Monthly Archives: February 2008

「ちりとてちん」続編制作

番組の遠藤理史チーフプロデューサーは「シリーズかスペシャル版になるかは分からないが、やってみたい」と既に調整中であることを明かした。

デイリースポーツonline/NHK朝ドラ「ちりとてちん」続編制作へ/芸能・社会

 気が早い気がしないでもないけど、楽しみ。

 というか、今は、A子がどうなっていくのか、それだけが気がかりなのさ。

Reviewが大事

 今度の土曜日に行う子ども英語クラスのレッスンプランを作成した。大分、慣れてきてはいるが、その分、課題も見えてきている。

 最近悩ましいのが、これまでに導入してきた言語材料のReviewと新しい言語材料の導入を、ひとつのレッスンのなかでいかに分配するか、ということ。レッスン時間は限られているので、あれもこれもとやるわけにもいかないし、子どもの集中力も続かない。レッスンを重ねていくからこそ見えてくる課題ではあるが、かなり頭を悩ませている。

 個人的には、Review(復習)が語学に限らず、どんな勉強においても大事だと思っているので、どちらかというとReviewに多くの時間を割きがちだ。かといって、これまで導入した言語材料を全部Reviewするわけにも当然いかず、どの単語・センテンスを重点的にReviewするか、というのが重要になってくるわけだが、これがまた悩ましい。今の判断基準としては、日常会話でより使うであろう単語・センテンスを定着するまでReviewしていこうと考えている。

 それにしても、やればやるほど課題が増えてくるものだ。悩ましいが、やりがいもあるし、何より楽しい。子どもの笑顔を見る喜びもどんどん大きくなってくる。んん、たまるか。

CF

 今年は、来月に控えた引越しや年末に予定している大きなイベントもあったりして、何かとお金がかかる。にも関わらず、お金に大分ルーズなところがあるので、何だかCFが厳しそうだ。

 そんなわけで、奥さんと一緒にがっつりと今現在のCFと今後のお金の運用をプランニングしてみた。こうやって数字にしてみると、どこで無駄遣いをしているか等の課題もよく把握できるし、どこをどうしていけば、目標金額に目標期日までにたどり着くことができるか、俯瞰できる。

 普段からお金の出納を記録しておけばいいんだけど、毎日家計簿をつけるってのもなかなか習慣化できず。とはいっても、あまりにほったらかしもまずいので、これからは定期的に資産のチェックをしていかねば。

マニラから帰国した

 風邪をひきつつの移動はなかなかきつかった。

 何がきついって、エアコンがきつい。特にマニラ・ニノイ・アキノ国際空港のなかは冷房の効きがすごい。レストランもないので、冷たいベンチの上で搭乗を待った。

 飛行機は一番後ろの席。やっとやわらかい席に座れたと思いつつ、やはり座っているのは辛い。離陸後、空いてる席に移動し横になることが出来たのはうれしかった。薬ももらって3時間45分のフライトのほとんどを横になって過ごすことができた。おかげで、成田に着く頃には大分よくなった。

 今回のマニラ出張は、アジアの他のオフィスの同僚達とも会えたし、トレーニング・ミーティングも充実したものだった。こういう集まりはまたやりたいものだ。

風邪をひいた

 マニラに来て、5日目の夜に。明日帰国するというのに。

 マニラ到着前日に夜なべしてしまい、ちょっと体調悪でエアコンきんきんの飛行機のなかでも結構きつかったんだけど、マニラに着いたら、元気になったので安心していた。とはいえ、マニラは暑いんだけどどこにいっても室内は寒いので、きちんと一枚羽織って暮らしていた。そんな風に、結構気を使って過ごしていたので体調がひどくなることもなく、快適に過ごしていた。

 で、5日目の夜。22時過ぎに急に喉が痛くなり、身体が火照って、ギスギスする。いきなりすぎる。頭痛もひどい。参ったな。

 変な菌をもらってなければいいけど。

宮部みゆき「火車」と東野圭吾「百夜行」の共通点

先日読み終えた(参照)宮部みゆき著『火車』と、昨年12月のマルタ出張中に読んだ東野圭吾著『白夜行』の長編ミステリー二冊には、大きな共通点がある。どちらの作品も、物語の中心となっている人物の心情描写が一切ないのだ。

