Category Archives: Theater

「わが闇」 by ナイロン100℃

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SIGMA DP2 Merrill, F2.8, 1/400s, ISO:200

ここ最近演劇を観てなかったのだけど、「わが闇」に出演している大倉孝二さんと岡田義徳さんが、山西惇さんと先日の「ボクらの時代」に出演していて、その放送のなかでナイロン100℃の「わが闇」が下北沢の本多劇場で再演中、ということを知って、これは観たい観なければ、とその日のうちに平日夜の回のチケットを購入して観に行ったのだった。

もう何というか、圧倒された。15分の休憩を挟んで3時間半という長時間の舞台だったのだけど、長いとは全く感じなかった。グイグイ惹き込まれて、グラグラと感情を揺らされながら、笑いながら泣きながら、そして色々と考えながら、観た。笑ったシーンには、ほとんど大倉孝二さんがいた。もうその爆発力たるや、という感じでです。

今回、再演ということで次いつ演るか分からないので、今回の公演中にもう一度観てみたいな、なんて思っている。で、せっかくなので、というのも変な言い方だけど、別の劇場で観てみたいな、と思ったりもするので、横浜公演もいいなあ、と。

東京公演最終日は三連休最終日の7/15(月)。チケットがまだ取れるかどうか分からないけど、当日券もあるとは思うので、ぜひ。人それぞれ好みがある、ということは分かっていつつ、力いっぱい、お勧めします。

東京公演のあとは、大阪公演(7/20)、横浜公演(7/23)、北九州公演(7/27)、名古屋公演(7/31)。やっぱり横浜公演、観に行こうかな、うん。

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» ナイロン100℃

『大衆演劇』初体験してきた

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現在参加中の「ケータイ会議9」参加メンバー有志で大衆演劇を観てきた。

正直、大衆演劇のことを知らなかったのだけど、何というかカルチャーショックというか、これまで全く体験したことのない世界だったので、色々と楽しかった。

※このエントリー内で使われている写真は全部「ARROWS X LTE」で撮影したのもの

大衆演劇というのは…

大衆演劇(たいしゅうえんげき)とは、日本の演劇におけるジャンルの一つ。一般大衆を観客とする庶民的な演劇のこと。一般的には「旅役者」と呼ばれる劇団に当たる。
確立された定義はないとされるが、専門誌『演劇グラフ』にはおおよそ下記のような要件が定義されている。
1. 劇場またはセンター(後述)で、観客にわかりやすく楽しめる内容の芝居を演じること。
2. 観客と演者の距離が近く、一体感があること。
3. (歌舞伎や通常の商業演劇と比べ)安い料金で観劇できること。

大衆演劇 – Wikipedia

という内容で、今回観た演劇も一般席1500円、指定席1800円という安い料金で3時間半の公演を楽しめる。今回行った浅草木馬館はそんなに大きな劇場ではなかったので、確かに役者さんとの距離が近く、公演中役者さんと思いっきり目が合ってるような気がするくらいだった。

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▲浅草木馬館入口。

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▲館に入ると、階段にこういったポスターが飾られている。ポスターの角のほうに書かれてある通り、こういうポスターはファンから作って送られてくるみたい。すごいなー。

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▲何とも味のある劇場。年配の方が多くて、おにぎり持参してたりして、すごく慣れた感じで観劇しているのが印象的だった。

芝居の内容は、ベースが「冥途の飛脚」という話で、それにアレンジが入っていて、話の内容自体は分かりやすかったのだけど、同じ役者さん(座長)が男役と女役をやっていて、それを途中まで気づかなかったりして、何だかすごいな、と。

個人的には、芝居から、間に口上が入って、そのあとの歌謡ショー/舞踏ショーという構成で3時間半の公演になっている、という構成が面白いなあ、と。

大衆演劇の舞台は、芝居とショーの二部から三部構成で演じられる。
芝居:人情劇や剣劇(時代劇など)が演じられる。
『忠臣蔵』・『国定忠治』・『清水次郎長』といった歌舞伎・新派劇・新劇の演目が多い。
歌謡ショー/舞踊ショー:劇団に属する役者が歌うあるいは踊るショー。
日舞を基本とし演歌や歌謡曲にのせて踊る、あるいは歌う。

大衆演劇 – Wikipedia

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▲笑いあり涙ありの芝居が終わると、おもむろに口上が始まる。劇団グッズの紹介とかも。

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▲口上が終わると、役者さん達が翌日以降の前売り券を客席内で売り歩き始める。こういうのも大衆演劇ならでは、なのかな。

口上のあとは、歌謡ショー/舞踏ショーの始まり。日舞のしなやかさみたいなものが、若手的な役者さんとベテラン役者さんとですごく違いがあるのが素人目で見ていても分かって、奥が深いのだなあと思ったのだった。

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暗い劇場内で舞台上だけライトアップされている、という状況下で、どうもうまく撮れなかった…。

※ケータイ会議メンバーのカイさんの以下のエントリーで紹介している方法で撮ればもっとうまく撮れたみたい。むむー、今度同じような状況下で『ARROWS X LTE』使って撮影するときは試してみよう。

