ここのところ、iPhone 4よりもandroid携帯が気になっているので(参照)、色々と今出ている実機を触ってみようと有楽町ビックカメラに出かけてみて、ちょっとした衝撃を受けた、という話。
有楽町ビックカメラのメインの入り口から入ると、こんな光景がまずは目に入る。
こんな感じで、正面と左側にソフトバンクの製品展示販売スペース、右側にドコモ、その奥にauという感じ。そしてソフトバンクの販売スペースはこの通りiPhone 4を思いっきり押し出していて、ソフトバンクのiPhoneへの力の入れようが象徴されているかのよう。
けど、iPhone 4はこれまでにも体験できているので、この人だかりを抜けて、他の機種、特にスマートフォンが置いてあるスペースに向かう。そこで、今日のお目当てのひとつだったHTC Desireを見つけたのだけど・・・。
・・・。
iPhone 4は数えきれないくらいの台数が展示されていて、それぞれにちゃんと電源が入っていて、しかも通信が出来る状態で色々と触ることができるようになっていたのに対して、HTC Desireは2台しか置いていなくて、両方とも「調整中」。この写真とは別のもう一台のほうには、液晶画面には「調整中」シールが貼られていなかったので電源を入れようと色々とボタンを押してみたのだけど、うんともすんとも言わず。店員さんに聞いてみたら、「すみません、今日場所を移動してその影響で電源を取ることが出来なくなってしまったので、調整中ななんですよ」とのこと。今日7/29に予約販売を終了(参照)するからといって、それはないだろうと思いつつ仕方ないので外観だけでも楽しもうと思ったのだけど・・・。
盗難防止用ケーブル等をつないでいるのは致し方ないとはいえ、セロテープとか黒のビニールテープとかがベタベタと貼ってあって、とにかく汚い。
ちなみにiPhone 4はこんな感じで展示されていた。
一台一台に透明ケースがつけられていて、その上からセキュリティ用のケーブルがつながれていて、とっても綺麗に、そして大切に扱われている。
それに較べて、HTC Desireの扱われ方は、何だか切なくなるほど、ひどい。
本体上部の電源ボタン等も、この通りセロテープと黒のビニールテープでぐちゃぐちゃに厳重に保護されている。
iPhone 4とHTC Desireの扱い方に、どうしてここまで差が出てしまうのかな・・・。そんなにiPhone 4を売りたいのかしら。
このあと、近くにあるビックカメラ有楽町店テレビ館に行ってみたら、ちゃんと電源の入ったHTC Desireが(1台だけ)置いてあったので、色々と触ることができた(こっちの店舗でもiPhone 4にはきちんとカバーがついた状態で10数台展示されていた)。Android 2.1が搭載されているHTC Desire、思っていたよりもタッチ操作のレスポンスもよくて、標準搭載アプリも充実していて、かなりいいスマートフォン端末だと思う。ドコモのXperiaには正直惹かれなかったけど、HTC Desireは充分魅力的な端末だと、個人的に思うのだけど。
ソフトバンクが、というか孫正義社長がiPhone 4に惚れているのはよく分かるけど、だからといってiPhone以外の端末に対する扱いがあまりにひどいのでは、と強く感じた。HTC Desireだけじゃなくて、他の端末に対しても。他のソフトバンクショップや、ソフトバンクモバイル取扱い店舗ではどうか分からないけど、少なくとも有楽町ビックカメラでは、ソフトバンクモバイルはiPhoneとそれ以外の携帯端末を取り扱っている携帯会社、という印象を受ける。iPhone 4は確かに素晴らしい端末だとは思うけど、HTC Desireだっていい端末だし、これからAndroid搭載携帯で魅力的な端末はどんどん出てくるはず。それにスマートフォンだけじゃなくて、まだまだ通常の携帯(いわゆるガラケー)を使いたい、というユーザーもたくさんいるわけなので、iPhone 4とそれ以外の端末、という印象を持たせるような展示・販売方法で本当にいいのかなソフトバンクは、と思ったのだった。
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