白夜行』を読んでいるときに、主人公二人の心情描写が一切ないことに驚愕していたが、『火車』でも物語のキーとなる女性の心情描写が一切描かれていない。にも関わらず、あれだけの人物像を読者の心にくっきりと残している。

今は『火車』を再読中だが、この辺りを意識して読むと、また面白い。

See also

白夜行火車

ラスト一行に脱帽 – 「火車」

火車

いやホント、ラスト一行が素晴らしすぎる。有名なミステリーだし、Amazonのページにはどういった内容のミステリーか載ってるので、ここでは内容について触れないけど、ミステリーとしては一気に読ませつつ、社会あるいは経済小説的な部分も含んでいて、ものすごく考えさせる内容だ。

ラストに近づくにつれ、どういうエンディングになるんだろうとドキドキしながら読んだ。小説を読んでいると、ちょっと先を読んでしまう癖があるので、最後のページは次以降の行を指で隠しながら読んだ。

そんな風にして辿り着いたラスト一行。何度も言うけど、素晴らしい。素晴らしいというか、個人的にはすごく好きな終わり方だ。これまで読んできたミステリーの中でも群を抜いている。この一行を読んだ後、しばらく放心、そして即再読せずにはいられない。

もしこれから本著を読む人が居たら、途中で最後の一行を絶対に読まないように。間違って読んじゃった、ってのも絶対になし。どんな小説でもそうかもしれないが、特に本著の最後の一行を途中で読んでしまったりすると、大げさでも冗談でもなく一生後悔すると思う。お気をつけて。

今夜は震えて眠る – 「犯人に告ぐ」

犯人に告ぐ

先月行ったマルタ出張の行きの飛行機で読みきった本著。文庫版を成田空港で購入して、10日間の出張中にちょっとずつ読もうかなと思っていたのだが、行きの飛行機で読み始めて、そのままノンストップで一気に読み切ってしまった。おかげで行きの飛行機は退屈しなかった*1

一気に読みきったというくらいなので、面白かったは面白かったのだけど、何となく物足りなかった。いや、本当面白いんだけど、個人的には何かが足りなかった、かなあ。んん、それが何かは分からないんだけど。何だろうな、リアリティというか何というか。特に終盤。犯人を追い詰めるきっかけとなった「犯人の手紙」辺りのくだりとか、犯人を特定する場面とか。まあ、感じ方は人それぞれだとは思うので、何とも言えないけども。僕はそう感じた。

けど、一気に読ませる文のテンポや物語の展開は、ものすごく楽しめた。映画版(参照)も観てみたい。

文庫版

僕が購入した文庫版の表紙は映画版で主役を演じる豊川悦司。読んでいて豊川悦司の顔が浮かぶわ、主人公の台詞は全て彼の声に変換されてしまうわで、何だかちょっとなという感じだった。映画化されたあとなので、こういう表紙になるのは分かるんだけど、小説内のキャラクター像が読む前から出来上がってしまうというのが個人的にあまり好きではないなあ。そういう先入観のようなものなしで読み進めていくうちに、段々とキャラクター像が自分の中で作られていく、というほうが断然面白い。

DVDも発売される

映画版は、DVDで観るかな。

↑僕が買った文庫版の表紙がこのパッケージと同じもの。インパクトはあるけどなあ。

*1:というのはちょっと大げさか。何せ、フランクフルト経由で乗り継ぎ含めて計20時間近い移動だったのだから。

初マニラ

 今日から6日間、仕事でマニラに滞在する。

 フィリピンオフィスのエンジニアが日本オフィスに来ることはよくあるが、僕がマニラに来るのは初めて。ゆっくりする時間はないと思うが、初めての国に来るときは、いつも少し気が高ぶるものだ。

