赤毛のアンの舞台「世界一美しい島」プリンス・エドワード島を知ろうブロガーミーティングに参加してきた

プリンス・エドワード島のことは、その名前とか美しい風景とかは知っていたのだけど、それくらいの知識しかなくて、あの「赤毛のアン」の舞台だったことは知らなかった。

» プリンスエドワード島 – Wikipedia

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そんなに詳しく知らないとはいえ、プリンス・エドワード島はいつか行ってみたい場所の一つだったわけで、そのプリンス・エドワード島(Prince Edward Island a.k.a. PEI)のことをもっと詳しく知ろう、というブロガーミーティングが開催されることを知り、勢い込んで申し込んだらめでたく参加当選したので、参加してきた。

» プリンス・エドワード島州政府観光局 – 赤毛のアンの舞台としても知られる「世界で一番美しい島」プリンス・エドワード島を知ろうブロガーミーティング開催決定! – Fans:Fans

場所は、青山にあるカナダ大使館。入館するときに名前を伝えるときにちょっと緊張したり。

イベントはざっくりと二部構成。前半がプリンス・エドワード島州政府観光局の方や新潮社、ANAの方のプレゼン、後半はプリンス・エドワード島やカナダゆかりの食事とお酒を楽しみながらの懇親会的な時間。どちらの部も内容盛りだくさんで、文字通りお腹いっぱい楽しみました。

プリンス・エドワード島州政府観光局高橋さんによる、赤毛のアンとプリンス・エドワード島の、思入れたっぷりの熱い話

一つのトピックやスライドで、十も百も話を広げてプレゼンする、高橋さんのとにかく熱い話に聞き入ってしまった。「赤毛のアン」が好きで、その想いからプリンス・エドワード島に渡り、そのままそこで仕事を始めてしまった、というのだから、熱い。

赤毛のアンの話

「赤毛のアン」についての基本的な知識や、村岡花子さんが日本語訳するときの話、等々から始まり、日本ではシリーズで5000万部(そのうち1400万部近くは新潮文庫)以上も発行されていて世代を超えた名作である、といった話など、「赤毛のアン」の名前はもちろん知っているけど読んだことのない僕としては、「赤毛のアン」が日本にそんなに浸透していたのかあ、と驚くばかり。

「赤毛のアン」に関するエピソードとして印象深かったのが、「赤毛のアン」の原題が「Anne of Green Gables」だったということ。Wikipediaによると、”グリーンゲイブルズはアンが住むことになるカスバート家の屋号”のことらしく、この原題を直訳したら「緑の切妻屋根のアン」となって、日本語の本のタイトルとしてはなかなか渋めだなあ、と。この原題を「赤毛のアン」というキャッチーで親しみやすい邦題にしたのが、日本でもこれだけ浸透した一要因にはなっているだろうから、邦題って大事ですね。

そして、今現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」は、上述した「赤毛のアン」を日本語訳した村岡花子さんの半生を描いた伝記作品、というわけで、「花子とアン」のポスターが会場にも貼り出されていた。

この「花子とアン」には、「赤毛のアン」のなかで書かれているエピソードをアレンジした内容の細かいエピソードが色々と描かれている、ということも話されていて、これもまた面白いなあ、と。例えば、「花子とアン」第一週のタイトルは『花子と呼んでくりょう』となっていて、主人公の花が「花ではなく花子と呼んでくれ」ということを何度も言うのだけど、これは「赤毛のアン」のなかでアンが「Anneと呼んでくれ」と言うエピソードをアレンジしたものだとか。これ以外にも、色々とエピソードがちりばめられているようなので、「赤毛のアン」ファンは「花子とアン」をまたさらに楽しむことが出来るんだろうなあと思う。

プリンス・エドワード島(PEI)の話

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話はここから、PEIの魅力について展開されていくのだけど、ここでももちろん高橋さんの熱い思いが乗ってきて、一つ一つのトピックの内容がどれもこれも濃い。実際に現地に長年住み、体験しているからこその内容ばかりで、グイグイ引きこまれる&PEIに行きたい気持ちがどんどん盛り上がってくる。

