「GR 体感&トークライブ」備忘録 その2 / 「GRサイドストーリー」(野口智弘氏)

週末に行ってきた「GR 体感&トークライブ」では、トークライブを午後の部で全部聞いてきたので、3回に分けて、備忘録的に書いておくことにする。

今回は2回目。1回目は↓。

» 「GR 体感&トークライブ」備忘録 その1 / 「GRの新しい世界」(赤城耕一氏) | hey hey heydays*

GRサイドストーリー(野口智弘氏)

2013-05-11 15.40.07

ペンタックスリコーマーケティング統括部 野口智弘氏による、GR開発の裏話/内輪話。

トピックは下記の10個。

  1. ネーミング
  2. ボディサイズ
  3. レンズ
  4. ローパスレス
  5. デザイン
  6. レスポンス
  7. ハイキー
  8. スマホ転送
  9. カタログ
  10. コンセプト

どれも興味深い内容ばかりだったのだけど、個人的に特にぐっときたポイントをいくつか。

ネーミング

開発当初から「GR」にすることは決めていた、今後のモデルのネーミングはまだ決めていないけど、現行のiPadのように世代が変わってもネーミングは同じ、ということになるかもしれない、とのこと。当初から「GR」に決めていた、ということからも今回のGRに対するペンタックスリコーの強い思いを感じた。

それと、実は「PHOTOGRAPHER」という単語の真ん中に「GR」がいる、そこにも「GR」の意味がある、とのこと。「GR」が「PHOTOGRAPHER」の真ん中にいる、というのは後から指摘されて気付いた、ということらしいけど、何だかそこに「GR」がある、というのはすごくしっくりくるし、「GR」ってまさにそういうカメラだよなあ、なんてことを思ったりもした。

ボディサイズ

これはもう色々なところで言及されているとは思うけど、今回のGRのボディサイズは、フィルムカメラの「GR1」と全く同じ寸法となっている。野口氏曰く、やろうと思えば開発陣はもっとボディを小さくすることも出来たと思うが、このサイズにこだわった、とのこと。GRというブランドに本当にこだわって大事にしているということを強く感じた。

実サイズとしては、GRD IVよりも少し大きくなってはいるのだけど、それでも十分ポケットサイズだし、やみくもにサイズを小さくすることを追い求めずに、意味のあるサイズにこだわった、というところに、個人的にはものすごくぐっときた。

レンズ

周辺にいっても画質が落ちずシャープ、歪曲もない、ということで、今回搭載されているGR LENSはこれまでよりもさらに良くなっているということ。赤城先生のトークでも色々なデータからもレンズの良さが分かる、ということを話されていた。これだけのレンズがこれだけのコンパクトサイズに収まっていて、しかもAPS-Cにセンサーサイズも大きくなっていて、ともうほんと今回のGRは隙のない、高品質なモデルになっているなあ、とここでも改めて思った。

ローパスレス

ローパスフィルターレス、とすることも、開発当初から決めていた、とのこと。ただ、モアレが出ることの懸念から、外して本当に大丈夫か、という議論はあった、そのため、念のためローパスフィルターを入れられるような機構になっている、とのこと。

ローパスレスとしたことでモアレが出るかどうか、という点についても赤城先生のトークでも触れられていて、あえてモアレが出そうな被写体を選んで撮影してみて、まったくモアレがでない、ということもないがほぼ出ない、ということで、作例をみても特に気にならなかったので、問題ないのだと思う。ただ、これは今後発売されて色々な使われ方をしていくなかで見えてくるものもあるかな、と思うので、個人的には注視していきたいと思った。

デザイン

GRのデザインは、フィルムカメラの「R1」(1994年発売)がベースになっているとのこと。

また細かい部分でいうと、前モデル(GRD IV)からの違いとして背面液晶と周りのふちの段差をなくしているので、ゴミがたまりづらく、掃除もしやすくなっている。これは実機を確認してみたけど、確かに段差がなくフラットになっていて拭き掃除しやすそうだった。

レスポンス

全体的に高速レスポンスとなっているなかで、撮影後の収納時間も速くなっていて、ここもこだわった、とのこと。ポケットやバッグに入れておいて撮りたいときにさっと取り出し、撮り終わったらさっとしまう、というスナップ撮影時の一連の動作も意識したうえでのこだわり、だと思うので、そういうところにこだわるというのもぐっときたポイント。

ハイキー

いくつかあるエフェクトのうちのひとつ「ハイキー」。トーンカーブをいじって画を作り出している。この「ハイキー」エフェクトは、あるカメラ雑誌の編集長からの提案で、こういう話から機能を搭載することもある、とのこと。

GRには他にもエフェクトが搭載されていて、個人的には特に「ブリーチバイパス」「ハイコントラスト白黒」あたりのエフェクトを使って色々と撮影してみたいな、と。

スマホ連携

GRはEye-Fiに対応していて、撮影した写真の再生時に側面のボタンから、ワンプッシュでその写真をスマホに送ることができるようになっている。個人的にはあまり使わない機能かなあ。

カタログ

カタログ内の写真は写真家の繰上和美氏が撮影している。カタログ表紙の手が、繰上さん自身の手。カタログ内の文章は、ライターやPR会社によるものではなく、GRの開発メンバーが考えた、とのこと。

GRのカタログを会場でもらってきたのだけど、カタログ自体が写真集と言っていいくらい格好よくて、GRの開発メンバーが考えた、という文章も、それを知ってから読むとまた熱いものが伝わってくる。少しでもGRが気になるなら、いやそうでなくても、写真好きならこのカタログは一度は見てみるべき。

コンセプト

「GRが守り続けるコンセプト」として、以下のコンセプトがスペシャルサイトの「GR STORY」で紹介されている。

変わらないコンセプト
最強のSnap Shooter

本質的な価値へのこだわり
高画質と携帯性の両立

優れた道具の追求
良いフィードバック
使い込むほどに手放せない

GR|PENTAX RICOH IMAGING

野口氏のトークは、このスペシャルサイト「GR STORY」をぜひ見てください、というコメントで締められた。

スペシャルサイトは、前にも何度か見ているのだけど、今回このエントリーを書きながら、改めて見てみた。GRとは何か、というところから、製品へのこだわりや込められた思いが、熱い。個人的には特に、「GRであるための5つのポリシー」にぐっときた。

カタログスペックだけの数字競争はしない
メーカーにとって「世界一」という言葉は甘い誘惑。しかし、それ自体に意味はないと私たちは考えます。仕様に表せない細部を大切に考えます。

流行りの機能というだけで搭載しない
安易にトレンドを追いかけません。「GRらしいか?」。それのみを基準に、
いつも自問しながら、新しい価値を創り出していきたいからです。

目立たせるだけのデザインはしない
機能に裏づけられた形こそ、長く使える道具として残っていくもの。
デザインを感じない、まるでそれが前からそこにあったかのように感じられるものを目指して。

安易なモデルチェンジはしない
いかに長く使ってもらうかを第一に考えていきたい。
私たちは、買っていただいたお客様ひとりひとりをいつまでも大切にします。

いつも挑戦し提案する姿勢を失わない
GRを打ち破るのはGR。常に新しい提案を試みていきたいと思っています。
ユーザーの期待を超えること。それもGRの役割であると考えています。

GR|PENTAX RICOH IMAGING

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2 thoughts on “「GR 体感&トークライブ」備忘録 その2 / 「GRサイドストーリー」(野口智弘氏)

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