そのボディショップの入り口に大きな看板が掲げられ、そこに目を疑うようなフレーズが書かれていた。「短い脚」「太いウエスト」「縮れた髪」・・・・一般的には好ましくないとされる女性の形態が列挙され、最後にひとこと、「ラブ・ユア・バディ」と記されていた。
どのような容貌容姿もあなたの体なのだから、自分で愛しなさい。自分の体をすべて受け入れたうえで、自分が幸せになる方法を考えよう。それがボディショップのメッセージだ。
これと同じように、自分の動機がどのようなものであろうと、すべてを自分のものとして受け入れる。その上でそのパーソナリティを矯正するのでなくできるだけ生かす形でキャリアやスキル、コンピタンシー強化を考える。まさに、「ラブ・ユア・パーソナリティー」が幸せなキャリアの第一歩であると私は考える。(P.68)
キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? by 高橋俊介
愛読しているNo.1ビジネスメルマガ「平成・進化論」で紹介されていた『キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?』を読んでいます。
「キャリアショック」「キャリアチェンジ」「キャリアコンピタンシー」「幸せなキャリア」といった考え方が、キャリアや生き方、本当にしたいこと、などといったことを30歳になって改めて見つめ直している僕にとって、大きなヒントを与えてくれています。
冒頭の引用にあるように、自分の「動機」を何よりも信じてキャリアを考えよう、と、著者の高橋さんは主張します。
「動機」とは、つまり、「モチベーション」。
その動機が自分の価値観から生まれているものなら、つまり、周りの外的影響から生まれているような「モチベーション」でないのなら、もう間違いないです。その「動機」を大切に、「幸せなキャリア」を進んでいけるんです。
給料による自分価値や世間一般のキャリアプラン、とかいった考え方に、僕はまだまだ縛られているようです。本書を読んで、それに気付きました。
今の自分にとって、とても参考になる考え方が目白押しです。
じっくり何度も読んでみようと思います。
東洋経済新報社 (2000/12)
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