技術を伝承する意識

宮大工の小川三夫さんという棟梁は、
人間国宝みたいな人たちがやるようなむずかしい仕事を、
三十歳以下の人に、ちゃんと受け渡せているんです。希望が見えたような気がしました。
きっと「年取ったからわかったことだよなあ」と思っていることでも、
受け渡しができるはずなんです。
<糸井重里さんが『おもしろ魂!/a>』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 4月27日の言葉

団塊世代の退職が日本経済にもたらす影響は小さくないらしい。
» 2007年問題 – Wikipedia
「技術伝承」というのもひとつの大きなテーマ。
中には、退職後の団塊世代を再雇用して、
次の世代への教育を推進する、という企業もある。
「団塊世代の再雇用・再就職、あるいは雇用延長」というのも、
ひとつの大きなテーマであるので、
「次世代への教育のための再雇用(雇用延長)」は、
ひとつの重要な解決策。
そんなようなことを、最近巷でよく目にするようになった。
確かに団塊世代の方々の中に蓄積されている、
技術や知識というのは、とてつもなく大きくて、
日本にとっては、とてつものなく、重要なもの。
その大半は、その長い経験から培われているものなので、
伝承していくのにも、時間を要するのかもしれない。
ただ、今日の言葉にあるように、
伝承すべき技術を、まだ経験のない次の世代に、
ちゃんと受け渡せている人もいる。
やはりそれは、「技術伝承」をいかに意識しているか、
に尽きると思う。
その技術を絶やすべきでないのなら、
意識して次の世代に伝えていかなくてはならない。
これは個人の意識もあるけれど、
企業全体としての意識も必要なのでは。
技術伝承自体は2007年問題だけの問題ではなく、
常に意識していかなければいけないもの。
僕も今から意識していきたいと思っている。
その前に、伝承するノウハウを自分の中に蓄積しなきゃ、
なんだけど。


【参照】
» おもしろ魂! – ほぼ日刊イトイ新聞
» メッセージダイアリー: 毎日ひとつの言葉(メッセージ)について一言書いています。
» 自分にとって意味のあるブログを毎日続ける方法 – シゴタノ!: メッセージダイアリーを始めるきっかけとなったブログ記事

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