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メルボルンへゴーバック

20090227-R0010857.jpg 早めに帰国できて良かったよなんて喜んでいたのも束の間、呼び戻されてしまった。正直、きつい。体力的にも、精神的にも。そうはいっても、いかんともしがたいのでがんばるしかないのだけど。

前回の滞在時は、仕事が忙しいのと英語がうまく通じないのとで、大分ストレスを感じていたので、あまり楽しめなかった。今回はプロジェクトが佳境を迎えるタイミングだし、英語のレベルも変わっていないので状況は変わらないが、ここはひとつ「全ては捉え方次第」という僕のモットーに基づいて、何でも前向きに楽しんだろ、という「捉え方」をしていくことにする。

楽しもうと思えば、楽しみはいくらでも見つかるもので。写真を撮ったり、長い飛行機移動中に腰を据えてじっくりと本を読んだり。あとは、たくさんの国の人間が集まっているプロジェクトなので、彼らとの会話を楽しむことはもちろん、仕事スタイルや時間の使い方・過ごし方等々を観察して、文化の違い等を意識するのも面白い。そういった違いを知り体感することは、こども英語教師として経験値アップにつながるはず。

まあ、あとは何とか時間を作って、もう少しメルボルン市内をぶらぶらとそぞろ歩きながら、スナップ写真を撮りたいだな。街中をトラムが走っていたりして、東京とは街の表情が結構違うし。

「待つ意識」の違い

 3月に二週間のヨルダン出張を終えて、10日も経たないうちに、またヨルダンに来ている。今回も二週間滞在。

 今回、この出張が決まったのが出発の二日前で、週末の予定をキャンセルしなきゃいかん上に、モチベーションがめちゃくちゃ下がるような会話が上司との間であり、それでも現場での仕事は山のようにある、という状況の中、何とか気持ちと身体のバランスを取りながら忙しい日々を過ごしている。

 そんな日々を過ごしつつ、日本とヨルダンの文化の違いというのを色々と発見している。なかでも個人的に特に気になるのが、「待つ意識」あるいは「譲る意識」の違いだ。その意識の違いに慣れていかないと、こちらでは普段の生活のなかで嫌な思いをすることも少なくない。

例えば、エレベーター。日本だと降りる人が優先されるけど、こちらではそれがあまり徹底されていない。とはいっても、こっちが降りようとしているのに気付けば大抵の人は待ってくれるのだけど、道をあけてくれるというところまではしてくれない人も多い。エレベーターの真ん前に立ったままでいるので、こっちがよけなければならない。日本であれば、エレベーターから降りる人がいれば、待つのはもちろんとしても降りてくる人達のためにエレベーターの前をあけておく、というのが普通。

 こういう意識の違いこそが、文化の違いなんだなと思う今日この頃。外国に行ったら、そういう文化の違いを理解するのはもちろん、それを楽しむくらいの気持ちがないと、参ってしまうのかもしれない。

ヨルダン滞在初日の頭の中

 3/9(日)の午後に成田を発ち、イスタンブールまで12時間半、トランジット待ち時間が3時間半、そしてイスタンブールからヨルダンまで2時間、という長旅を経てホテルに着いたのが、3/10(月)の朝3時。いつもながら、日本からのダイレクト便がない国への長旅というのは、とても疲れる。

 とはいえ、到着したその日の朝から仕事は始まる。朝8時にブレックファーストミーティングをするというので、2時間ちょっと寝てホテルのレストランへ。以前に日本のプロジェクトをサポートしてくれていたエンジニアと再会する。日本のでのプロジェクトが終わって彼がUKに帰国するときに「また会おう」なんて言っていたが、まさかヨルダンで再会するとは、そのときは露ほどにも思わなかった。

 ホテルのヴュッフェ朝食を食しながら、こちらのプロジェクトの状況を聞く。うむ、なかなか忙しくなりそうだ。うちの会社の悪い癖で、プロジェクトのサポートに日本から呼ばれても、そのプロジェクトの情報が直前まで入ってこない、というか大抵の場合、到着するまで何をするのか具体的に分からない、という現場のエンジニアとしては困るというか歯がゆい状態で出張が始まる。もちろん、出張に行くことが決まると、出張先のプロジェクトマネージャーにプロジェクトの状況、タスク等を質問するのだけど、返事が来ない。来たとしても、出発直前だったりする。そんな状態に文句も言いたくなるし、実際最初の頃は文句も言っていたが、最近はそんなのにも随分慣れてきた。普段やっていること、これまでやってきたこと、等々を評価されてプロジェクトにアサインされているのだから、あまり深く考えずに自然体で居て、あとは現場でなるようになるし、なんとでもしてやる、という腹のくくり方ができるようになっている。

