偏りすぎな読書傾向

 溜まった積読本や読み終えてもう読まないであろう本をブックオフに売るために整理した際に(参照)、持っている本がかなり偏っていることに気付いた。自己啓発系の本がやたら多い。我ながら気持ち悪いなと思いつつ、売る本・売らない本を選別していったのだが、今回売る本の7割近くは自己啓発系の本で、20冊ほど残すことにした本のうち、自己啓発系の本は5冊もない。

自己啓発系の本には読みやすい本が多いし、読むとその瞬間は気持ちが盛り上がるから何か達成感があったりするんだけど、その内容をほとんど覚えていない、あるいは覚えていたとしても継続的に実践していないところが、これまた我ながら気持ち悪い。本を読んだら、特に自己啓発系やビジネス書系の本を読んだら、その内容から自分の考え方だけではなく行動まで変わらないと、その本の内容を本当に理解したことにはならない、と今は思っている。が、これまでは、本から何かを得たいのではなく、読書そのものが目的になっていたことは否めない。意味なさすぎだな、これは。

 自己啓発系やビジネス書の類は、読後に自分の行動が変わるような読書じゃないと意味がない。その本の内容を「知っている」と「している」の間には、雲泥の差がある。これからは、読む本の偏りをなくし、つまり、自己啓発系の本は極力読まないようにして、それ以外のジャンルの本を意識して読んでいくことに決めた。そして、読書後に何か自分の行動を変えたいと思うような本に出合えたら、「知っている」の先、それを「している」ところまでいかないと意味がないことを忘れないようにしたい。

 と、そういう意識とは別に、エンターテイメントとして単純に楽しむ読書ももっともっとしていこうと思う。

Leave a Reply

Your email address will not be published.

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.