昨年から図書館を積極的に利用するようになり、本をあまり買わなくなった。と言っても全く買わなくなったわけではないのだが、買った本はほぼ100%読むようになり、未読の積読本がたまることがなくなってきた。
そんな状態に慣れてくると、これまでに溜めてきた未読の積読本や、一度読んでもう読まないであろう本が部屋に居座っているのが我慢できなくなってくる。処分しなきゃなあ、と思いつつなかなかタイミングを掴めずにいたのだが、来月引っ越すことになったので、この機会に一気に処分することに。
ずっと居座り続けていた本の中から、この本は手元に置いときたいと思う本のみを残し、あとは全部ブックオフに売りに出すことに。本の選別はあまり深く考えるとまた処分できなくなりそうなので、「いつか読みたくなるかもな・・。」とかは考えずに、「選別をしているこの瞬間に読みたいか、あるいは再読したいかどうか」という問いに「YES」となるものだけを残した。そうして20冊程度残ったのだが、面白いことに未読本で残ったのはほんの二、三冊で、ほとんどが既読で再読したい本だった。
「気になる本は迷わず買う」というのを自己啓発本か何かで読んだ影響で、ここ2年ほどちょっとでも気になった本はすぐにAmazonやリアル書店で買っていたのだが、そうやって買った本というのは、そのとき「気になった」気持ちが冷める前に読んでしまわないと、なぜその本を買ったのかも忘れてしまうものなんだなということに気づいた。それに自分の興味や傾向も日々変わるものなので、今なら絶対買わないだろうというような本も多い。
そういった本もいつかまた読みたくなるのかもしれないが、いつになるか分からない「いつか」のために部屋のスペースを使うのは勿体無いし、未読本というのはそこに過去の自分というか気持ちというか何かそういうもんが打ち込まれているようで、前に進めないような気がするというか流れが澱んでしまうというかなんというか。とにかくあまりいい影響が無いもんなんだなあと、今回未読本の山を処分したあとの心地よさ、気持ちの軽さを感じて、つくづく思った。
結局、段ボール6個分の本を売ることに。量が量なので自分でブックオフに持っていくのはきついので、自宅まで売りたい本を無料で取りに来てもらえる宅本便というサービスを利用した。査定結果は後日メールで届く。いくらで売れるんだろうか。
そんなわけで、これからは読みたい本は基本的に図書館から借りることにして、今後何度も読みたいと思うであろう本のみを買っていくことにする。そうやって、積読・未読フリーな読書生活を送っていきたい。