先週から始まった、NHK土曜ドラマ『鉄の骨』が面白い。
NHK土曜ドラマは、社会派というか大人向けというか重たいテーマの作品をたまにやっていて時々はまってしまうのだけど、今回の『鉄の骨』にもはまり中。
このドラマのテーマは土木建設業界の談合。普通に生活しているとニュースのなかでたまに「談合」という言葉を聞く程度で、「談合」というものが具体的にどうやって行われているのか、大手ゼネコンと下請けとの関係とは、等々、ほとんど知る機会もない。けど、こうやってドラマとなって、渋めの役者さん達のちょっと暗めの演技を観ていると、何だかドロドロとした世界だなあ、ということが伝わってくる。そして若い主人公が「談合」の現場に立ってどう変わっていくのか、あるいは変わらないのか、これからの展開が楽しみだ。
TVをあまり観ないけど、こういう骨のあるドラマをたくさんやってくれるなら、TVをもっと観るようになるなあ、なんて思う。民法のいわゆるゴールデンタイムで垂れ流されているくだらないバラエティーなど作ってないで、こういう気合の入った映像作品を作ってほしいなあ、なんて一視聴者として思ったりもするのであった。