SIGMA DP2 Merrill, F2.8, 1/125s, ISO:100
先日購入したMacBook Pro Retina 15-inch (Late 2013)のディスプレイ解像度は「2880×1800」であるのだけど、この解像度がそのまま画面に表示されるのではなく、標準では「1440×900」が見た目の実効解像度として設定されている。
「システム環境設定」 > 「ディスプレイ」からその設定を確認できるのだけど、標準では「ディスプレイに最適」が選択されていて、これが「1440×900」相当の実効解像度となっている。または、「変更」(スケーリング機能)オプションを選んで選択できる疑似(スケーリング)解像度のなかから「最適(Retina)」を選んだ場合でも同様に「1440×900」相当の実効解像度。
「1440×900」相当の解像度はMacBook Air 13-inchと同じで、画面の表示領域は変わらない、ということになる。ただ、MacBook Pro Retina 15-inchの液晶パネル自体の解像度は「2880×1800」となっているので、実効解像度(=画面表示領域)は同じでもRetinaのほうが高精細でより滑らかで奇麗な画面になっている、というわけで。
で、多少画面の繊細さが損なわれても、せっかくなのでもっと画面表示領域を広く使いたい、ということを思ったりもした。MacBook Pro Retinaでは他の疑似解像度も選択できるようになっているので、その他の疑似解像度がどの程度の表示領域になるのか、というのを確認してみた。
以下、このブログを各疑似解像度で表示してみたスクリーンショット。
擬似解像度「1024×640」 ※文字を拡大
一番文字が大きくなるのだけど、画面表示領域は一番狭い。
擬似解像度「1280×800」
二番目に文字が大きくなる、が画面表示領域も「最適(Retina)」よりも少し狭くなる。
最適(Retina)解像度「1440×900」
15-inch Retinaに最適な疑似解像度で、最も奇麗に表示できる。表示領域はMacBook Air 13-inchと同等で狭くも広くもなく、文字サイズも含めて個人的にはほどよい感じかな、と。
擬似解像度「1680×1050」
画面表示領域を「最適(Retina)」より少し拡大。より多くの情報を表示できる。文字サイズは小さくなるけど、許容範囲かな。
擬似解像度「1920×1200」 ※スペースを拡大
MacBook Pro Retina 15-inchで設定できる最大の画面表示領域がこれ。かなり多くの情報を表示できる。このスクリーンショットでは他の疑似解像度との比較のためにSafariの画面しか開いていないけど、他のアプリ等もいくつかまとめて一画面に表示できるので、使い方によってはより多くの情報を表示できるこの疑似解像度は便利かも。
僕が選んだのは「最適(Retina)」
色々と試してみた結果、擬似解像度「1920×1200」では表示領域は広いけど文字が小さすぎるので、「最適(Retina)」の一つ上の擬似解像度「1680×1050」が程よいかなあ、と思い一日ほどそれで使ってみた。が、あまり「最適(Retina)」(1440×900)との使い勝手的な差を感じなかったし、やっぱりせっかくなのでRetinaディスプレイを最大限奇麗な状態で使いたいよね、ということで「最適(Retina)」(1440×900)に落ち着いた。僕の場合、一画面に多くのウィンドウを開く、という使い方はあまりしないので、そこまで広く表示する必要もないというわけで。
ただ、アプリによってはより広い表示領域のほうが作業しやすい(特にLightroomやPhotoshop等の写真関連アプリ)ものもあるにはあるのだけど、そういうアプリを使うときは設定を変更すればよいので、問題は特にないかな。
See also
» MacBook Pro Retina 15-inch (Late 2013)がやってきた | hey hey heydays*