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アメリカ英語 vs イギリス英語

 毎朝の日課である犬の散歩中によく聴いているのが、English as a Second Language Podcast。聴きやすくて、分かりやすい内容の英語を、ブツブツとシャドーイングしながら歩く。これだけで、かなり英語の練習になっている(はず)。また、ESL Podcast Blogも、英語学習者にとって興味深い内容が定期的に更新されているので、見逃せない。

 そのESL Podcast Blogでアメリカ英語とイギリス英語の違いについてのTipsが紹介されていた。

この本文中に紹介されている、アメリカ英語とイギリス英語の、スペルの違いとボキャブラリーの違いがそれぞれ書かれている以下のサイトが思いのほか役に立った。

僕の場合、普段英語を使うときに、自分が話しているのはアメリカ英語なのかイギリス英語なのか、意識することはあまりない。が、子どもに英語を教えるときには、どちらを主体において教えるべきなのか、少し考えどころだったりする。英語クラスにくる子ども達にとっては、アメリカ英語だろうとイギリス英語だろうと、どちらも英語には変わりないのだけど、これだけ両者に違いがあると、どちらかに主体をおくこと、その違いを先生がきちんと理解しておくことは、やっぱり重要なんだなと再認識した。

 それにしても、違い、多いなあ。上記のボキャブラリーの違いを紹介しているサイトを見るに、僕はどちらかというとアメリカ英語寄りなんだなと思った。「祝日」のことを「Bank Holiday」とは言わないもんなあ。

See also

Storyline Onlineがありえないくらい面白い

Storyline Online

 ハリウッドの俳優達が絵本の読み聞かせをしているサイト。絵も動いたりと、物語を楽しむ工夫がされている。俳優たちの読み聞かせもものすごく味がある。これで無料とは。いや、本当にすごい。寄付もできるようなので、寄付しますよ、これは。

iPod touch用の辞書appを二つほど買った

買ったのは、以下。

  • i英辞郎 (英和・和英) – 1,000円
  • American Heritage Dictionary – Fourth Edition (英英) – 3,500円

i英辞郎

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 アルクの英辞郎(英和・和英)をオフラインで使えちゃうっていうのは、物すごく重宝する。インクリメンタルサーチも快適だし、この値段で英和・和英両方使えるというのは個人的にはお得感がある。

American Heritage Dictionary – Fourth Edition

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 発音機能付の英英辞書を探していて、真っ先に見つけたのがこれ。ほとんどの収録語で発音を確認できる。こども英語クラスの準備をしていると、発音が分からない単語が結構でてくるのだが、これまではいちいちPCで発音確認していた。これからは、手元でささっと検索して発音を確認できる。最高。

ひとりごと

 AHDはアメリカ英語だが、イギリス英語用の英英辞書として、Oxford(2,900円、発音機能付)も欲しいなあ、なんて思ってしまう。こども英語クラスでは、アメリカ・イギリス英語の違いを意識することは大事だし、自分自身の勉強にもなるので、買っちゃおうかな、と思いつつ、有料appを色々と買いすぎてるので、二の足を踏んでいるところ。

今日は参観レッスン

 今年に入ってから教え始めている子ども英語クラスでは、8回のレッスン毎に参観レッスンを行っている。週一回のレッスンなので、大体二ヶ月に一回くらい。お母さん達に子ども達がどの程度英語を習得しているか、レッスンを楽しんでいるか、というのを見てもらうのと、レッスン後に少しレッスンの感想や意見を伺っている。僕にとっても、お母さん達に見てもらいながらのレッスンというのは非常に緊張するもので、程よいタイミングで気を引き締めたり、これまでのレッスンを振り返ったりできる。子ども達も、お母さん達に自分が英語を学んでいる姿を見てもらうというのは緊張しつつも嬉しいようだ。そんなわけで、参観レッスンは関係する皆にとって、とても大事な行事なのだ。

 そして今日は参観レッスン。子ども達がお母さん達に見られてて明らかに緊張しているのがかわいかった。いつもの大はしゃぎ・悪ふざけ振りはすっかり息を潜めて、ある意味神妙にレッスンを受けているのが微笑ましい。みんながんばって、そして楽しんでレッスンを受けていた。

レッスン後に、連絡事項とこれまでのレッスンで導入した英語素材、そして簡単な内容の通信簿を書いて、お母さん達に配布。その後、子ども達のレッスン中の態度について、こちらの気づいた点、お母さん達の考え等を踏まえて意見交換。なるほどそういう考えがあるんだな、と勉強になる。

 参観レッスンの前は、通信簿や連絡事項等の配布物を準備や、レッスンをお母さん達に見てもらうという緊張感で、かなり気が張っている。その分、無事終了すると少しほっとするのだが、気を抜かずに次回からのレッスンも子ども達ときちんと向き合って楽しくやっていきたい。

