ハートステップカレッジで開催されている『子ども英会話教師養成講座』を受講しています。
今回のテーマは以下の通り。
- Teacher talk & Classroom English(実践)
- TPRと非言語コミュニケーション(概論)
Teacher talk & Classroom English(実践)
先週概論で学んだ内容を元に、今日は実践です。
思いっきり準備不足で、グダグダでした・・・。言い訳するわけではないですが、今日の実践は今までのなかでも特にトリッキーでした。課題である「レッスンのある場面や場面間を想定してミニレッスンを実践する」というのは、今までのように「これをやる」というテーマが決まっていない分、難しいものがありました。
ただ、僕自身の実践はグダグダでしたが、他の受講生のみんなの実践や講師の先生のアドバイスには、毎度ながら参考になる部分がたくさんあり、今回も有意義に受講しました。
今回の「Teacher talk & Classroom English」に関しては、今までの実践よりもさらに「場数を踏むこと」の重要性が高いと個人的には思います。逆に言うと、場数を踏めば、自然に身についていくスキルと言えます。
また、このスキル(Teacher talk & Classroom English)は、こども英語せんせいとしては、持っていて当然のスキルであり、そのスキルの度合いにより英語クラスの充実度が変わってくる、つまり、大袈裟ではなく、英語に関する子供の将来に大きく関わってくるスキルといえます。子供が英語を好きになるか嫌いになるかは、各種レッスン(絵・カード、歌、絵本、等々)云々よりも、クラスのなかでの先生とのコミュニケーションに大きな比重がかかっていくのだと思います。
そういう意味でも、場数を踏めば慣れるということが分かっているとしても、そこに甘えず、日々研究をしていきたいと思った次第です。
TPRと非言語コミュニケーション(概論)
TPR = Total Physical Responseについて、以下のサイトが詳しいので引用します。
Total Physical ResponseはAsher が提唱した指導法であり、その中心的な考え方は、音声理解のために指導者による命令に対して動きで反応するというものである。学習者は音声が十分内在化されるまでは発話を強制されないため、ストレスも少なく楽しく学習することができる。また、長期記憶をはじめとする様々な効果が証明されている。
要は、身体を動かしながら英語を学ぶ(学ぶというか慣れる)というもの。これは子供の立場からすると、身体を動かすということ自体が楽しいこと(のはず)なので、違和感なく英語に慣れていくことができます。ここでキーとなるのが、「学習者は音声が十分内在化されるまでは発話を強制されないため、ストレスも少なく楽しく学習することができる」という、まずは聞いて身体を動かすということに重点を置く、という指導法となっているというところです。
これは、赤ちゃんが言語を習得していくプロセスと同じと言えます。日本語でも、赤ちゃんは発話しなくても、お母さんの発する言葉を聞き続けていくうちに、その言葉を認識して、身体を動かすことが出来るようになります。発話は、そういうプロセスを経たあとに、自然に促されるものです。
そういった意味で、TPRは言語習得過程において無理のない方法論といえるわけで、それにゲーム等を組み合わせることで、子供が英語を意識せずに、英語を習得していくことが出来ると考えられます。
また、同サイトからの引用になりますが、TPRの効果として以下のような項目があげられます。(リスト番号は、引用元では、a,b,c,…を使用。)
- 発話を遅らせるとリスニング力が伸長する。
- 多技能への正の転移が見られる。
- 年齢や学習レベルに関係なく外国語を習得することができる。
- ほぼすべての文法項目を指導することができる。
- 長期記憶をもたらすことができる。
- ストレスもなく楽しく学習することができる。
特に、『6.ストレスもなく楽しく学習することができる。』というのが、個人的には興味深いところです。
さて、TPRも例に漏れず「実践編」があります。今回のコマで、講師の先生からTPRに関連する色々なゲームを紹介してもらい、受講生のみんなと実践したりもして、何となく要領とアイデアを掴んだので、鋭利準備しようと思います。