まわりの人がよろこぶような仕事

自分の価値体系の中には、
「まわりの人がよろこぶ」とか、
「まわりの人がしあわせそうな顔をする」
ということが、すごい上位にあるんですよ。
<任天堂社長・岩田聡さんが『社長に学べ!』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 6月13日の言葉

こんな価値体系を持っている社長がいる任天堂から、今これだけヒットしているニンテンドーDS Liteが生まれたというのは、すごく象徴的な気がする。
以前いた会社で、小売業のPOSシステムを開発する仕事をしていたことがあるのだが、そのときに特に、そして常に意識していたのが、「このシステムは誰のためのモノか」ということだった。それは当然、そのPOSシステムを導入しているお店で商品を購入してくれるお客さんと、そのお客さんに現場で対面するスタッフのためのモノ。売り上げや在庫の管理機能のようなあって当たり前の機能をいかに効率よく分かりやすく、というのももちろん大切なことだが、システムを作るときの根元にあるべき心構えとしては、やはり「対お客様」。そういう意識で作っていたシステムがオンラインになって、そのシステムを通して初めての売上があがったときの、何ともいえない感情は、今でもよく覚えている。
大きな会社になればなるほど、現場(商品やサービスがお客さんの手に渡るところ)から遠くなればなるほど、今、自分のやっている仕事は何のためか、どこを向いて仕事をしているのか、だれに喜んでもらうために目の前の仕事をしているのか、忘れてしまいがちかなと思う。岩田社長のような考え方を持つ社長がいる企業であれば、全員にそういう理念のようなものが行き届いているような気がする。
働くなら、そんな社長の元で働きたい。そして、自分が会社を作るとしたら、そういう思いを忘れずにしたい、そう思う。


【参照】
社長に学べ!:岩田聡さん – ほぼ日刊イトイ新聞
メッセージダイアリー: 毎日ひとつの言葉(メッセージ)について一言書いています。
自分にとって意味のあるブログを毎日続ける方法 – シゴタノ!: メッセージダイアリーを始めるきっかけとなったブログ記事

1 thought on “まわりの人がよろこぶような仕事

  1. ころ蔵.の 雑記帳

    [雑記]まわりの人がよろこぶような仕事

    まわりの人がよろこぶような仕事:hey hey heydays ☆ 自分の奥さんに「ゲームメーカーなんて勤めてないでもっと世の中の役に立つ仕事をしなさい…

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