» 明るく動きの速い被写体は撮影はARROWS X LTEの「明るさ調整」+「ベストショットセレクト」が便利 – カイ士伝

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▲歌謡ショー/舞踏ショーの締めはB’zの曲にのって派手に百花繚乱。

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▲公演が終わると、役者さん全員でお客さんをお見送り。こんな風に役者さんとお客さんが近いっていうのがいいですなー。

というわけで、初の大衆演劇、楽しみました。歌謡ショー/舞踏ショー中に役者さんへのおひねり(「お花」というらしい by Wikipedia)が渡される場面も見れたりして、何とも言えない世界観で思いのほか楽しかったです。普段は、普通(?)の演劇を観ることが多いので、その違いがまた面白く。もちろんいい意味で。

そして、全てのショーが終わったあとに役者さんたちが舞台からブーメラン投げするティッシュもちゃんとゲットしたのだった。

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» 大衆演劇 – Wikipedia
» 大衆演劇「公式」総合情報サイト

ケータイ会議9メンバーの大衆演劇関連記事(随時更新)

» 明るく動きの速い被写体は撮影はARROWS X LTEの「明るさ調整」+「ベストショットセレクト」が便利 – カイ士伝
» 日曜アーティストの工房 : 浅草で「大衆演劇」初体験
» F-05Dを持って大衆演劇をみてきた | ねんざブログ

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ケータイ会議メンバーがARROWS X LTEで撮影した写真はこちら → Flickr: F-05D

降りそそぐ百万粒の雨さえも by 演劇集団キャラメルボックス

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演劇集団キャラメルボックス2011サマーツアー『降りそそぐ百万粒の雨さえも』を観てきた。

» キャラメルボックス2011サマーツアー 『降りそそぐ百万粒の雨さえも』

2009年に観た『風を継ぐ者』の続編にあたる本作では、メインキャラ3人(立川迅助、沖田総司、土方歳三)が2009年公演『風を継ぐ者』と同じキャストで、物語にすんなりと入っていくことができた。

大政奉還後の鳥羽伏見の戦いから、新選組(土方歳三)が函館五稜郭まで旧幕府とともに戦い敗退していく、というのが時代背景。幕末からこの辺りの話は好きだし、新選組の最期のほうとかはもう何とも感傷的になってしまうわけで、今日の舞台でも何回か泣いてしまった。特に最期のあの殺陣のシーンはもう…。そしてそこからラストへ…、あ、ネタバレになっちゃうから、やめとこ。

今日は東京公演の千秋楽ということで、役者さんの一言挨拶と、出演していた小多田直樹さんの誕生日のサプライズお祝い(おめでとうございます!)、そして三本締め、そしてそしてその後に勘定方三鷹を演じた阿部丈二さんのまさかのアレ(!笑)、とかなり賑やかなカーテンコールで泣いて笑って楽しんだ。

キャラメルボックスの作品は、スプリングツアーの『夏への扉』以来だけど、やっぱり面白い。今年の残りの公演も楽しみだし、来年再演される『トリツカレ男』と『容疑者Xの献身』も楽しみだ。

王道タイムトラベルSF – 『夏への扉』 by 演劇集団キャラメルボックス

今日の散歩風景
Taken with F-01C

演劇集団キャラメルボックス 2011 スプリングツアー『夏への扉』を観てきた。

» 夏への扉 – 演劇集団キャラメルボックス 2011 スプリングツアー

観てきたのは、今日19時の回。実際には今日14時の回が千秋楽だったのだけど、震災の影響で中止された公演の追加公演として上演されたのが、今日19時の回、なので実質本公演の最後の上演を観てきたということになります。

千秋楽は14時の回だったので、19時の回は普通通りに終わるのかなーと思っていたのだけど、三本締めやキャストのみなさんが客席の通路を走って退場する、といった千秋楽のようなカーテンコール・退場シーンをやってもらえて、何だか嬉しかったですね。

『夏への扉』は、「王道タイムトラベルSF」といっていい内容の物語なので、そっち方面が好きな人ならたまらない内容かな、と思います。僕は割とそういう系の話が好きなのでハマりました。物語のテンポが早く、ちょっと内容の理解が追いついてない部分も正直あったりもしましたが。まあ、その辺りは今度原作を読んでみようかなと思ってるのであまり気にせずに、キャラメルボックスらしいテンションの高いステージを楽しみました。

そして、今回の『夏への扉』初演はDVD等の映像化はしない、らしいです。数年後に再演されるとは思うけど、今回観れて良かった。色々な意味で。

See also

夏への扉[新訳版]
» 夏への扉[新訳版]

