以前からちょっとずつ走っていたけど、今年10/6に「毎日走る」決意をして以来、体調を崩したときや出張等でのっぴきならない事情があるとき以外は、ほぼ毎日走っている。
毎日走ろう、と決意した理由に「フルマラソン完走」と「出てきた腹を凹ませる」という二つの目標達成があるにはあったのだけど、今となってはその目標云々よりもただただ走るのが楽しい。
とはいえ、立てた目標は達成してこそ意味があるわけだけど、それも問題ない。「フルマラソン完走」は来年の3月の板橋Cityマラソン(旧名称:荒川マラソン)で目標達成予定だし、「出てきた腹を凹ませる」は、もう達成した。ほぼ毎日走り始めて3ヶ月で体重も体脂肪も腹囲も思いのほか減った。減りすぎかも、ってくらいに。
そんでもって、今はもう「ランニング中毒」と言っていいくらいの状態になっていて、走らないとどうにも落ち着かない、そんな毎日だ。いい毎日だ。
と、前置きはこのくらいにして、本題に移る。
走り始めて走り続けるための俺的必携書3冊
走り始める、走り続ける、そしてさらに走り続けるために、僕が思いっきり影響を受けた3冊を紹介したいと思う。
まずは、「走る技術」の決定版(だと僕が思っている)的な一冊。
本著を読んで「体幹」を意識して走るようになってから、自分でも明らかに走りが変わったのを実感している。そして歩き方も。走ること・歩くことに限らず、僕の身体の動かし方は、この本に出会う前と出会う後でまったく変わってしまった。
少しでも「走ろうかな」と思っている人はもちろん、走ることにあまり興味がない人でも読んだほうが絶対いい、と思いっきりお勧めできる一冊。本の前半で「体幹ランニング」のコアとなる部分が紹介されているし、全体を通してもとても読みやすい、というのもお勧めできるポイント。
ただ、この本を読んだあとは、かなりの確率で走る、または歩きたくなるので、そのつもりで。
そして、「体幹ランニング」について↑の本で学んで少しでも実践したあとの次に読む本としてお勧めなのが、同じく金哲彦さん著のこちらの一冊。
» 3時間台で完走するマラソン まずはウォーキングから (光文社新書)
「3時間台で完走するマラソン」というタイトルだけど、これから走り始める人、そしてすでに走っている人にとっても、参考になる内容が盛り沢山。走る技術に限らず、
食事やダイエットに関しても書かれている。新書なので内容もコンパクトにまとまっているので、読みやすい。
ランニングに関する本はたくさんあるけど、僕の場合この2冊が思いっきりフィットしたので、これら以外の本は読んでいないし、これからも新しい本は必要ないかな、と思っている。時々この2冊を再読するだけで十分。
「走る技術」といった観点では上述した2冊で十分なのだけど、走り始めて走り続けるためには技術だけでは足りない。そのためには目標を立てるというのも大切だけど、「走り続ける」ためにはそれ以外の「何か」が大きく影響してくるんじゃないかなあ、と最近では思うようになった。
その「何か」は人それぞれだとは思うのだけど、それはある意味で「なぜ走るのか、走り続けるのか」ということを自問自答し続けることで見えてくるものなのかもしれない。そんな自問自答をしながら読む本として個人的にお勧めなのが、村上春樹が走ることについてただただ語っている本著。
フルマラソンもトライアスロンも本格的にやっている「小説家」村上春樹にとって「走ること」とはどういうことなのか。それが淡々と語られていて、別に何かの参考になるような内容ではないのだけど、なんだか引き込まれてしまう。あなたがランナーなら特に。
以上、『走り始めて走り続けるための俺的必携書3冊』でした。ここで紹介した3冊は僕自身おりに触れて再読したいと思っている。そして来年も再来年もその次の年も、僕はずっと走り続けていく、そういうわけだ。
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