LifeHacks EXPOに行ってきました。セミナーの詳細内容等は既に色んなとこで紹介されてるので、そちらをご参考のほど。
このエントリーでは、セミナーで気になった内容や言葉、それと当日無料で配布されていた小冊子「LifeHacks デジタル時代の仕事術」を読んだ感想などをまとめようかと。
で、まとめ始めたら気になる言葉や内容が満載すぎて、えらい長いエントリーになってしまいそうなので、エントリーを分けることにしました。
- 『Getting Things Done』 – 田口氏の講演より (このエントリー)
- 『Simple is best』『「隠蔽体質」より「露出狂」に』 – はてな伊藤氏の講演より
- 『自分の便利が皆の便利に』- Six Apart宮川氏の講演より
- 『LifeHacks デジタル時代の仕事術』(無料配布でもらった小冊子)を読んだ感想
というわけで、まずは(1)Getting Things Done (a.k.a. GTD)。
頭はHDDじゃない
人は想像できないことはできない
定期的にレビューをする習慣をもつ
田口氏の講演より
『頭はHDDじゃない』
頭は考えるところで何かを記録しておくためのものじゃないという考え。気になることは全て同じ場所にダウンロードしてしまえ、と。GTDのメソッドのひとつに「気になることを吐き出すときは3時間吐き出す」(ネタ切れでも無理矢理)というものがあるらしく、それを忠実にすると、頭スッキリ。あとは吐き出したものを分類するなりするだけ。
出来る人成功する人はメモ魔である、とは良く聞きますが、気になることや浮かんだアイデアを片っ端からメモることで、頭(=脳)をHDDとしてではなく、CPUとして考えることに使って色んなことを創造したり目標に向かって考えることに使ってるんだな、と思いました。
確かに、何か気になることがあったりアイデアが浮かんだりすると、そればっか気になっちゃいます。気になることは吐き出してGTDメソッドで処理して、アイデアはメモっといてあとで集中して色んなアイデアと一緒に考える、ということをしていきたいと思います。
『 人は想像できないことはできない』
ToDoリストにはNextActionを記述することでやることがイメージできる、という考え。これは自分の経験から激しく納得。例えば、「韓国旅行に行く」っていうToDo(ToDoっつーかしたいこと)があったとして、それをcheck*padの「したいことリスト」のいち項目(タスク)として入れてたとしても、「あ~、韓国楽しそう~」っていう漠然としたイメージが浮かぶだけですが、それを「韓国旅行」っていうリストを作ってそのリスト中に「ツアーを調べて申し込む」「観光本買う」「パスポート探す」とかのタスクを落としてくと、その行動は具体的ににイメージできるので、すぐに行動に移すことができます。NextActionを意識して実行してると「そのタスクをやった!」っていう達成感もあって、すごく前向きになります。
『定期的にレビューをする習慣をもつ』
レビュー=自分の仕事を確認すること。講演では43Foldersのメソッドを紹介してました。レビューすることで、やることをもれなく管理できてしかもそれをもれなくやって終わらせていくことで頭がまたスッキリしそうです。
どんなに素晴らしい理論があっても、それをシステム化しないと意味がない
田口氏の講演より
Getting Things Done (a.k.a GTD)は、つまるところストレスフリーに仕事や物事をやっていくための理論ですが、その理論もシステム化して習慣化していくことで自分のモノになっていきます。既に世の中には色んなツールや方法論が出てきているので、それらをどんどん試し、さらに自分でしたいことがシステムやツール化されてなかったら考えて作って、自分なりのGTDメソッド(=LifeHacks)を形作っていきたいと思っています。(まずはGetting Things Done: The Art of Stress-Free Productivityを読破することが先決ですが)
あと、今回の話にはあんまり関係ないかもしれませんが、このまとめを書いていて、ウケる日記: 成功法則書を読んだ人が成功しない理由を思い出しました。
結論を言うと、
「やる」人が成功します。
その人が間違っていようが、正しかろうが、
「やる」人には、その結果が訪れるのです。
ウケる日記: 成功法則書を読んだ人が成功しない理由
Getting Things Doneとは、物事を効率的にストレスフリーに「やる」ためのメソッドです。自分の目標を漠然と考えているだけでは、なにもやれません。しなきゃいけないこと、したいこと、こうなりたいと思うこと、などを全部吐き出して、それに対しての優先度、重要度、NextActionを決めて、「やる」。
つまり、理想の成功法則書を描くのだとすれば、
その本を読むと
「やる気になり」
「実際に、やり」
「やり続ける」
この3つが自然に訪れる本だと思います。
ウケる日記: 成功法則書を読んだ人が成功しない理由
「やる気」になっても、「やる」ことがわかんないから「やれない」。まず自分は何をやりたいのか。それもGTDで発見できる気がします。そしてそれを「やり続ける」ためにも、GTDが効果を発揮しそうです。
話が思いっきり逸れましたが(笑)、今回GTDに関する講演を聞いて、
GTDで「やりたい事」を棚卸しして、GTDで「やり続けたい」
と思いました。日々のタスクをストレスフリーにやっつけていくことにもGTDは絶大な効果を発揮するとは思いますが、それだけではもったいないので、もう一歩踏み込んで、GTDというメソッドを願望実現のためのツールとして活用していきたいと思います。
>> 【(2)『Simple is best』『「隠蔽体質」より「露出狂」に』 – はてな伊藤氏の講演より】に続く
【参考】