SIGMA dp2 Quattro, F5.0, 1/250s, ISO:100, +0.3EV, JPEG
SIGMA dp2 Quattro, F4.5, 1/125s, ISO:100, +0.3EV, JPEG
まるで要塞なビルを、SIGMA dp2 Quattroで撮ってみた。重厚な感じが撮れて、自己満足。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/25s, ISO:100, +0.7EV, JPEG
JPEG撮って出しが、Merrillに較べてすごく良くなって、普段使っていく分にはSPP(SIGMA Photo Pro)でRAW現像しなくても大丈夫だな、と思いつつも、やっぱりRAWでも撮っておきたいということで、RAW+JPEGで撮っているわけで。
で、どの程度違いがあるのか、というのはやっぱり気になるところなので、何枚かRAW現像してみて、JPEG撮って出しと比較してみた。
全体的に見て、RAW現像のほうが色の乗り具合や、暗部の解像、等々、RAW現像のほうがやっぱり良いかな、と。ただ、その違いは等倍で確認して解像の違いが分かるような感じで、色の乗り具合等も、JPEG撮って出しでも十分良いので、引き続き基本的にはRAW+JPEGで撮影して、JPEGをLightroomに取り込み → Flickrにアップロード、という運用でいくことにした。
とはいえ、モノクロ含めて、じっくりRAW現像する、というのもまた楽しいので、それはそれでやっていこうかな、と。
以下、上がdp2 Quattro本体でのJPEG撮って出し、下がSPPでRAW現像(JPEG書き出し)。
SIGMA Photo Proの「AUTO」でRAW現像して、他のパラメーターは変更せず。JPEG Qualityは「+12」で書き出し。
AUTOでRAW現像したので、プラス/マイナス補正がかかってて明るさが違うので、ちょっと比較しずらい部分もあるかもだけど、SIGMA Photo ProのAUTOがどんな具合にかかるか、というのも見たかったし、参考になるかな、ということで。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
JPEGでは、あえてアンダー目で撮ったのだけど、SPPのAUTOでプラス補正されている。個人的にはやっぱりアンダー目のほうが好きかなー。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
これも、SPPのAUTOでは少しプラス補正。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
こちらは、SPPのAUTOで少しマイナス補正。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
SPPのAUTOで少しマイナス補正。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
SPPのAUTOで少しプラス補正。全体的にRAWのほうがよりヌケが良くなってる気がする。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
JPEGではアンダー目で撮ったのだけど、SPPのAUTOではプラス補正されて、適正な感じの明るさに。↑の紫陽花の写真もそうだけど、こういう被写体はアンダー目が好み。
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
▼JPEG
▼RAW現像(AUTO)
これもJPEGではアンダー目に撮って、SPPのAUTOでプラス補正されて適正な感じの明るさに。これは、適正な明るさのほうが雰囲気出るかな。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/250s, ISO:100, JPEG
全部、JPEG撮って出しで。Merrillでも紫陽花を撮っていたけど、MerrillでRAW現像した写真と比較しても、充分ヌケもよく、雰囲気もいいかな、と。
ただ、このエントリーで使っていてる、dp2 Quattroで撮った紫陽花の写真もRAWをSIGMA Photo Proで現像してみれば、もっと良くなるかな、とも思うので、あとで試して比較してみようかな。若干アンダー目の写真も好きだけど、明るめで現像してみても面白そうだし、その辺りも色々と試したい。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/640s, ISO:100, JPEG
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/250s, ISO:100, JPEG
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/800s, ISO:100, JPEG
