こうして七つのポイントから、キャリア切り開き型の人たちの発想の特徴を浮き上がらせたが、まとめてみると、差別性や希少性に重きを置き、異質経験を活かし、今後の動向を読んでそれに自分を賭け、自分の好きなように出来る環境を求め、自分はこうありたいという明確な自己意識を持ち、ときには直感で判断し、そして、職業倫理を大切にする。(P.141)
キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか? by 高橋俊介
Love Your Personalityで紹介した『キャリアショック―どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるのか?』の「第3章:キャリアを切り開く人の発想パターン」のまとめからの引用です。
つまり、「マイナー党で行こう」ってことだ、と、僕は勝手に解釈しました。
人とおんなじことやってても、考えてても、この時代生きていけないよ、と。人ととはむしろ違うことを好んでやって、希少価値を持つマイナー人間になろう、と。とはいっても、ただ人と違うことをやってるんでは、ただの天邪鬼なので、自分の動機や価値観、自己意識が根本にあってのマイナー人間になろうってことです。ここは大きなポイントかな、と個人的には思います。
マイナー党でいるための基本的で必須なこと(それは本書全体を通して著者の高橋さんが強く提言していることだと個人的には思います)、それは「WHAT」です。仕事とはつまり、『WHAT → HOW → DO → CHECK → (WHATに戻る)』というサイクルの繰り返しですが、なかでも「WHAT」をいかに構築するか、そこがマイナー党のキモとなるわけです。
人と同じ行動・発想では、「WHAT」=「問題意識」は生まれてこないと思います。そのための発想のポイントが、冒頭で引用した七つのポイントです。これらはつまり、「どこでも食っていける」奴になるためのポイント、とも言えるのかな、と個人的には思います。
また、常に「WHAT」を考え、それに対してのHOW、DO、CHECKも、自分で考える。「自分の好きなように出来る環境を求め」るのは、そのためです。大きな組織だと、そのサイクルも仕事が細分化されていて、それぞれのプロフェッショナルがいたりします。それはそれで有益なことだと思いますが、自分でサイクルを回すことが出来るような環境でそれを繰り返せば、確実に柔軟で強い人間になれると思います。
どこでも食っていけるマイナー人間。
そうなるための基礎体力をつけるための行動と発想を、本著からたくさん学んでます。
どのページも学びばかりで、読んでてとても楽しい本です。例えていうなら、ビートルズのアルバムみたい。外れ曲がないって意味で。「80:20の法則」が通用しない、そんな本です。
ごぶ。 毎日自分のブログ更新するのが精一杯で、コメントできませんでした。めんご。
『マイナー党』いいね。というか、私昔からマイナー党なので、そろそろメジャー感も欲しい今日この頃^^
僕は何故か昔から「人と同じが嫌」で、そこをすごく意識してた。まあ、完全にはずすと寂しい思いもするのだが..。
でも、僕に限らずみんな心の底ではユニークでありたいと思ってるんだよなー。
僕は、昔「あなたって変わってるわね」とよく言われたんだけど(今でも言われてるかw)、これって僕にとっては結構褒め言葉。でも、「あなたも変わってますよね」って言い返すと、「いや私は普通です」みたいなこと言うんだな、たいていの人は。
で、「そう。じゃあ、あなたは『あなたって普通ですね』って言われたら嬉しいんですか?」と聞くとすごく複雑な顔して「嬉しくないかも」と本音がポロリ。
みんな、「この辺の社会に属していることを実感していたい感」と「ユニークインディビジュアル」でいたい、という狭間で心の葛藤がある気がするなぁ。
でもって、たいていの人は長いものに巻かれているね。それ自体悪いことではないけれど..。
逆に、
>ただ人と違うことをやってるんでは、ただの天邪鬼なので、自分の動機や価値観、自己意識が根本にあってのマイナー人間になろうってことです。
まさに、その通り。
ただ、その辺の倫理感って、100%の答えがないから難しいですよね。自分の中で「こうありたい!」みたいな筋が一本入っていれば良いけど、「自分がやろうとしてることって周りに迷惑かけない?」とか考え出したらもう迷宮入り。
個人主義へと移行している今みたいな時期って、もっとこういうこと議論された方が良いよね。
「これからは実力が正当に評価される時代だ!」とか言われる一方で、「実力社会は貧富の差を広げる」とか、「欧米式は日本になじまん」とか。
「個人主義の時代で社会性が失われていく」とか言われる一方で、癒着や保守的な考えとからめて、古いものを全部否定してしまうとか。
情報に振り回されて、頭の中混乱してる人多いんじゃないかなー。そういうことが避けられない時期なのかもしれないけど。
最近は、WHAT → HOW → DO → CHECKでいうと
DOに意識を置いて仕事してます。
ダイレクトラーニングで詰め込んだ情報が、アクティベートされてる感じです。
Just Do It ! 好きな言葉です。
ごぶさたです。
僕もぐんさんのブログにコメントできてなくて、スマンです。
ナイスなコメント、サンキューです ^^
> 情報に振り回されて、頭の中混乱してる人多いんじゃないかなー。そういうことが避けられない時期なのかもしれないけど。
ですね。まさに僕もその一人です。
情報が溢れてる時代、って何となくネガティブな雰囲気も漂うけど、情報は多いに越したことはない、っていうのもまたひとつの事実かと。
あらゆる情報を自分の中でどう咀嚼して自分の考えを持つか、そしてそれを発信するか。
マイナー党員としては、意識しなきゃいかんとこかな、と。
そのためにも、意識的なWHAT、そんで積極的なDO、が必要かなって思ったり。
> Just Do It ! 好きな言葉です。
最近は、これに「NOW」をつけてます。
Just Do It Now!
やる!今やる!
>Just Do It Now!
これええわ~。 確かに! 今やる!時間は戻らない!今しかない! Just Do It Now !