Monthly Archives: May 2013

SIGMA DP2 Merrill、DP3 Merrillにグリップをつけてみた

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SIGMA DP2 Merrill, F3.2, 1/320s, ISO:200, Monochrome

SIGMA DP Merrillシリーズの四角くてシンプルなボディデザインは嫌いではないのだけど、いかんせんグリップ感が良くない。

▼一応、右手の指が当たる部分には、ブツブツがあるにはあって、これでほんのちょっとグリップ感がよくなっている気がしないでもないけど、やっぱり心許ないわけで。

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Nikon D80 + Nikon Ai AF Nikkor 35mm F2D, F2.0, 1/30s, ISO:800, -2/3EV

というわけで、グリップ感をあげるために色々と調べてみて、グリップ付きの革製ケースだったり、樹脂製やアルミ製の割としっかりしたグリップだったり、と色々とあるのだけど、それなりの値段がするものばかり、というのと、出来るだけDP Merrillの「四角さ」を維持したいな、ということで、両面テープで貼付けるタイプのシンプルなグリップ「フリップバック」のカメラグリップを購入した。

» flipbac
» flipbac / グリップ

G1, G2, G3, G4と4タイプあるなかで、購入したのは「G4」。裏側の凹んでる部分が、ちょうどDP Merrillのブツブツのところに被さるので、しっかりと貼付けられる。

» flipbac / グリップ — あなたのスタイルを選んで下さい

DP2 Merrill、DP3 Merrill、両方につけたかったので二つ購入。

フリップバック カメラグリップ G4
» フリップバック カメラグリップ G4

▼貼付けるとこんな具合に。

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Nikon D80 + Nikon AF-S DX VR Zoom Nikkor ED18-200mm F3.5-5.6G(IF), Focal Length: 50mm, F4.8, 1/15s, ISO:1600, -2/3EV

このグリップをつけて数日使っているけど、撮影時のグリップ感は思いのほか上がっていい感じだし、カメラバッグから取り出す際もグリップに指が引っかかって扱いやすくなった。3Mの両面テープが使われていて、しっかり固定されているけど、耐久度はしばらく使ってみないと何ともいえないところかな。まあ、特に問題ないかな、と思う。

DP Merrill用のアクセサリーは充電器とか液晶保護フィルム以外では、このグリップと、あともうひとつ、水平を出すための水準器を購入しているのだけど、そちらについてはまた別のエントリーで書く(予定)。

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【ほぼ日メリル】銀座四丁目交差点

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SIGMA DP2 Merrill, F2.8, 1/40s, ISO:320, Monochrome

もう何度も行っていて、そこで何度も写真を撮っているというのに、そこに行くとなぜかまた写真が撮りたくなる場所がある。みんなそういう場所ってないかな。僕はある、何カ所か、ある。

銀座四丁目交差点も、そんな場所のひとつ。

その銀座四丁目交差点で、夜の風景をSIGMA DP2 Merrillで撮った。手振れ対策として、普段の撮影時は100か200のISO感度を320に上げてシャッタースピードをちょっと稼ぎつつ、ネックストラップをピーンっとはって、優しくシャッターを押す。これで手振れは結構抑えられた、かな。

で、SPPでモノクロ現像。ノイズとかシャープネスとかをちょっと調整したりしてみた。それで違いがどこまで出るか、というともう自己満足の世界になるのだけど、↑のモノクロ写真には、まさに自己満足している。

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自宅のRAW現像/写真管理環境をリニューアルしたくなってきたぞ

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SIGMA DP3 Merrill, F5, 1/200s, ISO:200, Monochrome

SIGMA DP2 MerrillとDP3 Merrillでは、そのポテンシャルを最大限発揮するためにRAWで撮影している。SIGMAのRAWフォーマット(X3F)は、ぼくが写真管理、RAW現像ソフトとして使っているAdobe Lightroomでは対応されていないので、SIGMAから提供されている専用のRAW現像ソフト『SIGMA Photo Pro』を使ってRAW現像をして、JPEGかTIFFに書き出して、Lightroomに取り込んで、Flickrにアップする、というフローがどうしても必要になる。

※RAW+JPEGで撮影して、そのJPEGをそのまま使う、ということも出来るけど、そこは好みの問題というか、Merrill使っている以上はこだわりたいというか、せっかくだからRAWで撮ったものを専用ソフトで現像して、手間がかかったとしてもなるべくオリジナルから画質が劣化しないようにしたい、と思っている。この辺りの手間が面倒と感じたり、とにかく手軽に撮って、取り込んで、Flickrにアップしたい、ということであれば、そもそもMerrillシリーズじゃなくても良いわけで。

で、この現像ワークフローの中核をなす『SIGMA Photo Pro』の動きが、うちの環境だと結構遅いので、手間はいいけどそこは何とかしたいなあ、Mac買い替えちゃうかあ、どうしようかあ、という悩ましい話をただ語ってるのが今回のエントリー。

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【ほぼ日メリル】FARO

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SIGMA DP3 Merrill, F4, 1/13s, ISO:100, +0.7EV, Monochrome