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/250s, ISO:100, JPEG
既に、「ゲットした」とか、「ほぼ日クアトロをはじめた」とか、書いているけど、改めて、SIGMA dp2 Quattroの購入メモやファーストインプレッション的なものを書いておこうかなと。dp2 Quattroで撮影・JPEG撮って出しした写真をエントリー内に、挟みつつ。
SIGMA dp2 Quattro本体と一緒に以下のアイテムも購入。
レンズフード
» SIGMA レンズフード LH4-01 (Amazon)
シグマ純正のdp Quattroシリーズ専用フード。レンズフードは基本的にはつけて使いたいので。ただ、DP2 Merrill用の純正レンズフードはレンズ保護にもなるくらいレンズを覆うような形状だったのでレンズキャップをつける必要がなかったのだけど、このdp Quattro専用フードはそういう形状にはなっていないので、レンズキャップは必須。それと、このレンズフードが結構でかい。↓な感じでなかなかの迫力になる。
というわけで、レンズキャップが必須、そしてでかくてかさばる、という点から、ちょっと使いづらいかなと感じているので、レンズフードとしても機能しそうな↓のレンズフリップキャップの購入を検討中。
» Kenko レンズキャップ フリップキャップ 58mm (Amazon)
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/50s, ISO:400, JPEG
予備バッテリー
» SIGMA Li-ionバッテリー BP-51 (Amazon)
DP2 Merrillに較べて、相当バッテリーは持つようになり、かつMerrill同様本体に予備バッテリーが一個付属されているので、さらにもう一個は必要ないかなとも思ったのだけど、念のため。バッテリーチャージャーは今のところは追加で必要なさそうなので、今は見送り。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/160s, ISO:100, -0.7EV, JPEG
液晶保護ガラス
» Deff 【SIGMA dp Quattroシリーズ専用】High Grade Glass Screen Protector for dp Quattro DPG-SIDPQ (Amazon)
保護シート、ではなく保護ガラス。作りもしっかりしていて、クリア。DP2/DP3 Merrillで使っていた保護シートは何度か剥がれてしまったのでセロテープで補強していて、見た目もあまり良くなかったのだけど、この保護ガラスなら剥がれる心配はないかな。
SIGMA dp2 Quattro, F5.6, 1/250s, ISO:100, JPEG
以下、発売日に購入して5日程使ってみての、ファーストインプレッションをざざっと。各項目については、それぞれ個別のエントリーでおいおい掘り下げてみる予定。
JPEG撮って出しの画質がすごくいい
これは発売前の各メディアのレビューでも言われていたことだけど、JPEG撮って出しの画質がすごく良くなっていて、これなら普段使っていくには充分なレベルかなと。このエントリー内のdp Quattroで撮った写真も全部JPEG撮って出ししたもの。一応RAWでも撮っているので、もっと突き詰めたいときはRAW現像して楽しむことも出来る。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/125s, ISO:100, +1.7EV, JPEG
高感度でも撮れる
MerrillではISO400以上だとノイズも色くずれもひどくなって使えなかったのだけど、QuattroではISO400は充分使えて、ISO800でも許容範囲、ISO1600を超えるとノイズが目立ってくるけど、Foveonセンサーらしい空気感や雰囲気はほとんど損なわれないかなと個人的には。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/160s, ISO:800, JPEG
また、ISO800以上の高感度で撮影するときにカラーモードをモノクロームにすると、ノイズが程よいモノクロの味になって、なかなかいい。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/80s, ISO:800, -0.3EV, JPEG, Monochrome
ボディデザインが素晴らしい
dp2 Quatrroの最大の特徴のひとつである、ボディデザインが、やっぱり素晴らしい。見た目のインパクトもあるけど、グリップ感が特にいい。僕の場合は、人差し指でシャッターを押すのではなく、ジョイスティックを握るような感じでグリップを握って親指でシャッターを押すほうがより安定してシャッターを切れる。
