ダンナと出かける前
「どう? 似合う?」と調子こいて聞くと
「う~ん、オマエは何着てもニオウぞ」
とニッコリ。
そんなに血を見たいのか。
<『言いまつがい』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月12日の言葉
言いまつがいなのか、狙ったのか。
ダンナが狙って言っていたとしたら、かなり凄腕。
狙ってなかったとしても、
普段「ニオウ」ってどっかで思ってたから、
思わず出ちゃったとか。
いずれにしても、
今日の「言いまつがい」は秀逸。
「ニオウぞ」(ニッコリ)
ある企画について話した場合に、
もしも理解の領域内にあれば、
「おもしろい」というふうになるわけだけど、
すぐに「おもしろい」とわかるものは
たいていお金になりません。
<TSUTAYA社長・増田宗昭さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 4月11日の言葉
ほぼ日刊イトイ新聞『社長に学べ!』のこのくだりで、
続いてこんなことを増田さんはおっしゃっている。
その人の理解の領域の外にある企画を、
その人の理解の領域の中にあるものに
置き換えるんです。
<TSUTAYA社長・増田宗昭さんが『社長に学べ!』の中で>
すぐに「おもしろい」と思うもの、
つまりそれは、
人の理解の領域内にあるもの、
それはあまり価値がない。
という増田さんの考え方。
ビジネスアイデアや企画を練るときに、
意識すれば、それだけで相当面白いものになりそう。
(難易度もあがるかもしれないけど。)
自分が面白いとかいけてるって思うアイデアって、
人に話すとたいしたことなかったりする。
それは、その人の理解の領域を超えてないからだったんだ。
逆に自分ではたいしたことのないアイデアが、
めちゃくちゃウケたり。
人の「理解の領域」は個人差がある。
その「理解の領域」外にあるアイデアを出すには、
「理解の領域」がどんなもんなのかを見極める必要もある。
まずは、
自分の理解の領域を超えるアイデアをどれだけ出せるか。
そこらへんに挑戦していこうと思う。
桜は、花界の蝉だから。
ほんと咲いたと思ったら、
あっという間に散っちゃう。
<『ぼーっとしたミーハー通信。』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月10日の言葉
そのたった一週間足らずの時間で、
春の訪れを高らかに唄い、
卒業(別れ)と入学(出会い)の背景となり、
見る人の心を和やかにし、
その麓に人を集め、
一時の幸せな喧騒をプロデュースする。
花界の蝉が僕らにもたらすものは、
日本の四季の中でも、ひときわ際立つ瞬間。
そんな瞬間を毎年味わえる僕ら日本人は、
本当に幸せもんだ。
おもしろい仕事のコツって
「どれだけ自分を消すか」
ということですよね。
<糸井重里さんが『おもしろ魂!/a>』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 4月8日の言葉
僕は外資系の通信機器メーカーに勤務している。
日本支社の社員は少数陣営なので、
常に海外の本社あるいは支社から社員が来ていて、
彼らと一緒に仕事をしている。
そして、彼らの自己主張ってのは、とても強い。
ときどき、日本人の僕からすると、
「落ち着け」って声をかけたくなるくらいに、
熱く自己主張する。
それはそれでいいんだけど。
それに対抗してこっちまで熱く自分を出そうとすると、
うまくいかないことが少なからずある。
ひかないので、彼らは。
そんなわけで、
明らかに、それは違うだろう、ってこと以外は、
こちらがひくようにしている。
ただその身の引き方が、最近我ながらうまくなってきた。
議論から身を引いていきながら、相手を立てながら、
結果的に自分の意見を通す。
そんな駆け引きめいたことが出来るようになってきた。
自分を消す。
ただ、出てきた結果には自分の意見が残っている。
そこに名前は残っていなくても。
五箇条の御誓文が、坂本龍馬の考案した船中八策をヒントにしているように。
あ、ちなみに僕は今の職場でのし上がろうって気が全くないので、
こんなことが出来るけれど、
今いる職場で上に行く必要がある人は、
どんどん自己主張していきましょう。
「頭がいいという人は、進化が止まりやすい。
そういう人は、自分ひとりで解決できちゃうから、
他の人を必要としない人が多い。
そんなに頭がいいとかいうことがなくても、
人と人とが協力しあってやるほうが、進化しやすい」
<池谷裕二さんの言葉『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月7日の言葉
僕は結構仕事を抱えやすいタチだ。
それによって遅れてしまう仕事もあったりして、
いかんなと思う部分もあるけれど、
人に任すよりも自分でやったほうが早い、って思っちゃったりして、
結局抱え込んでしまう。
今日の言葉にあるように「頭がいいから」そうしてるつもりもないし、
