福島原発の状況は海外でも注目されているようだけど、海外の友達や上司・同僚から「原発は大丈夫?」ってなことを聞かれると、その注目度の高さを実感したりします。
会社の上司(アメリカ)と電話会議するときも、震災以降は「原発や放射線は大丈夫か?」ってなことを必ず聞かれるし、今日もFacebookで「放射線防止にはこういう食材がいいぞ!」ってなことを僕のWallに書いてくれる海外(イギリス)の友達がいて、それに対してインドネシアの友達が「それと家の中で過ごすことだ!」ってなことを書き込んだり。
そうやって心配してもらっている僕自身は、原発の情報にかなり敏感になっているとはいえ、あまり危機感もなくのんきに生活しています。僕の実家の両親や兄弟は福島の中通りに住んでいるのだけど、僕よりも原発のずっと近くに住んでいる家族が、放射線等を意識しているとはいえそれなりに普通に生活してる、という事実が大きいのかもしれない。
震災以来、両親とは毎日電話で話をしていて、原発に対する温度感のようなものを毎日聞いています。そりゃあ、全く危機感なく生活している、というわけでもないのだけど、かといって過剰に反応するわけでもなく、昨日まで断水が続いていた実家で原発に対する不安を抑えこみながら力強く生活している両親と話していると、東京に住む僕までもが不安になりすぎてどうする!ってことを思ったりもします。
かといって、この状況でいつまでも原発や放射線に対して無知でいるわけにもいかないので、出来る限りの情報収集(それと情報の取捨選択)をするように心がけています。
そして色々な情報が溢れているなかでも、何はともあれ必要な情報というのが、放射線の単位とその影響度合。これらを理解していないことには、ニュースを見ていてもこれまでほとんど聞いたことのないような単位を使った情報が流れてくることが多くて、変に不安になってしまったりするので。
で、文部科学省が発表している「都道府県別環境放射能水準調査結果」PDFの最終ページには、<< 日常生活と放射線 >>という情報ページがあって、そこには「◯◯マイクロシーベルトは日常生活ではこれくらいの量」といった情報が掲載されていて、これがかなり参考になるんじゃないかなと思います。
» 都道府県別環境放射能水準調査結果:文部科学省
海外の友達が心配してくれるのは本当にありがたいし、その心配は本当に純粋に僕や僕の家族のことを心配してくれてのことだということは分かっているのだけど、東京に住む僕に対してここまで心配してくれるということは、海外のメディアでは日本全体とは言わなくても東京を含む東日本は放射線の影響があって大変っぽい!っていうような印象で報道されているのかもしれないなあ、と思うと、何だか少し怖いというか不気味な感じがしてしまいます。
というわけで、自分でできる限りの情報収集・取捨選択をして、それらをもとに海外の友達とも話をしないとなあ、と思ったりしたのでした。