 朝食ミーティングを終え、僕が朝方3時にホテルに着いたということを知ったプロジェクトマネージャーが(フライト情報も事前に連絡してあったんだけどね)、午前中は休んで午後から合流していいよ、と言ってくれたので、お言葉に甘えて午前中は休むことにした。確かに長旅の疲れと短い睡眠時間と時差で、頭も身体も重かったので、この申し入れはとてもありがたかった。部屋に戻って奥さんとSkypeで少し話してから、二時間程横になった。

 仲間からの電話で起きたのだが、中途半端に寝たのが逆によくなかったのか、むちゃくちゃ頭が重くてだるい。きっつー、と思いつつ、午後から合流する。時差ぼけもあって、うつらうつらとしながら、何とか一日目の仕事を終了。といっても、出張の一日目は大抵プロジェクトの状況把握のために、現地のプロジェクトメンバーと話して終わるので大した成果をあげることもできないのだが。

 海外出張の一日目は、日本での生活からいきなり英語オンリーの生活になるので、耳と口と頭が英語のそれに完全に切り替わるのに神経が費やされる。色々な国からメンバーが集まっているので、それぞれの英語にも癖というか特徴があって、それに慣れるのにも多少の時間が必要だったりもする。そしていつも「普段から英語のリスニングとスピーキングの練習はしておかないといかんなあ」なんて思うのだけど、日本に帰るとそんなのはころっと忘れてしまうのだった。いや、今度こそ帰国してからも英語の練習を怠らないようにするぞ。

 夕飯はホテルのなかにある「BENIHANA」という日本食レストランで寿司を食す。味はまあまあ、かな。まずくはなかった。

 夕食中に、時差ぼけのせいで、頭がぼーっとして、猛烈に眠くなってきた。そんな僕の様子に気付いたのか、仲間の一人が「明朝はゆっくり起きて10時過ぎから合流しなよ」と言ってくれたので、感謝しつつまたまた甘えさせてもらった。部屋に戻ってシャワーも浴びずに、即ベッドに入る。あっという間に落ちた。

 奥さんからの電話で目を覚ます。時計を見ると朝8時半。昨日寝たのが22時半だったので、10時間も深々と寝た。おかげで、頭すっきり、身体も軽い。そんな状態でこの日記を書いている。

 ヨルダン滞在初日の昨日はそんなこんなで、ヨルダンをちゃんと感じることができなかった。今日からは、滅多に来ることの出来ないヨルダンという国の風土と文化を楽しみつつ、仕事に勤しんでいこうと思う。

初マニラ

 今日から6日間、仕事でマニラに滞在する。

 フィリピンオフィスのエンジニアが日本オフィスに来ることはよくあるが、僕がマニラに来るのは初めて。ゆっくりする時間はないと思うが、初めての国に来るときは、いつも少し気が高ぶるものだ。

 空港までフィリピンオフィスの仲間が迎えに来てくれた。彼とは彼が日本にいるときに、家に招待して一緒にWiiをやったりするくらいの仲。久しぶりに会えて嬉しい。10歳になる子ども(男の子)も一緒に来てくれた。かわいいお子だ。PSPを持っていた。

 空港から滞在するホテルまで送ってくれたのだが、その途中でスラム街を通った。そのスラム街から5分も行かないところに開発エリアがあって大きなビルが立ち並ぶ。こういうコントラストは日本にいると情報として知っていても見ることはできない。そのギャップを見て、色々な思いが頭の中を駆け巡るが、それで自分に何が出来るんだ?という自問には答えることができなかった。何か出来ることはあるのだろうか。

そんなことを思っていたら、友達が「日本とは全然違うだろう。けど、みんなハッピーなんだ。」ということを言っていた。スラムに住む人たちがハッピーかどうかは僕には分からない。彼にだって本当は分からないだろう。けど、少なくともスラム街に住む人達には笑顔が多いし、その笑顔は東京で満員電車に揺られている僕らのそれよりもハッピーに見えた。まあ、僕らでも仕事以外の時間は、あれくらいの笑顔を見せているのかもしれないけど。どうなんだろう。