キャラメルボックスとBeady Eye

まったーりな朝

こんなときだからこそ、というわけでもないのだけど、演劇や音楽や映画を楽しみたい、と思ったりするのです。

» キャラメルボックス2011スプリングツアー「夏への扉」

観に行こうかな、キャラメルボックス。観るとしたら今週中か…。

» Beady Eye : Official Website : Live

5月上旬に予定されているBeady Eyeのライブも、中止とかはなしでお願いしますよ。

キャラメルボックスの2011年が始まったみたいだ

caramel macchiato

そうか、もうキャラメルボックスのスプリングツアーが始まる季節か。

» キャラメルボックス2011スプリングツアー『夏への扉』 – 演劇集団キャラメルボックス

まだまだ寒い日は続くけど、春はそんなに遠くない、のかな、うん。

それにしても、今年のキャラメルボックスの公演ラインナップも楽しみだなー。

» キャラメルボックス2011ラインナップ – 演劇集団キャラメルボックス

ハーフタイムシアター『水平線の歩き方』(再演)が楽しみだ。前回の公演(3年前)は泣いたもんなー。

さてと、スプリングツアー『夏への扉』 はいつ観に行こうかな。

サンタクロースが歌ってくれた 10days Limited Version by 演劇集団キャラメルボックス

演劇集団キャラメルボックス25th Xmas Tour  @サンシャイン劇場

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キャラメルボックスの「サンタクロースが歌ってくれた」アナザーキャスト 10 Days Limited Versionを観てきた。

「サンタクロースが歌ってくれた」はキャラメルボックスの代表作でこれまでに何度か再演されているということだけど、僕は今回が初めて。オリジナルキャストも上川隆也・近江谷太郎というキャラメルボックスを退団した二人をゲストとして呼んで、メインキャストを初演時と同じ三人が演じる、というスペシャルなものだけど、僕個人としては、キャストの構成的には今日観たアナザーキャストのほうが好み。オリジナルキャストは上川隆也が観たいから観ようかなあ、という感じ。

「サンタクロースが歌ってくれた」は、これこそキャラメルボックスといった内容の劇。楽しめた。カーテンコールが5回もあったのにはびっくりした。これまでも多くても4回が最高だったので。それだけ楽しい舞台だったってことなんだろうなあ、と思う。

やっぱりキャラメルボックスらしい作品 – 『また逢おうと竜馬は言った』(海組)

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今週火曜日に観てきたキャラメルボックスの「また逢おうと竜馬は言った」(参照)を、今日またまた観てきた。

参照先のエントリーでも書いたけど、今回の公演ダブルキャストになっていて、今回観てきたのは海組。主役のツアーコンダクター岡本と竜馬が前回観た空組とは違う役者さんになっているだけで、他の出演者も、もちろん物語の内容も同じなんだけど、ずいぶんと違う雰囲気になるんだなあ、と。

どちらもキャラメルボックスらしくて面白い舞台だったし、較べるものでもないし人それぞれの好みだとは思うけど、あえて言うとしたら、個人的には先に観た空組のほうが好きだった、かなあ。

まあ、それはおいといて、とにかく「また逢おうと竜馬は言った」は期待通り、とても面白い劇だった。次からのキャラメルボックス公演も楽しみだ。

これぞキャラメルボックス – 『また逢おうと竜馬は言った』(空組)

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キャラメルボックス公演「また逢おうと竜馬は言った」を観てきた。

今回の公演は、主役のツアーコンダクター岡本と竜馬がダブルキャストになっていて、今日観たのは空組のほう。空組、海組、両方とも観るつもりで、どちらを先に観るか、というので嫁さんと相談したのだけど、二人とも空組のほうが好みの組み合わせだったので、最初は空組を観ることにした。

色々と感想はあるのだけど、ネタバレになるのであまり書かない、けども一言だけ。

「これぞキャラメルボックス」。楽しい。面白い。

というわけで、海組も予定通り観よう。

あ、あと、もうひとつ感想。司馬遼太郎の「竜馬がゆく」と「燃えよ剣」を再読したくなった。両方とも最後に読んだのは社会人成り立ての頃だったので、十年程前。今読んだら、また違う感動があるんだろうなあ。

See also

竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)
竜馬がゆく〈1〉 (文春文庫)

燃えよ剣
燃えよ剣

『AT HOME AT THE ZOO』を観てきた

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ちょっと久しぶりに、舞台を観てきた。今年に入って、二回目かな。

二人劇二幕、という珍しい構成の舞台。出演は堤真一、小泉今日子、大森南朋、という豪華キャスト。組み合わせは以下のとおり。

  • 第一幕「ホームライフ」: 堤真一、小泉今日子
  • 第二幕「動物園物語」: 堤真一、大森南朋

内容は、いわゆる戯曲というやつなので、何とも説明しづらい、というか出来ない。そして、普段キャラメルボックスの作品のように、分かりやすい物語物ばかりを観ている僕にとっては、なかなか見応えのある舞台、色々な意味で。

内容云々の感想以前に、ミーハーな僕としては、この三人の演技を結構小規模な劇場で間近に観れた時点で楽しんだ。特に、最近では『龍馬伝』の武市半平太を熱演している大森南朋が迫力があった。

久々に舞台を観て、やっぱりいいものだなあ、と。これからも、舞台なり音楽なりスポーツなり、出来るだけ生で観る機会を作っていこうと改めて思った次第。