ただ、ボディ背面の各種ボタンは右手親指で操作するので、何か設定を変えたいときにシャッターボタンから親指を離す必要があるので、状況によっては人差し指でシャッターを切ることも。この辺りは、これから枚数を撮っていくなかで、より使いやすいスタイルが確立していくかな、と。
デザイン的に、レンズを下から支えるような形で左手を添えることになるので、より安定感がまして、手振れ補正機能は搭載していないけど、このデザインのおかげで手振れを極力防ぐことが出来る。dp2 Quattroで撮れば撮るほどこのデザインが手になじんできていると感じているので、慣れればもっと安定度が増してくると思う。
SIGMA dp2 Quattro, F4.0, 1/125s, ISO:400, JPEG, Monochrome
水準器が搭載されたのが嬉しすぎる
dp2 Quattroでは水準器が搭載されていて、これがことのほか便利。Merrillでは外付けの水準器をつけていたのだけど、その必要がなくなった。これは嬉しい。表示/非表示を変更出来るけど、基本的には常に表示している。
SIGMA dp2 Quattro, F5.6, 1/800s, ISO:100, JPEG. Foveon Classic Blue
他にも色々と…
バッテリーの持ちが良くなった、とか、Foveon Classic BlueやForest Green、Sunset Red、Cinema、そしてMonochrome等々のカラーモードを色々と変えてJPEG撮影するのが楽しい、とか、クイックセットメニュー(QS)がより使いやすくなった、とか、他にも色々とあるのだけど、その辺りはまた別のエントリーで書いていこうかなと思う。
というわけで、SIGMA dp2 Quattroの購入メモ&ファーストインプレッションをざざっとまとめてみた。
DP Merrillは、取り扱いがかなりトリッキーなカメラ、けど当たるとものすごい写真が撮れる、というカメラだったけど、dp QuattroはJPEG撮って出しのクオリティや高感度の(Merrillと比較しての)強さ、色かぶりの少なさ、等々によって、失敗が少なくなりより扱いやすいカメラになっているなあと。それによって、Foveonセンサーの空気感をよりカジュアルに楽しめるようになった、というのが個人的には何より嬉しい進化。
それに、しつこいようだけど、やっぱりこのボディデザインが素晴らしい。手に持ったときの何ともいえない満足感がたまらないので、写真をもっと撮りたくなる。他にはない、超ユニークな存在のdp2 Quattroで写真を撮る生活、楽しんでおります。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/125s, ISO:100, +0.7EV, JPEG
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/30s, ISO:800,JPEG
SIGMA DP2/DP3 Merrillで撮影した写真を「ほぼ日」でこのブログで紹介する「ほぼ日メリル」を、Merrillをゲットして以来、誰よりも自分が一番楽しんで一年強やってきた。DP3 Merrillを使い続けているので、これからも「ほぼ日メリル」も続けていくけど、SIGMA dp2 Quattroもゲットした、ということで、「ほぼ日クアトロ」を早速、はじめた。
というわけで、↑の写真はうちのフレンチブルドッグをJPEG撮って出ししたもの。夜の室内でISO800で撮影。MerrillではISO400を超えると使えなかったけど、Quattroではこれだけ撮れる。空気感もよくて、個人的には十分許容範囲。高感度が強くなり、JPEG撮って出しの画質も良くなって、Foveonセンサーの中判画質をQuattroではよりカジュアルに撮って使って楽しむことができる。素晴らしすぎる。
以前のARROWSモデルから搭載されているFMトランスミッタ機能をF-05Fでもヘビーに利用していて、ドライブ中に欠かせなくなっている、という話。特に最近はPodcastをよく聞くようになったので、最近ドライブ中は、大体Podcastを聞いている。
一個前のモデル(F-01F)で感度がかなり高くなったFMトランスミッタ、F-05Fでさらに良くなっているかどうかは比較出来ていないのだけど、普段使っていてノイズがひどい、ということはないので、快適に使えてます。
【参照】
» ARROWS NX F-01Fの感度がかなり良くなっていた件 | IDEA*IDEA
※FMトランスミッタを使う際は、周波数設定を『[本体設定] → [便利機能] → [FMトランスミッタ]』から選択して、受信機側(車載AV機器(ラジオ))で周波数を合わせる。FMトランスミッタのOn/Off設定は通知パネルに入れておくと便利。
参考までに、ということで、FMトランスミッタをOnにしているとき(=ドライブ中)によく使うアプリを三つほど。
Pocket Casts
» Pocket Casts – Google Play の Android アプリ
