その想いが世界を作る

「横浜トリエンナーレ2005連動企画 OFF WAR −戦争のないロバート・キャパ−」の『第二部:戦争のないキャパ』を観て来ました。
前回の『戦場のキャパ』というテーマに比べ、今回はより「人間」に焦点が合っていました。


戦場写真家としてのロバート・キャパの戦場以外での写真に写る人々と、前回の戦場での写真に写る人々。
戦場だから、よりリアリティの深い写真が撮れるわけではない、ってことを、戦場と戦場以外の人々を同じ視点で写したキャパの写真によって、証明されていると思います。
キャパの写真から伝わってくるのは、やはり人間愛。そして徹底したリアル。
今回の第二部で、よりそれが伝わってきました。
キャパの写真を観てると、人間は一人として同じ人生を歩んでいる人はいない、それぞれの人生をそれぞれの歴史を刻みながら生きてるんだ、という当たり前のことを、改めて感じます。
戦争も、政治も、人間が関わる地球上の全てのことは、一人一人の人間の人生の重なりから、生まれている。その人間の想いひとつで、戦争は起き、そして、人が人を殺める、または、人が人を救う。人が人を愛する。
今ここで、あなたが、僕が、想うことは、全てに意味がある。だからこそ、その一瞬一瞬の想いを大切にしよう。
そんなことを考えたりしました。
» 横浜トリエンナーレ2005連動企画 OFF WAR −戦争のないロバート・キャパ−
» ロバート・キャパ – Wikipedia
» OFF WAR

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