[PR]本を読む本 by モーティマー・J. アドラー, C.V. ドーレン

本を読む本
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posted with amazlet at 05.09.05
モーティマー・J. アドラー C.V. ドーレン Mortimer J. Adler Charles Van Doren 外山 滋比古 槇 未知子
講談社 (1997/10)
売り上げランキング: 1,883

積極的な読書は、それ自体価値のあるものであり、それが仕事のうえの成功につながることもあるだろう。
しかしそれだけのものではない。
すぐれた読書とは、われわれを励まし、どこまでも成長させてくれるものなのである。

目的をもって積極的に本と向き合うことが、理解を深めるのにどれだけ大切なことか。フォトリーディングで実感しているのですが、その実感を理論立てて説明している本書を読んで「積極的な読書」をさらに理解したくて読んでみました。


読書には「初級」「点検」「分析」というレベルがあり、そのなかでも分析読書が一番積極的な本の読み方。
「分析読書」には、以下の三つの段階がある。
 
 1. 何についての本であるか見分ける – 概略
 2. 内容を解釈する – 解釈
 3. 知識は伝達されたか – 批評
これらを通して著者の言いたいことを解釈し、それにはどういった意義があるのかを問い続けながら、本から学んでいく。
とはいえ、全ての本で分析読書をする必要はなく、「点検読書」(拾い読み、表面読み)で済む本もある。それは自分で見極める。その見極めることも積極的な読書のひとつだ。内容を理解(解釈)していないと見極められないし。
「解釈」で終わっていい本もあるし、著者の言っていることを批評するくらいに理解したい本もある。

「もっともすぐれた批評家こそ、もっとも良き読者」である。

著者の言わんとしていることを理解してないと、批評もできないもの。
この本の著者の言っていることはフォトリーディングと方法や考え方がかなり似ている(10倍本の参考文献だから当たり前か。。。)ので、ためになります。
どちらもキーワードは、「目的」と「質問」。これ大事。
フォトリーディングやこの本の考え方を学んで、「何を知りたいか」っていう目的を持った読書って凄く自由なんだな、って思っています。一度さらっと読んで目的の答えを知ることができたら、そこで終わればいいし、しかも最初から順を追って読む必要だってないしね。さらに知りたいことがあるなら、繰り返し読んで理解を深めればいい。
この本からもまた、良いことを学びました。読書って楽しいなあ♪
【フォトリーディングメモ】
 目的: 積極的に読書の心構えを知りたい?
 準備/予習: 2分
 PR: 5分 (2回)
 復習: 8分
 活性化: 40分(S&D, MM) + 電車で10分程(S&D)
 Blog: 60分

1 thought on “[PR]本を読む本 by モーティマー・J. アドラー, C.V. ドーレン

  1. Fly me to the moon...

    アガサクリスティーとお茶を。

    私は社会問題を題材にした作品が好きではない。
    それで新人賞をとったり、デビューしたり
    しかもその作家が若ければ若いほど憎むべき対象に該当する。
    とにかく嫌悪の対…

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