Monthly Archives: May 2009

バルセロナ!

今日は朝3時半起床。眠い。

寝不足覚悟でTV観戦した、UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦『バルセロナ vs マンチェスターユナイテッド』。サッカー好きで良かったなあ、と改めてしみじみ思うほど、いい試合だった。特にバルセロナのサッカーは、もう凄いとかいうよりも、美しい。うっとりだ。試合中、何度も「うおっ」「すげっ」「うめー・・」なんていう呻き声をあげてしまった。

解説の方も言っていたけど、両チームのパス回しにチーム色、いや哲学が象徴されていた。バルセロナは足元にパスを出してつなぎつつ、あるところでキュッと速度ギアを入れ替える。マンUはどちらかというとスペースにパスを出して、その勢いのままゴールに向かう。大雑把にいうと、そんなふうに両極端なサッカーをそれぞれ最高レベルで展開していくので、もうたまらん。

そのたまらん展開を完全に制したバルセロナのサッカーの美しさというのを今回改めて実感。観ていて飽きないうえに、強い。そして美しい。昨年の決勝「マンチェスターユナイテッド vs チェルシー」よりも数倍楽しめた決勝だった。来シーズンもまた楽しみだ。

それにしても、UEFAチャンピオンズリーグが民放で普通に生放送される時代になることを切に願う。今は、民放で生放送されるのって決勝ぐらい。それ以外は放送しないか、したとしても1日遅れとか。日本のサッカーレベルの底上げを本気で考えるなら、こういうところも改善していったほうがよいのになあ、と思う。Jリーグと日本代表、4年に1回ワールドカップを観て育った選手と、UEFAチャンピオンズリーグやリベルタドーレス杯、その他海外トップリーグを日常的に観て育った選手とでは、どちらがよい選手になるか、言わずもがなだと思うのだけど。

『容疑者Xの献身』舞台版 by キャラメルボックス

先週の木曜日(5/21)に、キャラメルボックスの『容疑者Xの献身』を観てきた。

場所は、池袋のサンシャイン劇場。来月の結婚式に向けて、銀座のブライダルエステ『ワヤンサラ』に通っているうちの母ちゃん(嫁)と有楽町で待ち合わせて、有楽町線東池袋駅で降りる。『ワヤンサラ』、かなりいい感じみたいだ。

さて、『容疑者Xの献身』のキャラメルボックスによる舞台版。

東野圭吾の原作、堤真一さんが数学学者石神を演じる映画版、両方とも、僕も母ちゃんも好きな作品なので、二人とも本当に楽しみにしていたのだけど、正直、がっかりだった。

原作に忠実といいつつ、キャラメルボックスらしさ(主に笑い)を所々散りばめていて、確かに原作に忠実な展開になってはいるのだけど、物語の核となるセリフをギャグにして笑いを取ろうとしていたりして、首をかしげる部分がかなりあった。そういった「キャラメルボックスらしさ(主に笑い)」を散りばめすぎたせいで、原作のもつ雰囲気・佇まいというのが損なわれてしまったように個人的には感じた。実際、原作や映画で感じた、あの切ない感動は伝わってこなかった。

舞台版を観てから3日経つ今日になっても、二人で「ああだこうだ」と感想を言い合っている。その感想を今まとめていて、キャラメルボックスに送ろうと思っている。かなり長文になってしまいそうだけど、原作のファン、キャラメルボックスのファンの意見として、ちゃんと読んでもらえると嬉しい。

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