 空港までフィリピンオフィスの仲間が迎えに来てくれた。彼とは彼が日本にいるときに、家に招待して一緒にWiiをやったりするくらいの仲。久しぶりに会えて嬉しい。10歳になる子ども(男の子)も一緒に来てくれた。かわいいお子だ。PSPを持っていた。

 空港から滞在するホテルまで送ってくれたのだが、その途中でスラム街を通った。そのスラム街から5分も行かないところに開発エリアがあって大きなビルが立ち並ぶ。こういうコントラストは日本にいると情報として知っていても見ることはできない。そのギャップを見て、色々な思いが頭の中を駆け巡るが、それで自分に何が出来るんだ?という自問には答えることができなかった。何か出来ることはあるのだろうか。

そんなことを思っていたら、友達が「日本とは全然違うだろう。けど、みんなハッピーなんだ。」ということを言っていた。スラムに住む人たちがハッピーかどうかは僕には分からない。彼にだって本当は分からないだろう。けど、少なくともスラム街に住む人達には笑顔が多いし、その笑顔は東京で満員電車に揺られている僕らのそれよりもハッピーに見えた。まあ、僕らでも仕事以外の時間は、あれくらいの笑顔を見せているのかもしれないけど。どうなんだろう。

 まあ、そんなことをツラツラと思いながら、ホテルに着く。なかなかいいホテルだ。フィリピンオフィス仲間の一人の旦那さんが働いているようだ。

 インターネットも充分なスピードだし、部屋も広い。文句なしと言いたいところだが、ひとつだけ問題が。

 お湯が出ない。いくらこの季節のマニラの気温は30度近いといっても、お湯が出ないのはつらい。それだけが問題だ。何とかしてもらわないとだ。

(追記 on 2008/2/18 23:00)
メンテナンスが入って、お湯出るようになった。

クラス内の年齢構成

 今年から教え始めている子ども英語クラスの生徒は6名。男子3名、女子3名。うち男子2名が小学校一年生で、残りの4名(男子1名、女子3名)は幼稚園年中さん。全員、英語を学ぶのが初めての子ども達ばかり。小学校一年生と幼稚園年中の子どもが混在したクラスはどうなんだろうと少し不安を感じつつ何度かレッスンを行ってきて、少し難しい場面もあったりしたけど、結構問題ないものなんだなと感じていた。

 そんななか、今日は幼稚園でイベントがあったため、小学一年生二人のみでレッスンとなった。他の子ども達とのカリキュラム上の足並みを揃えるためにレッスン内容は普段の流れからは外したものを行った。主に挨拶等の英会話やアルファベットを書いたりといったような少しだけ高度な内容に取り組んでみたのだが、いくつか発見があり勉強になった。

 小学生だけでレッスンを行ってみると、やはり小学一年生と幼稚園年中の二歳の歳の差というのは歴然とあるのだなと感じる。これまでレッスンで導入してきた天気や動物、色のReviewを行ったのだが、思いのほか覚えているし、スムーズに発音できるようになっていて驚いた。また、アルファベットを書いて覚えるというのも嫌がらずに、むしろ書きたくて仕方ないという感じだ。英語の勉強を始めたのは幼稚園年中さん達と同じ時期であっても、覚えるスピードや興味を持つアクティビティ等に意外と差があるものなんだなと実感。

 その年齢差は、いたずらや勝手な言動をとる頻度等にも無関係ではないところがまた面白い。僕のクラスの場合、小学生一年生二人のほうがいたずらや勝手な言動をとる頻度が幼稚園年中さんに較べて圧倒的に多く、それがひとつの課題ではあった。今日のレッスンでとても興味深かったのが、小学生二人だけでレッスンを行っていると、ほとんどいたずらや勝手な言動をとることがなかったことだ。普段よりも行儀がよく、各種アクティビティも興味を持って楽しんで学んでいた。なぜそんな違いがあるのか、なかなか興味深い。調べて考えてみよう。ゲームの進め方等、今度のレッスンプランニングの参考になりそうだ。