PEIの基礎知識的な話から、見所等々の話まで、盛りだくさん色々とお話いただいたなかで印象的だった話をいくつか並べてみます。

・島のサイズは愛知県、千葉県くらい。
・人口密度はカナダで一番多い。
・日本からのダイレクトフライトはない。
・島への行き方は、ニューヨークやトロントから飛行機で行く空路と、12.9Km(車で10分)のコンフェデレーションブリッジを渡る陸路、それからノバ・スコシア州と結ぶフェリー(75分)で行く方法とがあり、なかでも赤毛のアンと同じようにフェリーでPEIに行くのが人気でお勧めとのこと。
・「赤毛のアン」に登場する場所と、PEIの実在の場所がリンクしているのも見所。
・今年は、PEI 2014(カナダ建国会議150周年フェスティバル)が行われていて盛り上がっている。
・「赤毛のアン」ミュージカルが今年で50周年で、「同じ場所で50年、同じミュージカルを上演した」という内容でギネス認定されている。

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そして、ZAGATから世界の8大グルメ観光地として認定されたPEIならではの「食の旅」として、色々な料理の写真を次々と紹介。

どの料理も美味しそうでたまらないのだけど、ロブスターサンドイッチ、そしてPEIのマックでしか販売されていない「マックロブスター」を食べてみたい。

スペシャルサイト

高橋さんのプレゼンの最後に紹介されていた、PEIの魅力を紹介しているスペシャルサイト『赤毛のアンと世界一美しい島 〜ここにしかないプリンス・エドワード島に出会う〜』では、さらに多くの情報や島の写真が掲載されているので、興味があればこちらも是非。

また、”ルーシー・モード・モンゴメリと村岡花子という、小説「赤毛のアン」で結ばれた二人の女性の人生を日本初公開の貴重な資料で紹介“する、『モンゴメリと花子の赤毛のアン展』 も日本全国で開催されるとのこと。(東京は2014年5月21日~6月2日、三越日本橋本店にて)

» 日加修好85周年記念『モンゴメリと花子の赤毛のアン展』 | 村岡花子と赤毛のアン | 赤毛のアンと世界一美しい島 | Keep Exploring

赤毛のアンを読んで、カナダに行こう

新潮文庫さんからは、上述した「赤毛のアン」は日本ではシリーズで5000万部以上売れているが、そのうち新潮文庫さんだけで1400万部以上売れている大ベストセラーとなっている話や、自分の好きな作品から一行選んで、その一行を選んだ理由を投稿するという「ワタシの一行」で「赤毛のアン」から一行を選ぶアワードが開催されている、という話が。

» ワタシの一行 |第4回ワタシの一行アワード

大賞受賞者には「東京~プリンス・エドワード島」間の往復航空券(エコノミー、1組2名分)を贈呈されるというこのアワード、「赤毛のアン」ファンはもちろん、これまで読んだことのない人でもこの機会に読んで投稿してみたらいかがでしょうか。

食事を堪能

そして、飲食タイム。カナダのビールやワイン、そして食事を堪能しつつ、高橋さんともさらに色々とお話させていただいて、懇親会を楽しんだ。

以下、食事の写真をいくつかアップしておきます。どれも美味しかったなー。ビールもワインも。また食べたい飲みたい。

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まとめ

本当に盛りだくさんなイベントで、冒頭にも書いたけど文字通りお腹いっぱい楽しみました。以前から一度は行ってみたい場所のひとつだったプリンス・エドワード島ですが、今回のイベントで「一度は行きたい」から、もういつか「必ず行く」という場所になりました、僕の中で。

最後におみやげとして、プリンス・エドワード島の写真集(吉村和敏)をいただきました。プリンス・エドワード島州政府観光局、カナダ大使館、イベント関係者の皆様、ありがとうございました!

プリンスエドワードアイランド
» プリンスエドワードアイランド

様々な季節、時間の写真が、感動的に美しい…!

▼会場には、いわゆる「アンヅラ」(コスプレ用?)も用意されていた。

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See also

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―
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アンのゆりかご―村岡花子の生涯―(新潮文庫)
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参加ブロガーの皆さんのイベントレポートはこちら

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