子ども英会話教師養成講座(6) ~ 絵カード(実践) / 英会話

ハートステップカレッジで開催されている『子ども英会話教師養成講座』5日目。

今回のテーマは、以下の通り。

  • 絵カードによる教授法(実践)
  • 英会話(2)

絵カードによる教授法(実践)

先週の概論で学んだ内容を参考に、今日は各自5分ほどのレッスン実践。8名の受講生が4名ずつ2チームに分かれて、1チーム目の1名が先生役、他の3名が生徒役、ってのをローテーションして、もう一方のチーム4名はその内容を観察し、あとで感想をディスカッションする、という内容です。

まず、個人的に反省点がひとつ。反省点というか、それじゃダメじゃん!って言われてもおかしくないこと。ちゃんと練習してなかった。一応絵カードはインターネットで見つけた素材を使ってパワーポイントで作成・パウチ加工したものを自作したんだけど、レッスン内容がグダグダになってしまった。「5分間で子どもに新しい単語を教える」という課題だったのに、5分持たず・・・。しかも「新しい単語を教える」というのも、うまくいってなかったような、気がします。

つまり、今回は結果として全然ダメでした。これは当たり前といえば当たり前。練習してないんだから。本来であれば、アイデアをいくつも出して、それを実際声に出して練習+シミュレーションを何度もしておくべきなのに、怠ってしまった。いかんですね、本当にこんなんじゃ。練習だから、とタカをくくっていたんですね。いつも本番だと思って取り組まないと、いざ実際に子どもに教えるときに、子どもの将来にとって取り返しのつかない失敗をしてしまうかもしれません。本当、反省です。

さて、とはいえ、全くもってうまくいかなかったか、というとそうでもなく。いくつか自分でも気付かなかったけど良かった点を他の受講生のみんなや先生が指摘してくれました。もちろん悪い点も。こういう実践形式のクラスはめちゃくちゃ緊張しますが、こういうフィードバックが得られるので、非常に有意義です。

僕個人としては、教えるスキルや英語のスキル等はこれから練習や実践を重ねていく中でいくらでもブラッシュアップできると思っているので、そういった部分での指摘(喋るのが早すぎる、もっとリピートさせる、とか)はドンドンしてもらったほうが嬉しいです。今回はそういった指摘もいくつかもらえたのでありがたいです。

で、今回もらえたフィードバックで嬉しかったのが、「本人が楽しそうだった」「雰囲気がよかった」「間違えてもNoと言わない」と言ってもらえたところ。こういう部分が出るかどうかは、本人の心がけが大きく影響すると思うので、「楽しく教えて楽しく学ぶ」というのをモットーとしている僕としては、一番嬉しいフィードバックでした。これからもそこは強く意識していきたいと思っています。

まあ、でもやっぱり「ちゃんと練習してこなかった」というのが大きな反省点、です。今後はもっとちゃんと練習せねば。

今回の絵カード(実践)で気をつけるべき点で以下のようなことを学びましたが、これは絵カードを使ったレッスンに限らず、全てのレッスンにおいて心がけるべき部分、ですね。

  • 文法は正しく使う (絵カードを使ってのほとんどゲームに近いシンプルなレッスンだとしても)
  • 発音はしっかりゆっくりと (先生の発音を子どもは真似るので)
  • 子どもに向かって話す (一人よがりなレッスン、をしない。子どもの立場になること)

今回、他の受講生のみんなもがんばって実践していて、とてもいい刺激になりました。みんな色々と考えてるなあ。それぞれにアイデアを持っていて、その全てが今後の参考になります。というか、実際将来使っちゃおう。

英会話(2)

今回の英会話クラスも色々と学ぶことが多かったです。あと楽しかった。絵カードを使ったゲームをみんなでしたりして。ぶっちゃけまだ恥ずかしい部分はあるんですが、「Stay hungry, Stay foolosh」(「馬鹿になれ」とも言う、と個人的には思ったり。)をモットーに、とにかく楽しんでいきたいと思うのです。

今回のクラスで、先生が「こどもに英語を教えるには”Step by step”しかない」というようなことを言っていたので、その辺りについて触れたいと思います。

全く英語が分からない子どもに英語を教えるには、少しずつStepを踏んで教えていく必要があります。例えば、英会話で最初に習うであろう会話のやり取り、

  • How are you?
  • I’m fine, and you?
  • I’m fine too, thank you.

といったものも、子どもにとっては無理難題になるわけです。恐らく子どもは、「How are you?」と聞かれたら、その答え方を知らないので、「How are you?」と真似をします。それは「How are you?」という言葉をまず覚えるというStepなので、正しいことなのです。

まずは「How are you?」を何度も言いリピートさせて子どもに覚えてもらい、そのあとに、子どもの「How are you?」に「I’m fine!」と先生が返します。「元気だよ!」っていう大袈裟なジェスチャー付きで。それを子どもに真似をさせる・・・といったことを”Step by step”で繰り返しながら、徐々に言葉や会話のやり取りを増やしていく、というやり方を取っていくしかないのですね。

これはとても根気が要ることですし、大袈裟なジェスチャーを使ったりと色々なアイデアを加えながら、常に元気にやっていく必要があります。タイヘンそうです、これは本当に。特に今日の1コマ目で絵カードの実践をしているので、なおさらそのタイヘンさを感じます。けど、子どもの立場になって考えてみると、こういった方法でなければ覚えようがないばかりか、もし先生がタイヘンそうにしてたり元気がなかったりすると、英語そのものをキライになってしまう可能性だってあります。

つまるところ、いかに子どもが楽しみながら段階を踏んで学べるか、を何をおいても常に考える必要があるのです。いかに子どもに楽しんでもらうか、というアイデアは、きっといくらあってもあり過ぎる、ということはないでしょう。これから何か面白そうな(楽しめそうな)アイデアが浮かんだら、どんどんメモしてアイデアを溜めておきたいと思ったのでした。

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