Simon Saysはキラーアクティビティだ

 今日のレッスンでは、Body Parts(head, ears, eyes, nose, mouth, arm, elbow, hand, leg, foot)を導入。そして、こういったBody Parts関連やAction関連の言語材料を導入する際に非常に効果のあるアクティビティ「Simon Says」を初めてやってみた。効果は絶大。ゲームを楽しむ子ども達の集中力はただごとではないくらい。今日初めて導入したBody Parts関連単語もゲームに勝ちたい一心で、どんどん覚えていく。大分慣れてきた頃に、「Simon says, touch your nose!」と言いつつ僕は耳を触る、というひっかけ問題もやってみたが、ひっかからない子どももいた。鼻=noseというのを今回初めて学習したのに、もう定着している。

 正直、ここまでとは思っていなかった。Simon Saysは子ども英語教室におけるキラーアクティビティであると体感・実感した。これからも折に触れて使っていきたいと思う。

Reviewが大事

 今度の土曜日に行う子ども英語クラスのレッスンプランを作成した。大分、慣れてきてはいるが、その分、課題も見えてきている。

 最近悩ましいのが、これまでに導入してきた言語材料のReviewと新しい言語材料の導入を、ひとつのレッスンのなかでいかに分配するか、ということ。レッスン時間は限られているので、あれもこれもとやるわけにもいかないし、子どもの集中力も続かない。レッスンを重ねていくからこそ見えてくる課題ではあるが、かなり頭を悩ませている。

 個人的には、Review(復習)が語学に限らず、どんな勉強においても大事だと思っているので、どちらかというとReviewに多くの時間を割きがちだ。かといって、これまで導入した言語材料を全部Reviewするわけにも当然いかず、どの単語・センテンスを重点的にReviewするか、というのが重要になってくるわけだが、これがまた悩ましい。今の判断基準としては、日常会話でより使うであろう単語・センテンスを定着するまでReviewしていこうと考えている。

 それにしても、やればやるほど課題が増えてくるものだ。悩ましいが、やりがいもあるし、何より楽しい。子どもの笑顔を見る喜びもどんどん大きくなってくる。んん、たまるか。

クラス内の年齢構成

 今年から教え始めている子ども英語クラスの生徒は6名。男子3名、女子3名。うち男子2名が小学校一年生で、残りの4名(男子1名、女子3名)は幼稚園年中さん。全員、英語を学ぶのが初めての子ども達ばかり。小学校一年生と幼稚園年中の子どもが混在したクラスはどうなんだろうと少し不安を感じつつ何度かレッスンを行ってきて、少し難しい場面もあったりしたけど、結構問題ないものなんだなと感じていた。

 そんななか、今日は幼稚園でイベントがあったため、小学一年生二人のみでレッスンとなった。他の子ども達とのカリキュラム上の足並みを揃えるためにレッスン内容は普段の流れからは外したものを行った。主に挨拶等の英会話やアルファベットを書いたりといったような少しだけ高度な内容に取り組んでみたのだが、いくつか発見があり勉強になった。

 小学生だけでレッスンを行ってみると、やはり小学一年生と幼稚園年中の二歳の歳の差というのは歴然とあるのだなと感じる。これまでレッスンで導入してきた天気や動物、色のReviewを行ったのだが、思いのほか覚えているし、スムーズに発音できるようになっていて驚いた。また、アルファベットを書いて覚えるというのも嫌がらずに、むしろ書きたくて仕方ないという感じだ。英語の勉強を始めたのは幼稚園年中さん達と同じ時期であっても、覚えるスピードや興味を持つアクティビティ等に意外と差があるものなんだなと実感。

 その年齢差は、いたずらや勝手な言動をとる頻度等にも無関係ではないところがまた面白い。僕のクラスの場合、小学生一年生二人のほうがいたずらや勝手な言動をとる頻度が幼稚園年中さんに較べて圧倒的に多く、それがひとつの課題ではあった。今日のレッスンでとても興味深かったのが、小学生二人だけでレッスンを行っていると、ほとんどいたずらや勝手な言動をとることがなかったことだ。普段よりも行儀がよく、各種アクティビティも興味を持って楽しんで学んでいた。なぜそんな違いがあるのか、なかなか興味深い。調べて考えてみよう。ゲームの進め方等、今度のレッスンプランニングの参考になりそうだ。

レッスン中のいたずら対処方法

 こども英語のレッスン中に、子ども達がいたずらをすることがよくある。

いたずら、というよりも勝手な行動、と言ったほうがいいのかもしれないが、特に多いのが、ホワイトボードへの落書き。次のアクティビティに移るちょっとした時間などに、ホワイトボードにいたずら書きを始めてしまう。

そのいたずら書きが、本当にただのいたずら(まんが等)の場合、「やめなさい」ですむが、悩ましいのが、自分の名前を書いたりしているとき。たとえそれが日本語でも、5~7歳の子どもが自分から字を書きたいというのは悪いことではないので、やめさせずらい。けど、好き勝手にやらせていては、レッスンの妨げになる。もっと場数を踏んでいけば、そういう状況も対応していけるようになるとは思うのだが、今はまだまだそこまでの余裕がなく、いつも中途半端な対応になってしまう。

