Tag Archives: ほぼ日刊イトイ新聞語録

言葉の真意

「今は、人にあんまり会いたくない」
と言っている人のところには、
ときには行ってやらないと、ね?
<萩本欽一さんの言葉
『ほぼ日刊イトイ新聞語録』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 8月28日の言葉

「今は、人にあんまり会いたくない」なんて言われたら、僕の場合、言葉のまま受け取って、そっとしておくべき、って思ってしまう。一人で考えたいって本気で思っている人もいるだろうしね。
けど、「今は、人にあんまり会いたくない」なんて、あまりにも寂しい言葉であるのもまた真実なので、そういう人にこそ会いに行くべき、なんだろうなあ、多分。
相手の言葉を、文面どおりに受け取って、いいときもあればそうでないときもある。それを判断するのは付き合いが深い深くないに関わらず難しいこと、だけど、だからこそ、人との関わり合いは面白いし生きてく上で不可欠なもの、って言えるんだろうな、なんて思った。

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人づきあいはわずらわしい

人づきあいのわずらわしさも、抱え込む。
これは、あとでものをいってくるんです。
「こどもを車で送っているオレのほうが
 絶対にかっこいい」と思う。
<矢沢永吉さんの言葉
 『ほぼ日刊イトイ新聞語録』より>
ほぼ日手帳2006 – 5月13日の言葉

人づきあいのわずらわしさ、会社での人間関係とか、特にわずらわしい。
けど、これをわずらわしいからといって、おろそかにしすぎても、それはそれで良いことないな、ということに最近気づいた。むしろ、面倒だな、と思いながらも、そういう人づきあいを受け入れることで、新しい発見があったりする。
というか、せっかく出会ったのに会社での付き合いなんて面倒、なんてハナっから思い込んでいた今までの自分が何て小さかったことか。どんな形での出会いでも大切にしていかないと、きっとあとから後悔する。
そんでもって、矢沢永吉さんの言葉、『こどもを車で送っているオレのほうが絶対にかっこいい』には個人的には大賛成。

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眠っている思考を呼び起こせ

自然という古文書を読む。それで技術が発展して道具ができる。
自然を読むという分析能力が高くなる。
分析能力が高くなると、あたらしい知識が入ってくる・・・・。
知の体系とは、そういうおもしろさの堂々めぐりなのですから。
<宇宙物理学者の松井孝典さんの言葉
 『ほぼ日刊イトイ新聞語録』より>
ほぼ日手帳2006 – 5月13日の言葉

おもしろさの堂々めぐり、というのは分かる気がする。あたらしいことを覚えると、あたらしいものが見えてくる。特に内的な変化がおもしろい。あたらしいことを覚えることで、今までの自分ではたどり着くことができなかったところへ思考が飛んでいくことができる。その思考はきっと、元々自分の中で眠っていて、あたらしく得た知識によって呼び起こされているだけ、ということが言えるのではと思う。自分の中で眠っている思考は、あたらしい知識や挑戦によって、いくらでも呼び起こすことができる。もしかしたら、それが「成長する」ってことなのかもしれない、なんて思った。

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天才には先が見えない

思い出すと、
どんな天才でも、
先が見えてなかったとも
言えるんですよね。
<テレビマンの土屋敏男さんの言葉
『ほぼ日刊イトイ新聞語録』より>
ほぼ日手帳2006 – 5月4日の言葉

「世界を変える」というのは、ある意味で「未来を変える」というのと同意語であるかもしれない。
そして、世界を変えてきた天才達は、先=未来を見据えて、何か閃いたり発明したり、しているわけではないのかも。その瞬間に閃いた、あるいは降ってきたアイデアを捉えてそれを実行して形にした結果、世界が未来が変わっている。
世界や未来を変えようと思って何かを作り出そうとするよりも、今この瞬間のアイデアを形にして自分にできることをすることが結果として「変える」チカラを持つのでは。それを天才と呼ばれる人達の歴史が証明している、気がする。

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オリジナルを発揮するとき

他人の評判を気にしていると、
そこそこのことはできますが、
ほんとうにオリジナルなことは、できません。
<社会心理学者の山岸俊男さんの言葉
『ほぼ日刊イトイ新聞語録』より>
ほぼ日手帳2006 – 5月2日の言葉

他人の評判を気にしすぎるのは良くないが、オリジナルを意識しすぎて、相手の期待とは全く違ったことをしても意味がない。
何はともあれ、相手の期待に応えること。その期待値を超えて相手に満足プラスアルファの感情を持ってもらうために、オリジナルを発揮する。
独創性を意識するあまりに、本当に大切なものを見失わないようにしていきたいものだ。

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