リコーイメージングより11/1に発売された『PENTAX K-3』のタッチ&トライ ブロガーミーティングに、発売日当日11/1に参加してきた。
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※モニターとして『PENTAX K-3』をしばらくお借りしていますので、『PENTAX K-3』関連エントリーに使用している写真は、すべて『PENTAX K-3』で撮影したもの(JPEG撮って出し)となります。※冒頭のK-3本体の写真と本エントリー内のスライドを撮影した写真は除く
Pentax K-3, F2.4, 1/60s, ISO:200
イベントは、前半がリコーイメージングの広報の方、デザイン担当の方のお話を聞き、その後、その場で配布されたモニター用『PENTAX K-3』を使ってタッチ&トライ、という流れ。
イベントについて書く前に一言二言
僕自身は、PENTAXのカメラをこれまで使ったことはなく、リコーイメージングのカメラとしては、フィルメカメラ時代に高級コンパクトカメラ『GR1s』、デジタルカメラでは『GX200』を愛用してきたのだけど、リコーイメージング(PENTAX, RICOH)の一眼レフカメラを使った経験がない。
なので、PENTAXの以前の一眼レフ機種との比較等はできないので、純粋に『PENTAX K-3』に対する感想、実際に使ってみてのフィーリング等々を書いていこうと思う。
ちなみに、一眼レフはフィルムカメラ時代からNIKONのみを使ってきた。フィルムカメラ時代は色々なモデルを使い倒してきたのだけど、デジタルカメラでは5年ほど前に買った『NIKON D80』に35mm/F2単焦点を主に装着してずっと愛用してきている。
それと、正直なところ、NIKON D80以外では、最近はいわゆるハイエンドコンパクトカメラ(SIGMA DP Merrillシリーズ)やスマートフォンのカメラで写真を撮るのを楽しんでいて、かつ一眼レフカメラにはあまり興味がなくなってきていたということもあって、PENTAX以外のメーカーの一眼レフカメラ事情にも疎いので、他メーカーの一眼レフ機種との比較等々についても語れない。
その辺りを踏まえていただいた上で、以下、イベントの感想等々をば。
Pentax K-3, F5, 1/50s, ISO:800
まず、広報の方から『PENTAX K-3』の機能紹介、思い入れ、こだわり等のプレゼン。
様々なこだわり、注目機能が『PENTAX K-3』には満載されていて、それぞれについてプレゼンいただいたのですが、なかでも個人的にぐっときたものについて書いてみる。(プレゼン順不同)
Pentax K-3, F4, 1/15s, ISO:3200
「最強のフィールドカメラ」
「最強のフィールドカメラ」というのが『PENTAX K-3』の製品コンセプトとなっていて、それを実現するためにマグネシウム外装等による堅牢性、防塵・防滴対応、さらに背面液晶も強化ガラスが使われている。
個人的には、一眼レフに求めるのは画質や操作性はもちろんのこと「どこに連れて行っても撮影できる頑丈性」も重要なファクターの一つなので、『PENTAX K-3』ではこの辺りの信頼性が非常に高いようで、まずはそこにぐっときた。『PENTAX K-3』を手に取った感触も堅牢性の高いマグネシウムボディの質感もよくて、持っていて気が引き締まる感じというか。
【参照】
▶ PENTAX K-3 【耐環境性能】 – YouTube
Pentax K-3, F4.5, 1/50s, ISO:400
ローパスセレクター & SR(手振れ補正)
最近のハイエンドデジタルカメラでは、ローパスフィルターレスのものが増えてきていて、『PENTAX K-3』も光学ローパスフィルターレスとなっている。が、ローパスフィルターがないとモアレ等が出てしまうような被写体に対して、光学ローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果を発揮できる、「ローパスセレクター」機能が搭載されている。
光学ローパスフィルターレスでありながら、ローパスフィルターと同様の効果を出すためにCMOSセンサーを微少駆動をさせる、というまさにPENTAX独自の方法。
ローパスセレクター
必要なときだけ偽色・モアレを防ぐ独自機能
光学ローパスフィルターの効果を、独自の原理と技術で実現したのがローパスセレクターです。露光中にCMOSセンサーを微少駆動させることで、偽色やモアレを軽減。ローパスセレクターの効果は、解像感とモアレとのバランスを重視した[TYPE1]、モアレ軽減を重視した[TYPE2]、解像感を重視する[OFF]から選択することが可能です。ローパスフィルター非搭載カメラの解像感と搭載カメラの安心感、2台分以上のメリットを1台で得られます。
【参照】
▶ PENTAX K-3 【ローパスセレクター】 – YouTube
これだけでも着眼点が面白くて何だかすごいことやっているなあ、と思ったりもしたのだけど、さらにSR(Shake Reduction = ボディ内手振れ補正)とも併用可能というところがまたすごい。
手ぶれ補正専用のサーボコントラーラを新搭載、かつ高性能ジャイロセンサー、ユニットを駆動する磁力アップにより、手振れ補正能力はかなり向上されている(約3.5段分)とのこと。
ローパスフィルター、手振れ、と、撮った写真の出来上がりに大きく影響する要素に対して、ローパルフィルターレス(ローパスセレクター)であり、ボディ内手振れ補正という機能が搭載されているので、撮影した写真をみるとその画質の良さに驚く。
Pentax K-3, F4.5, 1/100s, ISO:400
さらに画質向上につながる特徴としての、測光センサー、オートホワイトバランス
約8.6万画素RGB測光センサー
明るさだけではなく、色や動き等も検知して測光することができる、ということで、ここ数日ほとんどフルオートで露出補正等深く考えずに撮っているのだけど、露出が大きくずれる、という場面がほとんどない。
オートホワイトバランス
オートホワイトバランスもかなり高精度となっていて、なかでも「マルチパターン オートホワイトバランス」が優れものかな、と。「異なる光源が混在する状況でも、見た目の印象に近い色調で撮影可能」という。基本的には、ホワイトバランスはオートで撮ることが多いので、これは個人的に嬉しい機能。
Pentax K-3, F11, 1/125s, ISO:200
一眼レフに限らず、コンパクトカメラでも最近の多機能な機種では色々と設定などをいじって撮影することもできるとは思うのだけど、測光とオートホワイトバランスの質が高いので、フルオートでも深く考えずにイメージに近い写真が撮れる。これ、個人的にはすごく重要なところだと思う。結構高価な一眼レフを使っていて色々と設定しないとイメージ通りの写真が撮れない、というのも何かおかしな話な気もするので。AFの速度や精度も良いし、その点『PENTAX K-3』は非常に安心して使える機種かなと。
Pentax K-3, F4.5, 1/100s, ISO:3200
というわけで
リコーイメージング広報の方の『PENTAX K-3』の紹介・特徴に関するプレゼンの中から、特にぐっときたところを書いてみた。エントリー内に差し込んでいる作例写真は全て『PENTAX K-3』で撮影、JPEG撮って出しでFlickrにアップしたもの。本当、よく撮れてるなあ、と思います。当たり前のことだけど、色々と特徴や新機能があるなかで、何よりもどんな写真が撮れるか、ということが重要なわけで。
さて、『PENTAX K-3』の紹介・特徴のあとは、デザイン担当の方のプレゼンがあったのですが、そちらは次回のエントリーで、ということで。
Pentax K-3, F4.5, 1/60s, ISO:3200
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