若くて、勢いのある、
生まれて間もない木が、
長く長く生きてきたような、
朽ちかけた老木を、
笑えるものではない、と、つくづく思う。
<『今日のダーリン』より>
ほぼ日手帳2006 – 3月13日の言葉
年功序列での人事評価、とか、
そういうのが僕は嫌いだ。
嫌いというか、合わない。
そんな風に思っていた。
けれど、最近は少しずつ考え方が変わってきたかも。
長くそこに居るからこそ、長くその事業に携わっているからこそ得られる、
「経験」というかけがえのないもの。
その「経験」を評価するのが、年功序列という制度なのであれば、
それは大いに活用すべき、とさえ今は思う。
ただその経験値を評価されて、相応の立場についている人は、
その経験値にともなった仕事や考え方をすべき、とも思う。
レベルがめちゃくちゃあがってんのに、
スライムばっか相手にしていても仕方ない。
頭と身体をめいっぱい使わないと敵わない相手と戦うとか、
それまでは行けなかった場所に行って新しい発見をするとか。
ああ、でも、経験値が高い人、っていうのは、
もともと、新しい発見や戦いに挑みたくなるものなんだよなあ。
そういう人っていうのは、経験値をあげるために、
努力をしてきている人だから。
そういう人は、もっと強い相手を、見たことのない場所を、
新しい発見を求めるもの。
逆にずっと平和な街の中にいて、外に出ない、発見しようとしない、
そんな人の、経験値はあがらない。
年功序列の良し悪しは、経験値をちゃんと評価しているかどうか。
そこなんだなと思う今日この頃。
【参照】
» 今日のダーリン – ほぼ日刊イトイ新聞
» メッセージダイアリー: 毎日ひとつの言葉(メッセージ)について一言書いています。
» 自分にとって意味のあるブログを毎日続ける方法 – シゴタノ!: メッセージダイアリーを始めるきっかけとなったブログ記事