実際抱え込みすぎて遅れちゃったり、ストレス溜めちゃったり、
どっちかっつーと、頭悪い。
と、最近やっと気付いて、
人に任せれる仕事はどんどん任すことにし始めた。
ただそうすると、その人の仕事の進捗具合を管理する、
っていう仕事が新たに出来て、
全体の仕事量としては大して変わらないんだな、ってことに気付いた。
むしろ、人に仕事をお願いして管理する、っていうことは、
責任も増えるわけで。
とはいえ、「全部自分で」って思っていた頃に較べて、
仕事をもう少し楽しめている、そんな気はしている。
一人でやるより、協力したほうが楽しい。
色々なアイデアも出し合える。
結果として、アウトプットの質があがる。
今までは何でもできると思って、
何でもかんでも自分でやってきたけど、
そろそろ、人に任す・人と協力する、ってことに
意識を向けていい頃だな、と、
しみじみ思う、30歳の春です。
(デザインをするとき)最近どんどん
「余計なことはしないていい」と思うようになって、
ものすごく素直に考えたものばかりやっているんです。
仕事は「それってそもそもなんなの」を考えれば
だいたい答えは出ますね。
<佐藤可士和さんが『デザイン論!/a>』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 4月6日の言葉
「美しいデザインとは引き算」
僕はデザインの勉強とかしたことないけど、
余計なものをいかに省いていくか、っていうのが、
美しいデザインの基本だと思っている。
そんなわけで、このブログのデザインも「極力シンプルに」と心がけた。
要は伝えたいことがちゃんと伝わるかとどうか、なので。
僕にとって伝えたいこと、というか、発信したいことというのは、
文章と写真。
それ以外はこのブログでしたいこと、っていうのは特にないので。
ブログ使って儲ける気もさらさらないし。
(とはいいながら、AmazonアフィリエイトとGoogle AdSenseを
ちょこちょこといれてんのはご愛嬌。
万が一それでお金が入ってきて、本代の足しとかになったらラッキー、ぐらいで)
あと、写真も引き算・シンプル、ってのを心がけている。
なので、僕は写真を撮るときに、
撮りたい!って思ったら、すぐにシャッターを押す。
構図とか露出とかあまり深く考えない。
写真には、心というか、そのときの情景のようなものが写りこむと思っているので、
ああだこうだ考えてしまうと、それらが消えてしまう気がする。
構図や露出を考え抜いてテクニックを習えば綺麗な写真は誰にでも撮れる。
そういう写真もいいけど、それよりも、
その撮った瞬間の「リアル」が写っている写真のほうが、
僕は好きなので、基本的には「衝動押し」。
僕の写真は、まだまだ「リアル」が写る域に達してないけれど。
あ、それと、
『仕事は「それってそもそもなんなの」を考えれば
だいたい答えは出ますね。』
という佐藤可士和さんの言葉にも思うところがたくさんあるが、
書き出すと長くなりそうなので、また別エントリーで。
うちの母親は物忘れが激しいのですが、
この前も「ユニクロ」が思い出せなかったらしく、
「ほら、あの~洋服屋さん、何クロやったっけ?」
と聞いていました。
ユニクロのユニだけ忘れるほうがむずかしいと思ううんですけど。
<『言いまつがい』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月5日の言葉
ちなみにユニクロの語源って、
「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」
っていうらしいです。
ブランド名そのものに、理念が詰まってんですね。
ユニクロは1984年、広島市に開いた1号店を皮切りに、国内で約650店を出してきた。ユニークな服の倉庫を意味するユニーククロージングウエアハウスの略だ。
世界経営者会議2004 – 柳井 正氏の基調講演より
挑戦する。
勝利者でありたいと激しく熱望する。
しかしその勝利のために、
ひとりの敗北者も生まれない勝利だ。
<岡本太郎さんの言葉
『TAROのひとこと』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月4日の言葉
挑戦者であり続けること。
何に対しての挑戦か。
何に対して勝利したいのか。
それは他でもない、自分自身だ。
自分に打ち勝つこと。
それが、ひとりの敗北者も生まれない勝利。
「お前の敵は誰か?」
「私です」
「よっしゃそうや。自分と戦うんや。裏表なくさぼったらいかんのやで。そのことの積み重ねが日本一になるんや」
そういうと生徒はニッコリします。(P.162)
カリスマ体育教師の常勝教育
妹の入学式の日に、肩パッドが入った
黒いロングトレンチコートを着た母は、
殺し屋のようでした。
<『ほぼ日デリバリー版・お母さん』より>
ほぼ日手帳2006 – 4月3日の言葉
ところで肩パッドって何のためにあるんだっけ?