日経ビジネスで連載中の稲盛和夫氏による『敬天愛人 – 西郷南洲遺訓と我が経営』から、毎回非常に多くのことを学んでいます。南洲(西郷隆盛)の遺訓を紹介しながら、経営や生きていく上での考え方等を稲盛和夫氏が分かりやすい言葉で教えてくれるこの連載を読むだけでも、日経ビジネスを買う価値が充分にあると個人的には思っています。
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力 (P.125)
『敬天愛人 – 西郷南洲遺訓と我が経営 by 稲盛和夫』 – 日経ビジネス2005年12月5日号
日経ビジネス2005年12月5日号で紹介されていたこの方程式は、稲盛和夫氏自身がたくさんの書籍から学んできたことを体系化してまとめた『京セラフィロソフィ』に書かれているものです。
能力が高くても熱意がないと結果も低くなる。逆に能力は人並み以下だったとしても大きな熱意を持っていれば大きな結果となって実を結びます。稲盛和夫氏は特に「考え方」が大切とおっしゃっています。能力・熱意は「0点」から「100点」までですが、考え方は「マイナス100点」から「プラス100点」まであります。つまり全ての基本となる考え方が悪いと結果はマイナスになり、良い考え方を持っていれば結果はプラスになる。
人生や仕事の結果というのは、その人が持っている心の様相、考え方の通りになるのです。(P.126)
能力がなくても、良い考え方(信念、志)を持ち熱意(情熱)を持って取り組めば大きな結果を得られるというこの方程式は、勇気を与えてくれます。
今持っている能力から仕事やキャリアステップを考え能力を高めることばかりに目がいってしまいがちですが、自分の信念を信じて力いっぱい情熱を賭けれる、そんな仕事をしていきたい、と、またまた強く思いました。
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>基本となる考え方が悪いと結果はマイナスにな
>り、良い考え方を持っていれば結果はプラスになる。
仕事に限らず人間関係でも摩擦が起きてくる時は
必ず根底にここでいわれている「悪い」考え方がある、と感じます。
「~以前の問題」とされるのはここの部分なんですね。
メッセージよりメッセンジャーが大事といわれる
所以もつまるところそういうことなのでしょうか。
スキルより心。
改めて、基本が大切、と思う瞬間でした。
日経ビジネス購読しているのに、、
稲盛コラムを読んでいない、、私でした(汗)
sayu@fujiさん、コメントありがとうございます!
> メッセージよりメッセンジャーが大事といわれる
> 所以もつまるところそういうことなのでしょうか。
そうですね、同じメッセージでも伝える人の心の持ちようで伝わるものの質が変わってきますもんね。
いつでも相手に「良いもの」が伝わるように、日頃から良い考えを持ちたいですね。
> 日経ビジネス購読しているのに、、
> 稲盛コラムを読んでいない、、私でした(汗
稲盛氏のコラム、単行本化されると良いですね。僕はむちゃくちゃ期待しているのですが。。。日経ビジネスは僕も最近購読し始めたので、稲盛氏コラム最初の回とか、見てないんですよね。。。