昼寝する、うちのリクガメ(推定4歳)。名前はメリー。
Category Archives: Pet
(English) Bulldog on (French) Bulldogs
我が家でよく見られる光景。
▼ぴったりくっついて気持ち良さそうに寝ているフレンチブルドッグ二頭(姉妹)の上に乗ろうとするイングリッシュブルドッグ(フレンチより一歳年下)。
▼体勢を整える。
▼…で、こうなる。
奇跡をくれた犬たち
犬達は、我々人間を癒してくれる。一緒に暮らしていると、癒されっぱなしだ。だけど、人間が癒されたいように、犬だって癒されたいのだ。一緒に暮らしている僕達の存在は、うちの子の心を癒しているんだろうか。そうだとしたら、これほど嬉しいことはない。
お互いに、癒し、癒される存在。そういう生活の中から、多くの奇跡が生まれる。本書には、そんな奇跡が数多く紹介されている。それらの奇跡のなかには、ある人間が起こした悲劇を奇跡に変えたものもある。人間が起こす悲劇は、読むに堪えない。同じ種として、犬達に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
人間が起こした悲劇の犠牲になる全ての犬を、救うことは出来ない。こんなことを言ってしまう僕を含めて、人間とは何て勝手な生き物なんだろうと思う。それを受け止めつつ、僕達は今この手で出来ることをするしかないし、それから何かが変わることもあるはず。
そんなことを、考えた。
かんたんで経済的!愛犬のための手作り健康食
昨日のエントリーでもちらっと触れた[参照]、犬の手作り食に関する本。昨日読んだ『かんたん犬ごはん』に較べて、手作り食やドッグフードに関するさらに詳しい情報が読める。特に、症状別の事例やレシピ等は、非常に参考になる。
本書と『かんたん犬ごはん』を一気に読んで、うちでも手作りごはんを導入することに決めたのだが、いきなり移行するのではなく、まずはドッグフードににんじん等をトッピングしたりして、徐々に慣れていくことにする。「慣れていく」というのは、それを食すうちの子たちももちろんだが、我々飼い主もドッグフードだけあげていた生活から手作り食をあげていくという生活の変化に慣れる、という意味。
にんじんやしらす、じゃがいもなどをトッピングすると、これまでのドッグフードのみのときより、食いつきがいい。目つきが違う。そんな姿を見て、何故これまで頑なにドッグフードしかあげていなかったのか、ちょっとだけ後悔している。アレルギーが怖いから、ドッグフード以外はあげられない、と妄信的に信じきっていたのだが、本書や『かんたん犬ごはん』を読んで、(その素材がアレルゲンである場合を除いて)野菜や肉そのものを食べることが問題になるわけがないし、むしろドッグフードのほうが何が入っているのか分からないよな、と今更ながらに思う。
著者の須崎先生も書いているとおり、だからといって、ドッグフードは完全NG、というつもりはないし、今後も手作り食のみではなく、ドッグフードも時々あげていこうとは思っている。が、手作り食をあげていくことで、よりうちの子たちとの距離が近づくような気がしているし、これまでよりも心身ともに健康になるのではと期待している。
昨日のエントリーでも書いたが、手作り食を考え始めたきっかけはアレルゲン検査だった。検査の結果は、かなり落ち込む内容ではあったが、それによって手作り食を考えるようになったという点だけは、良かったと言えると思う。手作り食によって、うちの子の皮膚疾患が改善することを強く願いつつ、家族みんなでがんばっていこうと思う。
最後に、本書と『かんたん犬ごはん』を読んでいて、ドッグフードをあげていると聞くと烈火のごとく怒る(今のかかりつけとは別の)獣医の先生が「人間だって毎日カロリーメイト食べてたら嫌になるし、健康にもよくないでしょ。」というようなことを言っていたのを思い出した。その話を聞いたときは、「そんなこと言ったって、ドッグフードは各メーカーが一生懸命研究した結果、最適な栄養バランスで作られてるんだから問題ない」なんて思ったものだが、今はその先生の言っていた言葉の意味が理解できる。栄養バランス云々ももちろんだんが、犬に対する愛情という面でも納得できる言葉だ。確かに例えば自分の子どもに、カロリーメイトを毎食食べさせたら、どうなってしまうのか、特に精神的にどんな影響が出てしまうのか、考えるとぞっとする。
愛犬を家族として考えている以上、食に対してもっと真剣に考えるべき。本書と『かんたん犬ごはん』は、そんな当たり前のことを気づかせてくれた。感謝しなければ。
かんたん犬ごはん
フレンチブルドッグは皮膚が弱い子が多いらしい。特に、最近生まれた子のなかには遺伝的な皮膚疾患(毛包虫とか)を持っている子も少なくないようだ。ここのところのフレンチブルドッグ人気から、そういったこと(生まれてくる子が遺伝的疾患を持っているかもしれないということ)を気にしない、あるいは知っていて商売のために子犬を増やす、といった心ないブリーダーが多いのも皮膚疾患で苦しむ可哀相な子が増えている大きな要因のひとつだ、と今かかりつけの動物病院の先生は言っていた。おっしゃるとおりなんだろうなと思う。
このブログでも何回か登場しているが、うちは二頭のフレンチブルドッグと一緒に暮らしている。大切な家族だ。うち一頭(パイド)がもうかれこれ10ヶ月以上、皮膚疾患に悩まされている。今、1歳1ヶ月だから、生まれて数ヶ月経ってからずっと苦しんでいるのだ。毛包虫(ニキビダニ)がいたので退治していたら、今度はカビ検査にひっかかる。最近は全身に渡って抜け毛とかゆみがひどく、ほうっておくと血が出るほどかきむしってしまう。体臭もひどい。シャンプーしても三日も立てばベタベタし始める。
あまりにひどいので、先日アレルゲン検査をしたところ、これまであげていたドッグフードの成分(ラム&ライス)が見事に陽性だった。そりゃ治らないわけだ。そして、その検査結果をもとに先生から処方食を勧められたのだが、これがまた高い。これまであげていたフードの4倍近い値段だ。とりあえず、 1Kg買ってきたが、さすがに高すぎるな、というわけで、前から少し気になっていた手作りフードについて色々と調べてみた。
調べていると、本書のヒット率が高い。本書以外にも様々な情報をネットでは見ることができるが、まずは手作り食とは何ぞや、ということをざっくりと知りたかったというのと、掲載されているレシピが見やすかったので、本書を購入した。同時に購入した同著者の『かんたんで経済的!愛犬のための手作り健康食 』のほうがより詳細な情報が書かれてはいるが、まずは本書を読んで手作り食に対する敷居を低くしたほうが個人的には良さそうだ。
手作り食に対する敷居は、栄養バランスや手間等を考えると低くはない。が、本書を読むと決して高すぎる敷居ではないことがよく分かる。そして、手作り食によって、うちの子の皮膚トラブルも時間はかかるかもしれないが良くなっていくのでは、と大きな期待が持てる。
手作り食、がんばろうと思う。