総合法令出版 (2005/07/23)
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ここで私はあなたにお伝えしておきたいことがあります。
それは、「あなたの住む部屋が、あなた自身である」ということです。
つまり、「あなたの心の状態、そして人生までもを、あなたの部屋があらわしている」ということなのです。(P.15)
そうじしたあとは(ほとんど)誰でも気分がよくなるもの。きれいな部屋にいると表情も明るくなるし、何となく充実感を感じることだってある。そういうそうじの持つ力を、僕も今までの経験から何となく知っています。ただ、あくまでそれは、そうじをした結果としてたまたま感じていただけで、本著で紹介しているような「そうじ力」まで意識はしませんでした。
冒頭で引用させていただいた著者のメッセージには、経験的に非常に納得がいきます。自分の心の状態が部屋に反映される – これを意識することで、いいときと悪いときの自分を客観的に知ることができると思います。なにせ、部屋をみれば一目瞭然なのだから。ということは、自分の心そのものである部屋をそうじすることで、自分の心の状態を常にいい状態にしておくことができる、ということになります。これを「磁場」という考え方で本著では紹介されていますが、これはつまり「類は友を呼ぶ」(P.19)というものです。
※本著では、「磁場」の例として、有名な「ブロークン・ウィンドウ理論」(割れ窓理論)を紹介しています。割れ窓理論に関しては、Wikipediaで詳しくしることができます。
≫ 割れ窓理論 – Wikipedia
このような磁場という考え方があり、そうじ力によって「マイナスの磁場」を取り除き「プラスの磁場」を引き寄せることができる、ということが本著では紹介されています。「マイナスを取り除くそうじ力」と「プラスを引き寄せるそうじ力」とはどういうものか、その具体的な内容は本著を読んでいただければ、と思います(僕も実践し始めています)。
どちらも大切ですが、個人的には「マイナスを取り除く」という考え方を特に意識したいと思っています。プラス思考やポジティブな考え方だけでは、自分も世の中も大きく変えることは難しい、というのは、何となくですが感じていて、自分や世の中を変えるには、マイナスを取り除く、という意識・行動が必要になるんじゃないかな、と。むしろ、そっちにより強く意識を向けたほうが良いのでは、と思うくらい。
「前向きになるにはどうすれば・・・」なんて思い悩んだり、「ポジティブになろう!」なんてことばかりが書いてあるそんな本を読んだりする時間があるなら、そうじをしようじゃありませんか – 書を捨てよ、そうじしよう。
いや、言いすぎた。そうじもして、そういう本も読もう。というか、そうじも出来ないで、いくらそんな本を読んでも効果はないんですよ > 自分