演劇集団キャラメルボックスの『猫と針』を観てきた。
人は、その場にいない人の話をする、ということだ。『猫と針』は、喪服を着た男女が、その場にいない人の話をするという話である。演劇集団キャラメルボックス
ネタばれになるので多くは、というか内容に触れることは何も書けないが、登場人物は5人、場所はひとつだけ、という設定で繰り広げられる話は、これまで観たキャラメルボックスの舞台とはまた違う面白さだった。
とにかくテンポがよくて、会話のリズム感がいい。そして全編に渡って漂う雰囲気がいい。すごく曖昧な感想だが、他に何といったらいいのか、いい言葉が出てこない。ゆるすぎず、張り詰めすぎない雰囲気が何ともいえなく、いい。