、これからAndroidスマートフォンを使い始める人、特にスケジュール管理等を含め、仕事でもどんどん活用していきたい、と思っている人には、本著は力いっぱいお勧めです。すでにスマートフォンユーザーという人でも、新しい発見があると思うので、やっぱりお勧めです。

できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術 (できるポケット+)
» できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術 (できるポケット+)

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» 【ご報告】初めて本を書きました – カイ士伝
» Impress Japan: できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術

スマホの実力をフルに引き出す、情報管理の新常識を身につけよう

パソコンやWebサービスとの親和性が高く、従来の「仕事」に活用できる機能を多数搭載しているのが、Androidスマートフォンの大きな特長です。そこで、スマートフォンを仕事にフル活用するための、実践的なアプリの選び方、使い方をマスターしましょう。本書では、これまでパソコンで行っていたメールの送受信やスケジュール管理、情報収集、文書の作成といった仕事を、スマートフォンとの組み合わせにより効率化することを目標に設定。具体的なシチュエーション別のアプリと、その使い方をわかりやすく解説します。

» 「できるポケット+ Androidスマートフォン仕事術」 – ケータイ Watch
↑のページで紹介されている定型文アプリ「CopiPe」は、本著で初めて知った。便利すぎる。

『BORN TO RUN』はみんな読むべきなんじゃないかな

朝

Vibram FiveFingersを履いて走り始めてあまり日が経っていないのに、調子にのって距離を伸ばしすぎて右足の甲を痛めてランニングを休んでいるというのに、裸足系ランへの興味というか想いは強まるばかり。

そして今日、走れない日にこそ読むべき、ってことで、なかなか時間を取れずに読み進めれずにいた『BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”』を一気読みして読了した。

もう何というか、走りたい気持ちを抑えるのに必死だ。ああ、走りたい。

この本についてのレビュー記事を書こうとすると、書くことがありすぎて凄い文量になりそうなので、再読した後にでもまたゆっくり腰を据えてレビュー記事を書きたいなと思う。ただひとつだけ言えるのは、僕にとってこの本は一生ものでこれから何度も何度も読み返すことになるな、ということ。そういう本にはこれまでに数冊出会っているのだけど、『BORN TO RUN』もその一冊に加わった。ランナーだけじゃなくて、正直、本気でみんな読むべきじゃないかな、と思える本。

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» BORNTORUN.ORG – A RUNNING RE-EVOLUTION IS AFOOT – FAN SITE
» ベアフット・ランニング.jp

BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”
» BORN TO RUN 走るために生まれた~ウルトラランナーVS人類最強の”走る民族”

【読んだ】なぜ宇宙人は地球に来ない?

寝る

なぜ宇宙人は地球に来ない? (PHP新書)

だいぶ前に読了していた本著について、いまさら書いてみる。

宇宙人やミステリーサークルや、幽霊、心霊写真といった超常現象や占いや迷信等を、皮肉たっぷりに「懐疑的」(否定的ではなく)エッセイとしてまとめられている。

こういうカテゴリーの話題は嫌いではない(むしろ好き)なので、結構楽しい読書になった。途中途中で挟まれるイラストもまた皮肉とユーモアが満載で最高で、一人でニヤニヤしながら読んでしまった。

結構幽霊やら心霊写真やら、そういうのが苦手だったのだけど、この本を読んでから全然怖くなくなった。ほんとに。あと宇宙人ネタはやっぱり、いちいち面白い。

その内容については好き嫌いがバッサリと分かれそうな本だけど、とにかく楽しい読書にはなると思うので、気楽に読んでみることをお勧め。

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つづきが知りたい気持ち – 『つづきの図書館』

うちの嫁さんが本屋さんの子ども向け書棚で目に留めて、気になって、購入した一冊。

嫁さんが読了したあとに、僕も「たまには子ども向けの本を読むのもいいかな」と読み始めたら、思いのほかハマって一気読みしてしまった。

絵本のなかから出てきたキャラクター達(はだかの王様とか)と図書館の司書として働き始めた40歳の女性とが「つづき」を探す、という、こうやってざっくりと書いてしまうと「?」という感じの物語だけど、子ども向けのファンタジー物だと思っていたので、それはそれで楽しみに読み始めた。

ただ、読み始めたら思いのほか・・・、んーっと、やっぱりこれ以上に内容に触れていくのはやめておこうかな。ひとつだけ言うとしたら、読み始めたら一気読みせずにはいられない物語、ということだけ言っちゃおうかな、うん。

色々な本を読みたい、と思っているし、絵本を読むのも結構好きだったりするのだけど、この本のように絵本ほど幼少向きではない、小学生くらいの年齢の子どもを対象とした本ってあまり読まないなあ、なんてことに気づいたりもした。これからは、この辺りの本も読書対象にしていこうかな。

ただ、この本は子ども(小学生くらい)対象とはいえ、大人も十分に楽しめる内容。お勧めです、はい。

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もっと読書したい、しなきゃ。

朝散歩
Taken with F-01C

ここ最近、あまり読書をしていないなあ、ということにふと気付いて居ても立ってもいられなくなったので、以下3冊を読むことにしました。

スイッチ!
スイッチ!

何となく、といったら何だかよく分からないけど、とにかくスイッチしていこう、ってことで。

夏への扉[新訳版]
夏への扉[新訳版]

先日観劇した演劇集団キャラメルボックスの「夏への扉」の原作本。SF物は結構好きなんです。

言語設計者たちが考えること
言語設計者たちが考えること

興味津々な本。まだ手をつけていないけど、面白いに決まってる。

One more thing…

進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)
進撃の巨人(4) (少年マガジンコミックス)

前から気になっていた本作を読み始めてしまった。第4巻は今週発売予定。