SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/250s, ISO:100, JPEG
既に、「ゲットした」とか、「ほぼ日クアトロをはじめた」とか、書いているけど、改めて、SIGMA dp2 Quattroの購入メモやファーストインプレッション的なものを書いておこうかなと。dp2 Quattroで撮影・JPEG撮って出しした写真をエントリー内に、挟みつつ。
購入メモ
SIGMA dp2 Quattro本体と一緒に以下のアイテムも購入。
レンズフード
» SIGMA レンズフード LH4-01 (Amazon)
シグマ純正のdp Quattroシリーズ専用フード。レンズフードは基本的にはつけて使いたいので。ただ、DP2 Merrill用の純正レンズフードはレンズ保護にもなるくらいレンズを覆うような形状だったのでレンズキャップをつける必要がなかったのだけど、このdp Quattro専用フードはそういう形状にはなっていないので、レンズキャップは必須。それと、このレンズフードが結構でかい。↓な感じでなかなかの迫力になる。
というわけで、レンズキャップが必須、そしてでかくてかさばる、という点から、ちょっと使いづらいかなと感じているので、レンズフードとしても機能しそうな↓のレンズフリップキャップの購入を検討中。
» Kenko レンズキャップ フリップキャップ 58mm (Amazon)
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/50s, ISO:400, JPEG
予備バッテリー
» SIGMA Li-ionバッテリー BP-51 (Amazon)
DP2 Merrillに較べて、相当バッテリーは持つようになり、かつMerrill同様本体に予備バッテリーが一個付属されているので、さらにもう一個は必要ないかなとも思ったのだけど、念のため。バッテリーチャージャーは今のところは追加で必要なさそうなので、今は見送り。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/160s, ISO:100, -0.7EV, JPEG
液晶保護ガラス
» Deff 【SIGMA dp Quattroシリーズ専用】High Grade Glass Screen Protector for dp Quattro DPG-SIDPQ (Amazon)
保護シート、ではなく保護ガラス。作りもしっかりしていて、クリア。DP2/DP3 Merrillで使っていた保護シートは何度か剥がれてしまったのでセロテープで補強していて、見た目もあまり良くなかったのだけど、この保護ガラスなら剥がれる心配はないかな。
SIGMA dp2 Quattro, F5.6, 1/250s, ISO:100, JPEG
dp2 Quattroファーストインプレッション
以下、発売日に購入して5日程使ってみての、ファーストインプレッションをざざっと。各項目については、それぞれ個別のエントリーでおいおい掘り下げてみる予定。
JPEG撮って出しの画質がすごくいい
これは発売前の各メディアのレビューでも言われていたことだけど、JPEG撮って出しの画質がすごく良くなっていて、これなら普段使っていくには充分なレベルかなと。このエントリー内のdp Quattroで撮った写真も全部JPEG撮って出ししたもの。一応RAWでも撮っているので、もっと突き詰めたいときはRAW現像して楽しむことも出来る。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/125s, ISO:100, +1.7EV, JPEG
高感度でも撮れる
MerrillではISO400以上だとノイズも色くずれもひどくなって使えなかったのだけど、QuattroではISO400は充分使えて、ISO800でも許容範囲、ISO1600を超えるとノイズが目立ってくるけど、Foveonセンサーらしい空気感や雰囲気はほとんど損なわれないかなと個人的には。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/160s, ISO:800, JPEG
また、ISO800以上の高感度で撮影するときにカラーモードをモノクロームにすると、ノイズが程よいモノクロの味になって、なかなかいい。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/80s, ISO:800, -0.3EV, JPEG, Monochrome
ボディデザインが素晴らしい
dp2 Quatrroの最大の特徴のひとつである、ボディデザインが、やっぱり素晴らしい。見た目のインパクトもあるけど、グリップ感が特にいい。僕の場合は、人差し指でシャッターを押すのではなく、ジョイスティックを握るような感じでグリップを握って親指でシャッターを押すほうがより安定してシャッターを切れる。
ただ、ボディ背面の各種ボタンは右手親指で操作するので、何か設定を変えたいときにシャッターボタンから親指を離す必要があるので、状況によっては人差し指でシャッターを切ることも。この辺りは、これから枚数を撮っていくなかで、より使いやすいスタイルが確立していくかな、と。
デザイン的に、レンズを下から支えるような形で左手を添えることになるので、より安定感がまして、手振れ補正機能は搭載していないけど、このデザインのおかげで手振れを極力防ぐことが出来る。dp2 Quattroで撮れば撮るほどこのデザインが手になじんできていると感じているので、慣れればもっと安定度が増してくると思う。
SIGMA dp2 Quattro, F4.0, 1/125s, ISO:400, JPEG, Monochrome
水準器が搭載されたのが嬉しすぎる
dp2 Quattroでは水準器が搭載されていて、これがことのほか便利。Merrillでは外付けの水準器をつけていたのだけど、その必要がなくなった。これは嬉しい。表示/非表示を変更出来るけど、基本的には常に表示している。
SIGMA dp2 Quattro, F5.6, 1/800s, ISO:100, JPEG. Foveon Classic Blue
他にも色々と…
バッテリーの持ちが良くなった、とか、Foveon Classic BlueやForest Green、Sunset Red、Cinema、そしてMonochrome等々のカラーモードを色々と変えてJPEG撮影するのが楽しい、とか、クイックセットメニュー(QS)がより使いやすくなった、とか、他にも色々とあるのだけど、その辺りはまた別のエントリーで書いていこうかなと思う。
使いやすくなったSIGMA dp2 Quattroで、よりカジュアルにFoveonの空気感を楽しむ
というわけで、SIGMA dp2 Quattroの購入メモ&ファーストインプレッションをざざっとまとめてみた。
DP Merrillは、取り扱いがかなりトリッキーなカメラ、けど当たるとものすごい写真が撮れる、というカメラだったけど、dp QuattroはJPEG撮って出しのクオリティや高感度の(Merrillと比較しての)強さ、色かぶりの少なさ、等々によって、失敗が少なくなりより扱いやすいカメラになっているなあと。それによって、Foveonセンサーの空気感をよりカジュアルに楽しめるようになった、というのが個人的には何より嬉しい進化。
それに、しつこいようだけど、やっぱりこのボディデザインが素晴らしい。手に持ったときの何ともいえない満足感がたまらないので、写真をもっと撮りたくなる。他にはない、超ユニークな存在のdp2 Quattroで写真を撮る生活、楽しんでおります。
SIGMA dp2 Quattro, F2.8, 1/125s, ISO:100, +0.7EV, JPEG