Android用のPodcastクライアント。有料(399円 / 2004年6月現在)。無料のPodcastアプリも試してみたけど、Pocket Castsのが機能も充実していてインターフェースも使いやすいので。
Podcast、最近はまってるので、また別のエントリーで最近聞いているPodcastをまとめてみるかな。(といっても有名どころのPodcastばかりだけど)
Google Play Music
音楽ももちろんドライブ中に聞くのだけど、使っている音楽アプリはGoogle謹製の「Google Play Music」。普通に使いやすいかな。MacのiTuensライブラリをどうやってF-05Fに取り込むかなあ、とちょっと考えて、iTuensと同期が取れるAndroidアプリも前に使っていたので、それを使おうと思ったりもしたけど、ちょっと不安定なところもあったりしたので、結局iTuensライブラリの全曲をマイクロSDカードにまるっとコピーしてF-05FのGoogle Play Musicアプリで聴く、というシンプルな方法に落ち着いた。
フルセグ
あとは、フルセグも。まあ、運転中は観れないけど、音だけでも、ってときもたまにあったりするので。
» 『ARROWS NX F-05F』でフルセグ鑑賞がやっぱり便利 | hey hey heydays*
FMトランスミッタを使うにあたって、いくつか注意するところとか。
・ドコモminiUIMカードを取り付けていないと、FMトランスミッタ機能は利用できない。
・フルセグ/ワンセグ用のアンテナは、FMトランスミッタ用のアンテナでもあるので、FMトランスミッタを利用するときはしっかりと伸ばして、アンテナの向き等を調整すること。
・その他注意事項は、↓のeトリセツアプリ内の記載参照。Bluetooth機能ON中はFMトランスミッタがOFFになる、あたりは知っておかないと戸惑ったりするかも。
「ケータイ会議NX!!!」参加ブロガーの皆さんのエントリーはARROWS@に掲載されています。
昨日まで買うかどうか迷ってたんだけど、考えれば考えるほど買わない理由が見当たらなくなってくるし、そしていずれ買うのは間違いないなこれ、ってなったし、それなら早いほうがいいでしょ今でしょ、ってことで、発売日の今日、SIGMA dp2 Quattroをゲットした。
一年強使ってきたSIGMA DP2 Merrillは引退。そして、このdp2 QuattroとDP3 Merrillが、僕の相棒となったのだった。
しばらく、こいつ(Quattro)絡みのエントリーが多くなると思われる。
▼dp2 Quattroを開封して室内で何枚か撮ったうちの一枚。SIGMA Photo ProでRAW現像はしないで、JPEG撮って出し。いいね。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/13s, ISO:200
» SIGMA デジタルカメラ dp2Quattro FoveonX3 有効画素数2,900万画素 930257 (Amazon)
SIGMA DP3 Merrill, F5.6, 1/500s, ISO:100
SIGMA DP2 MerrillとDP3 Merrillを持っているのだけど、ここ最近メインで使っているのは35mmカメラ換算で標準となる焦点距離のレンズを搭載しているDP2 Merrillのほう。標準焦点距離(35mm換算で約45mm相当)は人間の視線に近い、ということもあって、個人的には一番使いやすい焦点距離なので、DP2 Merrillを持ち歩くことが多くなる。
SIGMA DP3 Merrill, F5.6, 1/1000s, ISO:100
いっぽう、DP3 Merrillは35mmカメラ換算でいうと75mm相当の中望遠レンズを搭載しているので、ただでさえトリッキーなDP Merrillがさらに難しくなったりする。ただ、ビシっとはまった時の写りは圧倒的で、その空気感が好きすぎるので、DP3 Merrillでのスナップ写真もやめられないわけで。
SIGMA DP3 Merrill, F2.8, 1/320s, ISO:100
あと、DP3 Merrillで物撮りするのもまた楽しい。このエントリー内の『ARROWS NX F-05F』本体の写真はDP3 Merrillで撮った。三脚を使って露出もフォーカスもマニュアルでじっくり撮る、というのが楽しいんだ。DP3 Merrillは物撮り用としても、僕の中では最強なカメラだ。
SIGMA DP3 Merrill, F6.3, 0.3s, ISO:100
というわけで、DP3 Merrillをこれからも愛用していくわけだけど、いま迷っているのが、DP2 Merrillを今週発売されるdp2 Quattroに乗り換えるかどうか。発売日も決まり、それに合わせて、色々なところで作例等も出始めてて、それを見ているともうdp2 Quattroに乗り換えない理由が見当たらない、くらいにはなってしまっているのだけどね、ぶっちゃけ。特に高感度がMerrillよりも良くなっているようなので、そこが個人的には大きい。