マネークリップは卒業して、FAROの長財布を買った。

» FARO (ファーロ)

買ったのはZIP-COIN(小銭入れ)付きのものではなく、両側にカードケースがあるタイプ。

» 財布|メンズギフト | ギフト(ギフト) | BARNEYS NEW YORK ONLINE STORE

FAROの財布は前から気にはなっていたのだけど、マネークリップで事足りていたので買うことはないかな、と思っていた。けど、今回実際に店頭で初めて手に取ってみて一目惚れした。↓のページで紹介されている通り、「薄く、耐久性があり、無駄がなく、美しい」。

» ファーロ|FARO|日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(1) | Web Magazine OPENERS – selection

あたり前のことをあたり前に仕上げる偉大さ

以上のことからもわかるように、FAROの考える最高峰とは、薄く、耐久性があり、無駄がなく、美しいこと。すべては至極まっとうで、誰もが思いつくようなことばかりである。しかしそれを極限で実現させることは難しい。FAROの魅力は実際に手に取り、使ってみることで理解できる。効率が求められる時代のなか、非効率な作業で生まれる妥協のないものづくり。そんな職人らしい伝統的マナーに準じた、本物の紳士革小物を是非体感してみて欲しい。

まさに職人技。用もないのに触っていたくなってしまう手触りと薄さ、そしてしなやかさ。これは、本当に最高峰。

今回店頭で出会って一目惚れした両側にカードケースがあるタイプは、お札と必要最低限のカードのみを持ち歩く、という僕の用途にもフィットしているし、薄くてかさばらないし、品質は最高だし、もう一生ものと言ってもいいくらい、気に入った。

そして、日本の職人による、この最高峰品質の革財布をSIGMA DP3 Merrillで、自宅で三脚を使ってじっくりと、そしてしっかりと撮った。それをここ数日ハマっているモノクロ現像してみた。最高峰品質の革の質を見事に表現できてると思う。オリジナルの画像を見てもらうと、その質がより分かるかなと思うので、よかったらみていってみてください。

» All sizes | FARO_monochrome.jpg | Flickr – Photo Sharing!

See also

» 日本の職人が意欲的に挑む、『FARO』の仕事 | Web Magazine OPENERS – selection
» ファーロ|FARO|日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(1) | Web Magazine OPENERS – selection
» ファーロ|日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(2) | Web Magazine OPENERS – selection
» 国産ブランドFAROは、職人が極限まで薄く仕立てた財布 | しらさかブログZ

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【ほぼ日メリル】モノクロ現像にハマり始めている

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SIGMA DP3 Merrill, F5.6, 1/100s, ISO:100, Monochrome

35mm換算75mmという焦点距離の単焦点レンズを搭載したDP3 Merrillも購入して、メリルライフを楽しんでるわけだけど、分かっていたこととはいえ、やっぱりこのメリル達、かなりじゃじゃ馬である。

撮影状況(天気とか、明るさとか)やISO感度等をことのほか意識しないと、思いっきり色かぶりしたり、高感度ではノイズが激しくなってしまい、がんばってISO400が上限というところなのでシャッタースピードもなかなか稼げないシーンもあったり。そのくせ手振れ補正なんてのも当然のように搭載されていないので、手ぶれを防ぐためにことさらに注意して撮影したり、と、何かと制限、というか難しい部分があるのだけど、その分、撮影後のRAW現像等も含めて、写真を撮ることを自分の中ではもっと意識してできているような気がしている。

そんなことを考えつつも、やっぱりストリートスナップが好きなぼくとしては、四の五の言わずまずは撮ってみよう、それから考えよう、というスタンスで色々と撮って歩いている。まあ、最低限、絞り/シャッタースピード、ISO感度、ピント、辺りのベーシックな部分は当然意識しながら、だけど。

そして、やたらとぶれてる写真や、色かぶりしている写真等は、まあ仕方ない、とあっさりと割り切って諦めるようにしている。メリル使いは、きっとそんな人が多い、はず。

色かぶりした写真を救う方法のひとつ、というわけではなく、単純にそれ自体が楽しすぎるモノクロ現像も面白くて、やり始めるとはまってしまって時間を忘れてしまう。モノクロ写真はフィルムカメラ時代に一時期凝りに凝っていた時期もあったので、その頃を思い出しつつ、メリル/SPPでモノクロ現像楽しんでます。

冒頭の、今日の『ほぼ日メリル』写真も、程よく出来上がってるかな、と。

参考までに冒頭の写真のカラー版はこちら。RAWで撮影して、SPPで暗部をちょっと明るくしつつ現像して、TIFFでLightroomに読み込み、そこからFlickrにアップした写真。これはこれで好きだけど、モノクロ版もやっぱりいい。

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SIGMA DP2 Merrill, F5.6, 1/100s, ISO:100

See also

» ほぼ日メリル | hey hey heydays*
» SIGMA DP2 Merrill – a set on Flickr
» SIGMA DP3 Merrill – a set on Flickr

シグマ デジタルカメラ DP1 Merrill 4600万画素
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シグマ デジタルカメラ DP2 Merrill 4600万画素
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シグマ デジタルカメラ DP3Merrill
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