話を聞きに行くなんて簡単そうだけど、
実際にはなかなか難しいことでね、ですからとにかく
「具体的に話を聞くんだよ。
人の人生はディティールにこそ
おもしろさがあるんだからね。」って。
<塩野米松さんが『聞き書きの世界。』の中で>
ほぼ日手帳2006 – 1月31日の言葉
人の人生のディティールがおもしろいというのは、
すごく分かる気がする。
例えば、尊敬する坂本龍馬を語るときに、
『薩長同盟と大政奉還という幕末の決定的な歴史的事件を起こした人物』
というだけではなく、
『龍馬が考案した大政奉還後の新政府の人事を西郷隆盛に見せたときに、
その人事に龍馬自身が含まれていないことに西郷が驚いた。
西郷「龍馬殿の名前が含まれていないようでごわすが・・・」
龍馬「わしゃ窮屈な役人は性に合わん。」
西郷「では龍馬殿は何をなさるつもりでごわすか?」
龍馬「わしは・・・、世界の海援隊をやる。」
そう言う龍馬は、西郷隆盛よりも大きく見えたそうである。』
なんて、エピソードのほうがより龍馬の龍馬らしさが伝わってくる。
(それにしてもこの龍馬は格好良すぎる・・・。)
他にも「北進一刀流免許皆伝でありながら生涯誰一人として人を斬らなかった」とか、
「日本で初めて新婚旅行をしたのは龍馬」とか、
言い出したらキリがないが、つまりこういう人としてのディティールに、
より人は惹かれるわけで。
そういう人生のディティールまで話せる相手というのは限られているかもしれないけれど、
人の話を聞くときは、そういうディティールまで聞き出そうってな気持ちでいたい。
だってそのほうが楽しいから。うん。
【参照】
» 聞き書きの世界。 – ほぼ日刊イトイ新聞
» メッセージダイアリー: 毎日ひとつの言葉(メッセージ)について一言書いています。
» 自分にとって意味のあるブログを毎日続ける方法 – シゴタノ!: メッセージダイアリーを始めるきっかけとなったブログ記事
ディテールねえ。俺暗記力弱いから話のディテール話すの苦手。なんでもかんでも大雑把にというか大枠で考えちゃうんだよね。大筋合ってりゃいいでしょ、みたいな。で、足らないところは適当にアドリブで埋めるw でもディテール大事です。特に開発なんてやってると(当たり前だけど)。人はディテールに感動する。それも実感しているところ..。機能一覧で説明しても大したリアクションないのに、画面イメージとか作るとみんな目が輝きだすもんね。情報量が多いとより身近に感じるのかなあ。
> 機能一覧で説明しても大したリアクションないのに、画面イメージとか作るとみんな目が輝きだすもんね。情報量が多いとより身近に感じるのかなあ。
ワカルワカル。
機能一覧とかをみんなで見ながらあーだこーだ言ってるよりも、画面見ながら、こんな感じで!ってやったほうが、進むもんね。
> 情報量が多いとより身近に感じるのかなあ
きっとそうなんだろね。
字やリストだけよりも、イメージで。マインドマップもそうだしね。