この国の教育のあり方

この国の教育のあり方

日本の教育」の今、そしてこれからを、様々なジャンルで活躍する15人が語るインタビュー集。それぞれのインタビューは結構短くまとめられていて、その方々の主張をざっくりと知ることができる。ざっくりとではあるが、それを問題提起として、考えるべきことは多い。

本書は、一度通読しただけでは、得るものが少ないように思う。かくいう僕もまだ一読したのみなので、「日本の教育」に対する何かモヤモヤとした考えが残っているだけだ。そのモヤモヤを持ちつつ、15人に自分がインタビューするつもりで、何度か読んでみると、もっと何かを得られるのでは、と思う。

とはいえ、一読してそのモヤモヤを感じるだけでも、十分に読む価値のある本であることは確か。教育に関わる全ての人が一読して、15人の問題提起を受け止めるべきだと思う。子供の教育は、家庭での教育が基本、そして学校、地域が協力していくもの、という考えでいくと、全ての大人が教育に関わっている、ということになる。つまり、本書は全ての大人が読んでおくべき本である、ということが言えるのかもしれない。

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