 まあ、そんなことをツラツラと思いながら、ホテルに着く。なかなかいいホテルだ。フィリピンオフィス仲間の一人の旦那さんが働いているようだ。

 インターネットも充分なスピードだし、部屋も広い。文句なしと言いたいところだが、ひとつだけ問題が。

 お湯が出ない。いくらこの季節のマニラの気温は30度近いといっても、お湯が出ないのはつらい。それだけが問題だ。何とかしてもらわないとだ。

(追記 on 2008/2/18 23:00)
メンテナンスが入って、お湯出るようになった。

のどかな風景

 今回の出張は、車でMalta国内をあっちこっち回っていて、なかなか楽しい。

 町と町の間の道は、とてものどかだ。ヨーロッパ風味な町並みもいいけど、こういう風景もなかなかいい。道路も町を出た途端に、急に狭くなって荒れてくる。舗装されていないわけではないが、ものすごいでこぼこ。

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マルタの休日

 マルタで過ごす土曜日の記録。

 今日は、何がいいって、天気がいい。

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 昨年12月に出張できたときに、観光できるような場所はほとんど回ってしまったので今日はホテルでゆっくり読書でもと思ったが、天気がいいので出かけることにした。

 ホテルでのビュッフェ朝食のあと、Vallettaへ。

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The National Library of Malta in Valletta

 前回もValletta観光をしたが(参照)、国立図書館の中を見ることが出来なかったので行ってみた。

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 Reading Roomのなかは写真撮影、携帯電話、飲食が禁じられているので、Reading Roomの入り口外から撮影。本そのものが歴史であるかのような古書が天井までびっしりと並んでいる様子は壮観だった。広くはなかったけれど、そこに悠久の「知」を感じた。

 その「知」に囲まれて、まったりと読書でもしようと思っていたんだけど、リサーチ等で来ている人でないとReading Roomの資料閲覧できる所へは入れないので、ビジター用の展覧部分だけを見て出てきた。

書店

 図書館で読書する予定が崩れたのですることがなくなり、プラプラとショッピングモールの中の書店へ。

 週明けから、仕事でマルタ内を車で色々と回る必要があるので、ほぼ全ての通りの名前が載っているくらい詳細なマルタのストリートマップと、前から読みたいと思っていた「カイト・ランナー」の原著(The Kite Runner Movie Tie-In)を購入した。

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 このショッピングモールの最上階は映画館になっている。今日は図書館以外の予定は特にないので、映画でも観ることにする。6作品程上映中だった。さっき買ったThe Kite Runnerの映画版も上映していてかなりそそられたが、まずは原作を読もうと思い却下。「I am Legend」を観ることに。次の上映時間まで2時間近くあるので、適当に時間をつぶす。

散歩

 プラプラそぞろ歩く。

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カフェランチ

 裏通りにあるカフェにて、軽めのランチ。

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Small Pizzaとカプチーノ。ピザの味は微妙。

 映画の上映時間までまだ結構時間があるので、スパークリングウォーターとカフェラテを追加注文して、読書。

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映画

 I am Legend(参照)を観た。英語もそこそこ理解できた。まあ、映像だけ観ていても、90%くらい理解できるような映画だとは思うけど。誰も居なくなって荒れ果てたNew Yorkの映像と、Sam(主人公(ウィル・スミス)の飼っている犬)のかわいさが、この映画の見所。それ以外は・・・、ひどい、の一言。怖いし。ホラー映画だ。しかも内容が浅くて矛盾しまくったホラー。参った。ウィル・スミスじゃなかったら、もっとひどいことになっていただろうな。

迷子

 映画を観終わって、VallettaからホテルのあるSt.Juliansに帰ろうとしたところ、道に迷う。迷わなければ、VallettaからSt.Juliansは20分もあれば着くんだけど、40分以上かかった。Maltaは小さい国なので多少迷っても、すぐにリカバリーできるので、迷っても別に焦らない。適当に走っているうちに見覚えのある道にでる。今回は、「迷子になるのも一興」なんて言って適当に走っていたら、Vallettaから随分離れた場所まで行ってしまった。それでもホテルから20分圏内。

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今回の出張の相棒。FIAT君。

ジム & プール

 帰ってきて、奥さんとSkypeで話してから、ホテル内のジムとプールへ。ジムで自転車20分(7.5Km程)、軽く筋トレ(腹筋中心)、ストレッチ。その後、プールでウォーキングとちょっと泳ぐ。そして、プール脇のジャグジーでしばしまったり。いい気分。

夕食

 夕食は、ホテル近くのイタリアンレストランにて。

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暗くて、こんな写真しか撮れなかった・・・。

 スパークリングウォーター(L)、サラダ、ピザ。ピザは、ピザーラのMとLサイズの間くらいの大きさ。食べ切れなかった。

あり

 今朝起きたら宿泊先のホテルのシャワールームの天井から洗面台の横に置いてあるゴミ箱にかけて蟻の大群が行進していて背筋が凍っただよ。