この問題の解決方法を、あれこれ考えて結局たどり着いた結論は、「されたらどうする?」を考えるのではなく、「させない」ための物理的な防止対策を施す、ということ。例えば、子ども達の手の届くところにホワイトボード用のペンを置かない、とかそういうこと。こうやって書いてみると、ごく当たり前のことだ。子ども英語先生としての場数がまだ10回未満という駆け出しの駆け出しな僕は、こういう単純で当たり前のことだけど大事なことになかなか神経が行き届かない。

 子どもがレッスン中に勝手な行動を取って困っている場合、しかるだけではなく、その行動をさせないための物理的な対処は何かをまず考えるべきなんだなと、またひとつ勉強になった次第である。

子どもに話を聞かせるには

つまり、「静かにしなさい」という注意の仕方は、子供をしゃべらない性格にしてしまう恐れがあるのだ。 では先生はどのように注意すればいいのか。それは、 「聞いてください」 である。「聞いてください」と注意すれば、

  • 子供は「どのようにすればきちんと聞けるか」を考え、
  • 「自分がしゃべっていると相手の話が聞こえない」と気づき、
  • 「相手の話を聞くときはしゃべらない」という習慣が身につく

という学習ができるのだ。「静かにしなさい」だけでは、しゃべらなくなっても話を聞いてくれるようになるとは限らないし、「しゃべることは良くないこと」だと刷り込まれる可能性がある。

子供に「静かにしなさい」と注意してはダメ – F.Ko-Jiの「一秒後は未来」

 これは、納得。

 子ども英語クラスでも、がやがやしているとどうしても「静かに!(Please be quiet!)」と言ってしまいがちだが、それよりも、「聞いてください!聞きなさい!(Please listen to me!)」と言うようにしていこう。

レッスン中にすねる先生

 子ども英語クラスを運営していくにあたって、いま一番の課題は、子どもたちのレッスン中の態度だと思っている(参照)。先生の言っている英語が分からないというようなこと以前の問題として、レッスン中の態度がよくない子がいる。注意しても分からない子がいる。これは子ども達が悪いわけではなく、僕の先生としての能力が低いから、ということが一番の原因であることは分かっていて、いかにレッスンに集中させるか、ということで頭がいっぱいな今日この頃である。

 そんな課題を抱えながら、今年4回目のレッスンを行ってきた。今回のレッスンでは初めて絵本の読み聞かせを行った(参照)。色とりどりの動物が次々と出てくるこの絵本(Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?)は子どもたちの食いつきもよく、今回のレッスンの目的としていた絵本に登場するAnimals/Colorsの単語の定着は思ったよりうまくいったように思う。

 ただ、今回のレッスンで一番心がけていたことは、いま一番の課題と考えているレッスン中の態度の徹底だった。日本語でもいいから、態度のよくない子はきちんと叱る、言うことを聞かせる、好き勝手させない、ということを強く心がけていたのだが、結果として今回もまた、前回よりは良かったとしても、まだまだまとまりのないレッスンとなってしまった。

 反省点・改善点、あるいは学びとなった点は、毎回のレッスンが終わると山のように出てくるのだけど、今回のレッスンの中で興味深い場面があった。

 それは絵本を読み始めようとしたときのこと。僕が絵本を読み始めようとしているのにもかかわらず、勝手な話をして聞こうとしない子達がいた。何度注意してもやめない、何も言わずに憮然とした表情で待っていてもやめない、「じゃあ、君達は話をしていなさい」といって、その子達以外の子にだけ読み聞かせようとすると「いいよ別に、話してるもん。」なんてことを言う。いい加減困ってしまったのだが、思い切って、「絵本嫌いなんだね。分かった。じゃあ今日は絵本はなし。」と言って絵本をしまってしまった。さらに、「それに今日は絵本をやろうと思っていたから、他になにもやることないよ。」と言ったら、さすがに戸惑った様子になる。そこでもう一度全員に向かって、「絵本聞きたい~!?」と聞くと、全員ではないけど数名の子が「聞きたい!」という返事があった。「OK!じゃあやろう!」と言って、もう一度はじめると、さっきまで勝手な話をしていた子達も「聞くー!」と言って、しっかりと聞くようになった。その後、絵本の読み聞かせ、その絵本に登場する動物カードを使ってのアクティビティと、割とスムーズに展開できた。

 レッスン中に先生がすねてみる、というのが良いことなのか悪いことなのかは何とも言えないところがあるが、今日はそれでレッスンが壊れるのを防ぐことが出来た。きちんと行儀良くしている子達に対しては申し訳ないとも思うが、きちんとしないとレッスンが進まない、行儀良くしているからこそ楽しいことができる、ということを少しでも感じてくれたのでは思う。

 まだまだ、子ども英語先生としても、子ども教育の場に立つ人間としても、経験はもちろん、知識も足りない僕のような者に英語を教えられている子ども達は果たしてハッピーなのか、たまに考えてしまうこともあるが、色々と難しい場面はありつつも、そのレッスンのなかで一言でも笑顔で英語を発音してくれるのを見ると、そんな考えも吹きとんでしまう。いま、僕がやっていることは、子ども達にとって少なくとも無意味なことではないのだな、と。