「このオムライス、エスプリだねぇ。」
この三連休は色々なところに出かけたのだけど、昨日の夕飯は浅草の洋食店「ヨシカミ」で食べた。そのときに、隣のおじさんが店員さんに対して言ったこの台詞が忘れられない。
どんなシチュエーションで出た台詞かというと…。
カウンター席に座っていた僕らの隣に座ったそのおじさんは、ちょっとお洒落というか気取ったというか、そんな感じの人だった。カウンターからは、キッチンで調理している様子がとてもよく見えるのだけど、オムライスを作る手際がやたらとスムーズで見ていて気持ちいいくらい。オムライスを注文したそのおじさんはそれをすごーく感心した感じで眺めていた。
そして、そのオムライスがついにおじさんのところに届けられた。
店員「おまたせしましたー」
おじさん「(感動した感じで)・・・このオムライス、エスプリだねぇ。」
店員「(きょとんとした感じで)・・・え?」
おじさん「このオムライス、エスプリだねぇ。」
店員「(無言でうなずく)」
その会話を隣で聞いていた僕と嫁さんは顔を見合わせて、二人とも携帯で「エスプリ」の意味を調べ始めた。「エスプリ」って言葉自体は何か聞いたことはあるけど、自分で使ったことはないので。
「エスプリ」ってのはフランス語で「精神、機知、才気」とかそういう意味らしい。
» エスプリ【(フランス)esprit】 の意味とは – Yahoo!辞書
「エスプリに富んだ作品」とかなんかそういう使い方をするらしい。
で、今回のこのシチュエーションでの使われ方があってるのかどうかは何かよく分からないんだけど、けど、エスプリおじさんの言いたいことはなんか分かる気がしたのだった。だって、ヨシカミのオムライスおいしかったもん。エスプリだったかどうかは別として。
そして、エスプリなブログを書いていきたいなあ、なんてことを思ったりもした。